2021,06,15, Tuesday
ついに『賃貸管理業務』に、法律の網がかかることになりました。これまでは任意の『管理業務登録』制度がありましたが、6月15日(火)からこれが義務化になりました。登録をしないと『管理業務』が出来ません。ただし本日から1年間は、移行期間としての猶予があり、その間に賃貸住宅管理業を営む管理戸数200戸以上の管理事業者に対し、国土交通大臣への登録義務が生じます。
200戸がなくても登録は出来ます。200戸を超えていたら、必ず登録となります。当然罰則規定も働きます。この『賃貸住宅管理業』とは、賃貸住宅のオーナーから委託を受け、「賃貸住宅の維持管理」・維持保全と併せた「賃貸住宅の家賃等の金銭管理」・「入居者対応」等を行う事業で、テナント等の営業物件は含まれません。市井で言う、「アパート・マンション・一戸建」の賃貸物件であります。 賃貸住宅管理業務は、自然発生的に社会の要望に応じて発生した業務であります。歴史的に古いと言われているのは、福岡市の三好不動産の先代・故三好勉氏が、福岡漁港から出港する友だち漁師から、「潮来一枚その下は地獄。万一のことを考えて借家を建てて、長く面倒をみてくれ」と託されたことから始まったと聞いています。今から、50~60年前の話であります。福岡港が、漁港だったという時代からです。 私が『賃貸住宅管理業務』を学んだ、北九州市の不動産中央情報センターの先代濱村和明氏も、黎明期の管理業務発展に大きく寄与した功労者でありました。氏は全国中小企業家同友会の役員をされていて、早くから『実務研修』を開講して、後進の指導に当たっていました。自然発生的に誕生した業務だけに、『自己流』が多かったのですが、40年前の不動産中央情報センターには、すでに体系的なノウハウがありました。 本日施行の法律の一番の肝は、『サブリース事業者』であっても、賃貸住宅管理業を行っている事業者も、本業登録の対象となることです。『サブリース』とは、土地所有者がA建設会社で賃貸物件を建築し、関連のB社で管理し、その物件を入居者に賃貸斡旋するケースです。A建設会社は建築請負がほしいので、『30年補償』と謳い注文をとる。しかしながら、B社での実態は2年ごとの家賃見直し等が実際行われているのです。 さらに、賃貸住宅に対する入居者ニーズも変わりつつあります。オーナー自主管理であれば、設備に故障が発生してもオーナー不在等でなかなか修理が出来ない。管理会社がついていれば、オーナーとの事前の契約で、エアコンなどは直ちに修理にかかれるのです。宅地建物取引業法での『斡旋=仲介=媒介』は、契約終了後鍵の引渡で終わりです。 その先は、『賃貸住宅管理業者』の仕事の範疇になります。比較的新しい賃貸オーナーは、管理業者に業務の依頼をします。確かに新たな費用が発生しますが、これとても費用計上できて、納税額が幾らか減額になります。私は「税務署に払うか、弊社へ払うか」と説明します。賃貸物件も、時代と共に近代化しています。システムも、近代化しないと空室物件はまだまだ増える傾向にあります。今日は記念日です。 |
2021,06,13, Sunday
第70回全日本大学野球選手権大会は13日、東京六大学野球連盟の『慶応』と北陸野球連盟の『福井工業』が決勝で戦い、13-2の大差で慶応が勝利し、34年ぶり4度目の優勝に輝いた。試合を中継で観ていましたが、点数までの力の差はありませんでした。特に9回の5点は、四球からの得点で、福井工業の戦意を完全にそぐ試合運びには、流石『陸の王者・慶応』の貫禄でした。
主催は『全日本大学野球連盟』で、2004年からは読売新聞社と共催。大会に出場できるのは、『全日本大学野球連盟』によって加盟連盟としての承認が得られた各大学野球連盟の、春季リーグ戦の優勝チームである。そのため、大学硬式野球におけるインター・カレッジ大会に位置づけられている。 秋季に開催される明治神宮野球大会(大学の部)と合わせて、大学野球の2大全国大会の一つであり、年間を通しては大学球界の最上位タイトルになる。 秋季に開催される明治神宮野球大会(大学の部)には、高校の部もあります。2015年の11月第46回明治神宮野球大会に、高松商は37年ぶり2回目の出場で、8-3北陸代表の敦賀気比に勝利し、初優勝しています。私もこの試合を、明治神宮球場で生で観ました。また翌年の選抜大会では、準優勝まで登り詰めました。悲願の古豪復活でした。 大会には全国27連盟に加盟する27校の各優勝校が出場し、7日から神宮球場と東京ドームで開幕し、まず一回戦7試合が行われた。翌8日は6試合、この試合には28年ぶり出場の『関学大(関西学生)』が、『松山大(四国)』に6-1で快勝した。逆に言えば地元四国リーグチャンピオンの松山大が、ぼこぼこにやられたわけだ。 大会3日目の9日には、二回戦6試合が行われて、11日の予備日を挟んで徐々に本日の決勝戦までの新型コロナウィルス対策用のゲーム運営で、無事開催できてきた。慶応の堀井哲也(59)監督は、就任2年目の指揮で、春季東京6大学野球で優勝し、この大会へ駒を進めて優勝したのです。慶応は第1回(昭和27年)、第12回と第36回(昭和62年)で優勝し、今回で4度目の制覇となります。 最多優勝は法政大学(8回)、前回優勝は明治大学(2019年)、2020年は新型コロナウィルスで中止、今年慶応優勝となりました。ちなみに明治大は、5度優勝となっている。さらに歴史が古いこともあり、東京六大学野球連盟が、27回優勝している。 試合後のインタビューで、慶応主将福井章吾(4年大阪桐蔭)の謙虚さが印象的だった。4番打者の正木哲也(4年慶応)の活躍も大きかった。試合後の発表で、正木哲也選手が最優秀賞に輝いていたが、初回の2点ホームランは実に効果的であった。 慶應義塾200312005 13 福井工業000020000 2 |
2021,06,12, Saturday
非営利の米報道機関プロパプリカは8日、米内国歳入庁(IRS)の機密情報にあたる富裕層の納税記録を入手したと発表した。アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ペゾスら上位25人を分析した結果、資産が2014~2018年5年間に計4010億円(約43兆円)増えたのに対し、連邦所得税は136億ドルにとどまった。『莫大な富と比べほぼ納税していない』と指摘した。
資産ではなく、実際に得た利益を重視する課税制度の抜け穴が富裕層に有利に働いた。富裕層が持つ株式や不動産などの資産は、売却して利益が確定しない限り、課税所得と看做されない。ジョー・バイデン政権は格差是正を政策の柱に掲げるだけに、今後の対応が問われそうだ。プロパプリカは、相場上昇などによる資産増加を推計し、連邦所得税の支払額と比較。富の増加に対する『真の税率』を割り出した。 先の25人の14~18年の真の税率は、わずか3.4%と指摘。ペゾス氏は資産増加が990億ドルなのに対し、所得税の支払額は9億ドル余で0.98%。マスク氏は3.27%、バフェット氏は0.10%、ブルーバーグ氏は1.30%であった。同じ5年間に平均的勤労者世帯は、資産が6万5千ドル増えたが、大半が給与のため、ほぼ同額を所得税で支払ったという。 プロパプリカの取材に応じたバフェット氏らは、「支払うべき税金は納めた」と主張している。近年の株高の恩恵を受けた米富裕層が、節税策などを通じて税負担を抑えている実態が浮き彫りになった。『利益課税』方式は、米国だけでなく、他の主要国でも共通のルールとなっている。もちろん日本でも『益課税』で、利益が含み資産に隠れていると課税されないことになっている。 プロパプリカはベゾス氏の富が06年から18年までに1270億ドル増えたと推計。この間のベゾス氏の連邦税(日本の国税)の支払額は、14億ドルだった。同氏は07年と11年には連邦所得税を支払っていなかった。要するに徴税制度そのものに抜け穴があって、今後はこの部分にもメスが入るモノと期待が高まる。 合法的に海外移住して、日本国内に居住がないとうそぶいて『県市民税』を払っていない日本人に私は、帰ってきても「横断歩道を渡るな」と言いたい。当たり前が当たり前になるように調整するのが、政府の政策であるはず。こんな長者が、先端技術のパイオニアと呼ばれることにも疑問が残る。彼らは異口同音に『納税』より「慈善活動に資金を提供した方が、社会の役に立つ」と言うが、インフラ整備が先だろうと私は思う。 2021年版では、1位アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ペゾスが保有資産で4年連続首位。2位テスラ最高経営責任者のイーロン・マスク。3位はなぜか書かれていないが、4位マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、5位フェイスブック最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカバーグとなっている。税金は生きるためのコストだと私は考えるが。 |
2021,06,11, Friday
『THE有名校』の副題は、『日本全国すごい学校名鑑』。今回の名門校は、宮城県石巻市の名門、県立石巻高校の名門校たる秘密にOBで俳優の中村雅俊さんと共に迫る。中村さんといえば青春ドラマ『われら青春!』の主役に抜擢され、大人気を博したスーパースター。自ら歌った『ふれあい』が100万枚を超える売り上げを記録、そんな中村さんも今年2月で「古希」を迎えられ、母校・石巻高校への思い出を語ってくれた。
また番組では中村さんの同級生とサプライズ中継!忘れられない秘話が次々と登場する。東日本大震災から今年で10年、当時も今も石巻高校OBの方々が地元で活躍。あの時、世界に報じられた石巻日日新聞の手書きの壁新聞の社長も石巻高校OB。中村さんとも縁がある人物だった。テレビ東京は、うまい番組をつくりますね。 中村雅俊さんは1951年、宮城県牡鹿郡女川町生まれ。私たちとは2歳学年が上です。1973年、慶應義塾大学在学中、文学座附属演劇研究所に入所。1974年、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。 挿入歌「ふれあい」で歌手デビューし、売り上げが100万枚を超える。 今までに連続ドラマ34本を含め、主演作品は100本以上。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも1500回を超える。 最近の中村雅俊さんは、古希を迎えましたが、益々盛んで大活躍をされています。その中村雅俊さんの母校「宮城県立石巻高校」が、6月7日(月)のテレビ東京のBS番組『THE有名校』に登場し、事前に宮本嘉二から連絡がありました。中村雅俊さんの同級生として、宮本の義兄が番組出場しているからと言う告知でした。 私も番組を、楽しみにして観ました。22時から1時間ですから、危ないところです。今も昔も中村雅俊さんは有名人で、もちろん『いしこう』でも名の知れた卒業生です。デビューして50年近くなると思うのですが、時代背景も年齢もわれわれと被るところがあって、われわれのまさに応援団長でした。本人が番組冒頭でも語ったとおり、『バンカラ』の時代です。 私たちの本日の主人公『佐々木正彦』さんは、嘉二の姉婿。昨年の暮れに軽い脳梗塞を患ったというのですが、映像ではそんなマイナスなイメージはなくて、まさに石巻の漁業を背負っているという風格すら漂うインタビューでした。石巻高校でボート部に所属し、3.11東日本大震災で「覚悟が出来て」、大被害のボート部の面倒をみているインタビューが紹介されています。 3.11東日本大震災の翌月、私はボランティアで石巻へ出向きましたが、その際氏の家で風呂も入れてもらって、勿論ビール付きですが、震災で職場は全壊でしたが自宅の被害はなくて、その際にも大変お世話になりました。懐かしい石巻、良いところですね。 |