睡眠中、人間の体は出来るだけ鼻呼吸を維持しようとします。しかし鼻づまりなどで鼻腔の抵抗が高まると、呼吸が苦しくなって覚醒反応が生じ、睡眠が分断されます。そして、呼吸を補うために口呼吸に移行。特にあおむけで口が開くと、舌の根元と軟口蓋(上あごの柔らかな部分)が沈みやすくなり、上気道が狭くなります。その結果、いびきをかく、睡眠時無呼吸症を発症するといった深刻な睡眠障害に陥るケースも。
私も小太りの体質(本気で減量に挑戦中)から、かみさんからいびきを指摘されています。そのせいで、意識して横向きで寝ています。硬い抱き枕を用意し、それに体重を掛けて寝ています。昼間は頻尿気味ですが、夜はほとんど起きません。気がついたら、口の中が乾いていることもあります。無意識で、口呼吸になっているのでしょう。そのため起床したら、水を飲む前に歯磨きをしています。それから水素水を一杯。
先の特定保健指導の武田和美さんのアドバイスもあり、歯磨きの後は体組成計に乗っかっています。寝る前と起床後の数値を、計測するのです。言葉通り、睡眠を挟んで前後は500g程度の差があると言われていましたが、何と私は1000gもの差があります。これも『見える化』の一環ですが、面白いですね。その後6時半から、室内ですがウォーキングをしています。
高齢者を対象とした調査では、いびきと日中の眠気がある群は、どちらもない群に比べて糖尿病や脂質異常症、メタボリックシンドロームといった生活習慣病が多く、心臓血管病の発生リスクも上がるという結果に。また近年では、認知症との関係も注目されています。睡眠時無呼吸症による慢性的な低酸素状態は、アルツハイマー型認知症などの原因に。私の身近でも、可哀想だと同情するのですが、昼間うとうとしている御仁がいます。
健康新聞の別のページには、健康的な人の平均体温(平熱)が、36.89℃と書かれている。私も新型コロナウィルスで、毎日検温しているのですが、36.8℃は日常であります。これが朝一の体温ですから、夕方はもっと高いのかな、それとも高齢者はそんなに変わらないのかも知れません。ウォーキング後や食後は、体温が上下しています。
最後にもう一つ、健康新聞から注目の記事を発見しました。日山(ひやま)で日の出を愛でる会の世話人『渡辺純一さん(高松市仏生山町・79歳)』。登頂したら記録ノートにチェック。日の出を見ながら、ストレッチ体操をして下山するのが日課。6000回を目標に頑張っています。登山は日常生活の一部、病を乗り越え明日への活力に。ちきり神社の世話役も、されています。