2021,06,09, Wednesday
カメラ大手のニコン(旧日本光学)は、デジタル一眼レフカメラ本体の国内生産を、年内で終了すると発表した。スマートフォンカメラの性能向上で、デジタルカメラ市場は、大幅に縮小していると言われていた。構造改革の一環として、国内で唯一カメラ本体を手がけている宮城県名取市の工場から、タイの主力工場に生産を移管する。
ニコンと言えば私が言うまでもなく、『世界のニコン』と言われるカメラメーカーで、ドイツのライカと肩を並べる。大学生の頃、三浦慶明が「海外へ持って行くならニコン。現金を盗まれても、換金して帰ってこられる」と豪語していた。この言葉に背中を押されて、私も就職してニコンのフィルムカメラを購入した。 カメラ業界は、このフィルムカメラからデジタルカメラへの移行も、『黒船騒ぎ』だったと思います。そして昨今は、スマートフォンとの戦いになっている。私もこの年になって、一眼レフの大型カメラを日常使いするわけにも行かず、10年くらいライカとパナソニックのデジタルカメラ2台を使っていましたが、今年に入って思いきってスマートフォンの『iPhone12プロ(レンズ3個)』を買い求め、それを契機にデジタルカメラを置きました。 小欄でも写真を多用するため、カメラがなくては困りますが、プロの映像画質は求めていません。と言うのも、スマートフォン(スマホ)で撮影した5MGの画像を敢えて、荒くしているのです。こうしないと、画像が重くて、『会長日記』がなかなか開かないなどのストレスになります。従って、私のカメラ使いではスマートフォンと言うことになりました。 ニコンは1948(昭和23)年にカメラを発売し、キャノンと共に業界を牽引してきました。国内では現在、関連会社の『仙台ニコン』の工場で、プロ向けの最上位機種『D6』のみを生産している。当然のようにニコンは、「海外で作っても品質水準は落ちない」と説明する。今さら海外シフトかと呆れるが、その位デジタルカメラの需要が落ち込み、回復の見込みもないのだろう。 ニコンの21年3月の連結決算は、純損益が過去最大となる344億円の赤字だった。ニコンはデジタルカメラの交換レンズの部品加工を手がける山形、福島両県の2工場の閉鎖も予定している。異業種参入も容易ではないが、私は人間ドックなどで目にする、富士フィルムホールディングスの躍進に拍手する。高性能医療機器の分野で、『FUJIFILM』のロゴが燦然と輝いている。 富士フイルムは言わずと知れたフィルムメーカー。サクラやコダックと、市場争いは熾烈を極めていた。そのフィルムがこの世からほとんど消えて、デジタルカメラの登場。このピンチにFUJIFILMは、フイルムの表面に塗布する均一の技術を医療用器具に使った。アメリカの『3M』も、使いものにならない鉱山を騙されて購入し、そこから仕方なく『紙やすり』を開発し、今に至っている。 レンズならニコン、当然異分野への展開は今も取り組んでいると思いますが、ここの強化に生きる道は必ずあると私は考えます。と言うのも最近の地デジCMで、『京セラ』が大工道具のPRを始めています。『リョービ』や『マキタ』、大手なら『HITACHI』ですかねこれまでは。稲盛和夫イズムの『前へ』と、『考えろ』はコロナ禍でもどっこい現役のようです。 |
2021,06,08, Tuesday
最近は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、畑仕事に精を出しています。孫は来ないし、どこへ行こうと言う欲望もなく、これまでも『ままごと遊び』の延長で野菜の苗を植えたりしていました。それは年間10~20日程度の精勤でしたが、昨年11月から日曜日が私の休日に加わり、日曜水曜日の両日畑へ出向いています。
コロナ禍で、より一層作付けや草抜きに精進し(実はこれまで手抜き三昧でした)、1週に2度の作業は、野菜や草抜きのタイミングにうまくはまり、今年春の玉ねぎの収穫、その後のジャガイモの収穫と、自己満足の結果が出ています。やはり自然との付き合いは、手間暇掛けることですね。自然は正直です。今はサツマイモと、里芋の作付けをしています。 今日のネタはこの結果ではなくて、苗や肥料、簡易トラクター・草刈り機などでお世話になっている『西村ジョイ成合店』でのことであります。6月6日(日)の成合店、11時から『ジョイアプリ誕生』と『アプリロッカー』の発表会が成合店で行われていました。偶然出くわせたのですが、沢山の人で大混雑。新型コロナウィルス下で繁盛している店の一つが、ここ西村ジョイ。 社長が西村泰昌氏(高松商昭和33年卒)から三男の久氏に交代し、数年経過し最近は品揃えが変わりつつ、豊富になりました。特に目立つのは、ペットショップとキャンプコーナーの充実。そうそうわれわれ夫婦がよく行く園芸コーナーも、ここだけはコロナと無縁と言わんばかり、数多くの花や苗が段積みで所狭しと並んでいます。園芸部の武田さんには、アドバイスも頂いて助かっています。 売り方にも工夫が加えられて、大きな商品の運搬には、軽トラから普通トラックまで貸出。確か1~2時間は無料。事故は自己補填ですが、やってみる努力に頭が下がる。もちろん大型商品は、積み込みも手伝ってくれます。しかし現場で降ろすときのことを考えたら機械もないし、ほとんど自分一人。先のアプリロッカーでも、スマートフォン(スマホ)から注文をすれば、大型商品も取り置きしてくれています。 アプリロッカーはこれからの試みですが、先のトラック貸出では、私は畑の耕作地と車置き場の境となる、線路に敷いてある枕木をトラックで運びました。スマートフォン(スマホ)のアプリが出来たことで、また一枚カードから解放されます。店内では既に『セルフレジ』が導入されていて、利便性と楽しさの両立するホームセンター西村ジョイ成合店、もちろん県内には沢山の店があります。 |
2021,06,07, Monday
女子ゴルフの笹生優花が6日、サンフランシスコで行われたメジャー大会の一つ全米女子オープン選手権で、畑岡奈紗とのプレーオフを制し優勝したニュースに驚いた。ゴルフをやらない私でも、全米女子オープンとなれば、一昨年の全英女子だったか渋野日向子さんが優勝し、話題になったことはまだ記憶に新しい。
それも19歳11カ月17日という、史上最年少タイ記録だという。日本人の父親と、フィリッピン人の母親を持つ大器が、76回の伝統を誇る女子ゴルフ最高峰の大会の歴史に、日本人初の優勝者として名を刻んだ。同時に、日本人同士のプレーオフを争った畑岡奈紗(22)さんにも、私は同じようにエールを贈りたい。 ゴルフ界では4月に、松山英樹がマスターズ・トーナメントで日本男子初のメジャー制覇を果たしたばかりで、ゴルフ界に快挙が続く。関連株も、ウナギ上りのようです。これで日本女子では1977年全米女子プロ選手権での樋口久子、2019年全英女子オープンの渋野日向子さんに続き、3人目のメジャー勝者となった。 フィリッピンで生まれ、4歳で日本に渡った。8歳でゴルフを始め、日本での練習には限界があると、小学3年生になる前に母親の母国であるフィリッピンへ移住。日本の3分の1の費用で練習が出来る環境で、父親と早朝五時から鍛錬したという。私の友に大和哲夫氏がいるが、彼は語学研修でフィリッピンへ渡った。語学でも、欧米や豪州に比べて格安だと彼は言っていた。1年も滞在したら、自ずと喋れるようになると。 最近の若者は、われわれのような価値感はないが、縛られることもなく、それが結果を出しているのだろう。棋聖戦を戦っている藤井聡太二冠も若い。経験が無いから失敗も少ない、そこに恐れもないのかもしれない。それが出来るという今の一部世界環境は、平和の象徴だ。日本人と言いながら、フィリッピン人としての登録、2020東京オリンピックもフィリッピン国旗を背負って登場するらしい。 日本の金メダルが1個減るかもしれないが、「そんなの関係ない」と観るわれわれも思わなくてはならない時代が来たようだ。いずれにしても若い日本人女子ゴルファーの快挙。ゴルフ練習場が、気温と共にますます熱くなってくることでしょう。 |
2021,06,06, Sunday
東京ドームで行われたセ・パ交流戦、日本ハム-巨人は前日に続き日本ハムがチーム一団となって戦い、4-2と僅差をものにして巨人戦に2勝1敗と勝ち越した。昨日の戸郷も、6回までは日本ハムを完全に押さえ込んでいたが、代打高浜選手に満塁ホームランを打たれ、結果6-4で巨人から勝利し、土曜日の段階で1勝1敗、全体9位でイマイチ調子の上がらなかった日本ハムも、日曜日の勝利で調子づくかもしれない。
一方の巨人は、主軸坂本選手の怪我(手の指骨折)の影響等で、私から見れば片肺飛行が続きながら、どうにか12チーム中4位の成績にとどまっている。今日は1カ月ぶりに復帰した菅野智之投手が先発したが、勝ち投手にはなれなかったが、2失点でゲームを作った。復帰戦というモノは初回や序盤の3回までが試練と言われるが、日本ハムが1回2回に各1点をもぎ取った展開。 巨人は菅野智之投手でも勝てなかったのだが、これで菅野智之投手は2勝3敗と黒星先行になった。まだまだ残り試合は多く、序盤戦は何と言ってもセリーグは阪神の快進撃が続いている。セリーグ1位の阪神に対して、2位の巨人は3.5ゲーム差を付けられている。阪神がこのまま逃げ切るという時期ではないが、王者巨人のイメージは感じられない。 初物に弱いと言われていた巨人だが、日本ハムの先発は昨年ドラフト1位の伊藤大海投手(苫小牧駒澤大卒・23)。この試合、巨人のエース菅野智之投手と対決し、7回1失点、被安打2奪三振7と菅野智之投手を凌ぐ投球だった。これでプロ9試合で3勝目、シーズン10勝は勝ちそうだ。それにしても日本ハムの栗山英樹監督(60)は、面白い人だ。何かやってくれる人。 大リーグで、大谷翔平選手も頑張っている。26歳という若さで渡米できたのも、栗山監督の英断もあったと聞いている。解説者からコーチ職を経験せず監督に就任し、不思議な力をチームに与えている。札幌ドームも移転するように聞いています。昔と違い、北と南の僻地の野球チームは高校野球でも強い。私は、素人監督と揶揄される栗山英樹監督を注視している。 ところで昨日と今日の日本ハム-巨人戦は、NHKの中継放送だった。土曜日の解説者は和田一浩氏、プロ野球解説者。96年ドラフト4位で西武ライオンズに入団。05年には打率.322で首位打者を獲得。07年にFA宣言し、翌年中日ドラゴンズへ移籍。15年には、史上最年長で2000本安打を達成し、同年引退。現在は、野球解説者を中心に活躍している。彼は外野手だが、元々捕手をやっていた経験を持つ。やはり捕手は緻密だ。 この解説がなかなか面白かった。私は野球の素人で、草野球程度の経験しか無いのですが、素人だけに『理屈』が好きです。同時に『因果応報の法則』が、仕事人生の成功哲学とも考えています。善きことを考え、善きことをすれば、必ず結果が良くなり、この力は『運命』より強いパワーを持っている。私流野球セオリは『理屈と練習』で、名選手が誕生するのです。 本日6日の解説も、元巨人・大リーガーの上原浩治投手と藤川球児投手の二人。この予想と解説も、面白かった。このように解説者が面白いと、単に勝った負けた以上の興味が沸いてくる。最近プロ野球を見る機会がほとんどなかった私ですが、昨日今日は、良い試合を聞かせてもらいました。 |