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賃貸住宅管理業全面施行記念シンポジウム
標題のシンポジウム『安心・安全の賃貸住宅賃貸管理業の未来』が、令和3年6月18日(金)から東京全社協・灘尾ホールで、基調講演とパネルディスカッションが行われた。会場参加者とビデオ会議システム「Zoom」を使い、全国で2,300人が聴講した。主催は、『不動産ビジョン2030/賃貸住宅管理フォーラム実行委員会』となっている。産学官の意見が集約された組織になっている。

主催者挨拶は、実行委員会委員長・坂本久全宅連会長が冒頭に、閉会挨拶は同副委員長・原嶋和利全日会長が行い、後援者挨拶は赤羽一嘉国土交通相のビデオメッセージでした。その後、宗健(麗澤大学客員教授・前リクルート)教授による基調講演で、前半が終了しました。なかなか内容のある話が聞けました。後半のシンポジウムはまた別の機会に、特に『全宅管理』佐々木正勝会長の話を中心にまとめます。



宗健氏の報告の中では、幾つか『おや~』と思うところ『そうだったんだ』と納得するモノなど、面白いというか興味深い話でありました。約10年間、『賃貸管理業法制定』という命題を持ちながら、多くの組織が切磋琢磨した背景が透けて取れます。この法律に関しては、珍しく民間組織からの働きかけが強く滲み、『規制』ばかりではなく『賃貸住宅管理業』の発展という、これまで自由(近年は任意登録制度がありました)闊達に展開していた業務の集約化という側面があると思います。

宗健(麗澤大学客員教授・前リクルート)教授の『基調講演』から拾ってみます。アンケート調査の結果として、コロナをきっかけで地方や郊外への人口移動に関して、『引っ越しを考えている』という答えは多くても15%程度、在宅勤務のテレワークを実施した人は持ち家居住者で20数%、賃貸居住では20%に届いていません。

しかし今後もテレワークをやりたい人は、持ち家居住者で35%に対して、賃貸居住者は40%を超えています。この結果だけを単純に比較すると、都心の中心地の賃貸住宅への入居希望が高まりそうです。一方街や住まいへの意識では、『コロナをきっかけに今住んでいる街がよいと思うようになった』という意見が、持ち家居住者で70%超え、賃貸居住者でも70%に迫る人数です。寝起きする居住空間から、住まう居住空間にコロナをきっかけに見方が変わっています。



また世帯数の減少は、人口減少よりも緩やか(2020→2040)であることも証明されています。離婚や独立などから、一人~二人住まいの世帯数は、人口減よりも少ないのは、地方都市の高松でも実感しています。日本全国、人口に対する世帯数では、沖縄県が突出しています。数少ない人口増&世帯増が予想されています。沖縄だけは、特異な動きをしています。

沖縄県は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、現在苦労しています。沖縄へたびたび出張しているL馬場基尚に聞くと、「5月の大型連休中に、県外から持ち込まれた」と言っていました。恐らく現地の人も、そのような認識なのでしょう。沖縄県知事の話とも合致します。2020→2040に人口減でも、世帯数が増加すると予想される地域は流石に、『東京都・愛知県・沖縄県』だけですが、全国的にも世帯数は堅実です。

高齢化は益々進みます。高齢化が進むと、移動が減少するようです。65歳を超えると、私もそうですが、引っ越しはまっぴら。今のところが快適です。都会にあっては、賃料は長期的には上昇している場合も多い。その他業界での課題の説明は省略しますが、最後に『幸せの構造』についての解説が興味深かったので紹介します。

大学の先生らしく、『幸せの構造』は個人の性格32.3%>家族関係29.1%>住まい関連18.8%>健康13.1%>仕事6.7%で構成されていると分析しています。住まい関連では、地域満足度が11.9%、建物満足度6.9%。つまり自分の住まいより、地域環境が勝っていると言うのには驚いた。特にコロナで在宅が増えたら、地域貢献も考えるようになる?やはりわれわれ不動産業者は、まちづくりにも頑張るべきだ。



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| 社長日記 | 05:01 PM | comments (0) | trackback (0) |
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