2023,09,30, Saturday
すっかり定着した『ふるさと納税』が、明日10月1日から改悪されるというアナウンスに踊らされ、駆け込みで専門アプリを覗いて見ました。ふるさと納税の仕組みで、『隠れ費用』と呼ばれる郵便代など全てを含んだ総額が寄付金の50%以内に抑えるように総務省から指導が入った。元々『50%規制』は以前からあったようだが、各自治体が拡大解釈して現状が定着していた。
私は返礼品額をもっと少なくしても良いのではないかと思っています。そもそもふるさと納税は、出身地などの故郷応援が主旨で、返礼品は二の次のはず。それをあらぬ方向へ導いたのが、『ふるさと納税サイト』たとえば『ふるナビ』などの頑張りです。『イクラ』などの写真は、映えますよね。しかし冷静に考えてみれば、狙いの『地方税』は仮に総額1兆円だとすると、大都市に人口が多かったモノで当然大都市にそれが多く落ちていました。 2008(平成20)年5月から始まったふるさと納税ですが、総額の1兆円は変わらず、それを全国の自治体が奪い合っています。よく考えれば、1兆円を稼ぐのに1.5兆円をかけているわけです。しかしミクロ的にみれば、おらが町(県市町村)の税収が数千万円増えたあるいは減ったと一喜一憂している訳です。反対に納税者には、納税地の自主選択が出来、使用方法にも希望が言える。そして豪華絢爛な返礼品が貰える、これは良いことだ。 このようにしてふるさと納税は、15年間で大変革をもたらした。増額になった自治体があれば、必ず減額になった自治体もあるわけで、首長や地方公務員に自覚をもたらした効果は十分あったと思いますが、こちらもほどほどにしないと、『ふるさと納税サイト』側に踊らされるだけにならないとも限らない。まずは原理原則の50%キープを、私は支持したい。そして次は30%でしょう。 そしてかねてからふるさと納税での持論は、各自治体の『教育』のために納税金を使うところに、各高校の引出し(受け皿)を作る。大学や高専は独自の制度を構築しています。特に公立高校は、それを必要としています。勿論これだと返礼品は、その時発行の学校新聞が返礼品で良い。 |
2023,09,28, Thursday
9月28日高松『レグザムホール(香川県県民ホール)』大ホールにおいて、標題のコンサートが行われました。流石さだまさしさんになると、私世代の高齢者が多く、それでも開会直後の楽曲は、最前列の親衛組が起立してネオン管を左右にふりふり。これが2時間続くとなると、しんどいなと感じていました。その雰囲気を察したのか、2曲目からになると集団も落ち着いていました。
私たち夫婦は、特段この人というアイドルはいません。コンサート好きでもないのですが、コンサート情報と時間と手持ち資金がマッチしたら出かけて行くスタイルです。前回は確か、『小椋佳のもういいかいコンサート』でした。コンサート情報も一般紙からです、とても熱心な音楽フアンとは言えません。全くの気まぐれジジババです。 2曲目から、『精霊流し』『無縁坂』『縁切寺』の3曲は1972年(50年前)11月結成『グレープ』当時のヒット曲です。特に『精霊流し』は、さだ自身がバイオリンを弾きながら歌い、出身地の長崎を舞台にしただけに、哀愁に満ちた楽曲でグレープのメジャーデビューに貢献しました。このあたりは素人の私たちでも、こころ豊かに聞いていられる雰囲気でした。 結果途中の休憩なしで2時間40分、本人曰く「歌は疲れる」とMCに時間を使いすぎると言われていますが、そのトークも良く考えられたモノで、決して口からでまかせではなく聞こえました。いずれにしても、作詞・作曲家として、それを歌う歌手としても一流の才能の持主で、今日の高松公演が4601回目のそれだとカウントしていました。その間が50年、努力も惜しまないもはや超人です。 加山雄三氏など先輩が引退宣言をして姿を消すのに、さだは自然にいなくなるという意味のことを話していました。人間には自ずと終末があります。あれもやりたい、これもやり残したと考えているうちはまだまだ前へ進めるのではないですか。これが最後とリキを入れなくても、自ずとそんな時が来そうに感じています。 今日は、歌も語りも良かったさだまさしコンサートでした。気分爽快で会場をあとにしました。流石に2千名収容の会場から吐き出される人に、圧倒されます。私はチケット入手のウルトラマンを友に持っています。ウルトラマンにも感謝です。ありがとうございます。 |
2023,09,27, Wednesday
第28回高松秋のまつり仏生山大名行列が、来月14(土)~15(日)の両日、仏生山公園を中心に、コトデン仏生山駅前の『フラット仏生山』からお成り街道一帯、いや仏生山全体を舞台に行われる。四国新聞には、15日13時からの大名行列に参加する仏生山小の児童(4~6年)有志30人が身につける、鎧甲冑(よろいかっちゅう)の製作模様が報じられています。
これまで児童は、行列の出発を住民に知らせる早飛脚駅伝に参加していましたが、今回は新たな企画として『子ども甲冑隊』と称して行列に加わる模様。地域のまつりをみんなで盛り上げようと、地域住民やPTAなども協力し、斬新なアイディアを考え出している。過日仏生山コミュニティーセンターへ行った際に、大量の甲冑の部品が届いていた。これを、住民らが協力して、大名行列に参加する児童の『マイ甲冑』として組み立てる。 27日に仏生山小であった仕上げの作業では、完成した兜(かぶと)に高松藩主松平家の家紋を取り付けたり、鎧(よろい)の着用方法を学んだりして本番への盛り上げに準備万端だ。当日は2班に分かれ、15人ごとの編成で行列に参加する。これまでも、個人有志での行列参加はありましたが、これほどのまとまった人数での参加は初めてだと思います。 私も最近の実行委員会に参加できず、変化の歴史も町民目線ですが、住民も高松市の立地適正化計画で随分新しい人が新しく開発された区画にマイホームを建築し定住して来ています。この仏生山町周辺は、居住誘導区域内にあり、高松市は積極的に住宅建設を誘導しています。誤解がないようにつけ加えますが、仏生山が南部の拠点で、これ以上南部への住宅建設は上下水道の整備からも抑制すると都市計画法で決めています。 コトデン仏生山駅や空港口駅など、交通インフラに近く、最寄りスーパーマーケット等も近い。このような背景から、人口増が他のエリアより進んでいます。その人たちを結びつけるのがPTAや子ども会、スポーツ少年団であり、そこには子どもと一緒に参加する親たちの交流もあります。このようなイベントがあると、その若い親たちも協力し、活動資金獲得のためのバザーも盛んになります。その後の慰労会が、何より楽しみだ。 私もこのまつりの『オイスカ・エスニックカレー』販売の他、神社の大祭の当家(団体で行う)やライオンズクラブの例会、はたまた高松商の試合、直接は関係なくなりましたが『宅地建物取引士』試験で、社内も手薄になります。何かと賑々しい、楽しみな10月の週末です。 |
2023,09,26, Tuesday
1964年東京五輪の年からTV放送開始の、米スパイドラマ『0011ナポレオン・ソロ』の主役を演じた英俳優『デビット・マッカラム』が、25日ニューヨークの病院で死去、90歳自然死だったと米メディアが報じています。1933年英北部グラスゴー生まれだから、ナポレオン・ソロを演じたのは31歳の頃。それにしては老け顔だったと思いました。
私は12歳、小学6年生で自宅にTVがあったかまだなかったか、そんな頃ですが、『イリアクリアキン』が演じる相棒と、スパイ物なんだけどコミカルな進行で、その分子ども達にも圧がなく、笑いながら毎週楽しめたと記憶しています。本部との通信は、万年筆をとりだし逆に差し込み「オープン・チャンネルD」と呼びかけをすると、本部と連絡がとれるという子ども心にも『そんなバカな』と思いながら、観ていました。 優秀だが女性には弱いソロと、クールに任務をこなす中性的なイリヤという対比が、番組をより面白くしたことに異論は見られないと思います。アメリカ本国では1967年に入るとマンネリ化もあって、徐々に人気に陰りが見え始め視聴率が低迷していったが、日本では“ビートルズか、ナポレオン・ソロか”と言われるほどの大人気番組となり、特にイリヤ役のデヴィッド・マッカラムは若い女性から熱烈な支持を得て来日の際は大歓迎を受けました。 英俳優『デビット・マッカラム』のご冥福をお祈りしながら、当時を思い出し、その後宅建業開業時の1981(昭和56)年に取得した電話番号が『0878-88-0011』だったことを思いだすのです。今もこの番号が代表番号として使われていますが、今は『087-888-0011』となっています。この頃は、「0011は不動産情報センターです」というようなキャッチスフレーズで、『0011ナポレオン・ソロ=超人』を大いに意識したモノでした。 通信機器が情報発信元だという認識は、この頃までに芽生えたと思います。アマチュア無線をやり出したのも、地球の裏まで通信が出来るのに憧れた思いからです。「オープン・チャンネルD」と、あんなに簡単ではありませんでしたが、それでも僅か10ワットの出力で地球の裏側まで私の声が届いていました。インターネットが誕生するまで、『ハム仲間』とつるんでいました。 その一人が、中崎巌(呼び名はガン)さんです。ガンさんは高松最後のキャバレー、『レインボー・ガーデン』にもよく連れて行ってくれました。奥様が泰代さんで、共に電電公社勤務でした。土曜日には、夫婦してうどん買いに立ち寄ってくれていました。最近はその長女『めぐみ』さんに、私たち夫婦共に世話になっています。長男次男さんは県外ですが、どのこも親孝行です。 |