2021,06,18, Friday
6月17日(木)の『経済・政策』欄に、標題の記事があり驚きました。厚生労働省は16日、薬剤師養成を巡る検討会を開き、薬学部の入学定員抑制の検討などを求める提案書を示した。学部新設などの影響で薬剤師数は増加し、将来的に『薬剤師過剰』になる見通し。一部の大学で、学力低下や定員割れなどの影響も指摘されている。
何度も驚きました、現状薬剤師は、不足していて取り合いだと聞いていました。そのためJR高松駅近に、徳島文理大学高松校が志度町から移転してくると聞いて、徳島文理には薬学部があるから、大学のみならず周辺に好影響をもたらすのではないかと、私も喜んだ。看板学部を持っている大学が交通の結節点へ来ると、それは賑わうモノです。 経済協力開発機構(OECD)によると、人口10万人あたりの薬剤師は日本が最も多いという。03~08年に薬学部の新設が相次ぎ、入学定員数は20年に02年の約1.4倍に増えたことが背景にある。厚労省の推計では、薬剤師数は20年の32.5万人から45年には43.2~45.8万人に増えるが、需要は45年時点で最も多い推計でも40.8万人にとどまる。 高齢化や在宅医療の普及などでニーズが高まる面もあるが、人口減少や調剤の効率化などの需要減少要因も大きいためだ。こうなると今も昔も、医師は例外しても、看護師が相変わらず強いと言う結果になるのだろうか。医療関係者は看護師のほかに、検査師ゃ療養師など沢山あると思いますが、ここへ来て将来薬剤師のフリーランスが登場するとは驚きです。 と言うことはこの先、国家資格さえ取得すれば一生の安定があると言う幻想は直ちに、若いうちに捨てるということか。東大卒よりブロックチェーンが信頼できるというのも、裏返しか。東大卒の官僚は、「記憶にありません。覚えていません」といった答弁に明け暮れるが、ブロックチェーンのデーターベースは、決して誤魔化せないから信頼できる。 いよいよ混沌としてきて、何を人生の基本とすれば良いのか。一層われわれの祖父母が昔々に言っていた、『悪いコトしたら罰が当たる。神さんが見ている』。こんなコトを私たちも子供にはもう遅いとしたら、孫に言って聞かせてやらねば、彼らが迷い子になってしまう。そして『資格は足の裏についた米粒、とらないと気持ち悪いが、とっても食べられない』。薬剤師のみならず、どの資格でも人間としてのスキル『会話能力』が求められることになろう。 |