2019,12,26, Thursday
令和元年12月26日(木)、喜代美山荘花樹海において、標題の例会が行われました。稲盛和夫塾長の意向で、全国世界の盛和塾が解散になりました。諸橋事務局長や池田事務局員の話しでは、今日の香川塾での解散式が最後だと聞きました。天皇陛下の生前退位と同じように、稲盛和夫塾長がお元気なうちの解散は、笑って「あばよ」と言えて嬉しい。
盛和塾は昭和58年に、京都の若手経営者が立ち上げた盛友塾が原点で、36年間、世界中で1万5千名の塾生がいます。香川塾は1991(平成3)年高松JCのメンバー、中でも平田喜一郎氏を中心に20名で発足したと聞いています。その際に、京都で塾長面接があったと聞きました。地方都市としては、早く開塾出来たのも、先輩のお陰であります。 この花樹海のオーナー三矢昌洋さんも塾生で、1990年に完成したこの花樹海の完成直後に、稲盛和夫塾長に特別室を提供したと本席で披露されていました。20名のチャーターメンバーのうち、大西大介さん喜多克幸さん、中野屋社長中野吉貫さんや平田喜一郎さんらも駆けつけて、総勢76名の香川塾生で盛り上がりました。 喜代美山荘花樹海は、高松市内を見下ろす高台にあり、眼下にはサンポートや瀬戸内海が一望できます。三矢昌洋さんが土居建設の土居社長と、ここへ何度も座って構想を練ったと聞いています。今では県下一の宿泊施設(旅館)となっていますが、大変な苦労があったと漏れ伺っています。三矢昌洋さんも会長に就任されていながら、県観光協会会長等の公職が多くあります。 総会は米田守宏代表世話人が議長で、粛々と30分で終了、その後解散セレモニーが行われ、中橋政彦氏の司会でながく専任事務局を担当されたヒューテック総務の廣瀬康裕氏へ花束が贈られました。28年3ヶ月、長いようであっという間であったと廣瀬康裕氏は語る。稲盛和夫塾長28年間で6回塾長例会等で来高された。 しかしこの数字に対して大西大介さんが、「塾長はお忍びで毎年のように来ていた」と大暴露。平田喜一郎さんも否定しなかったところを見ると、稲盛和夫塾長はうどん県が大好きだったようです。今日は解散例会、余剰金を残すなと、大勢で二次会まで繰り出しました。香川塾は次に、「香川胆識の会」として新たに1月発足します。 |
2019,12,24, Tuesday
瀬戸内海小豆島近海で捕れるハモを、「小豆島島鱧」というネーミングでブランド化して売り込んでいる、土庄町伊喜末の四海漁業協同組合は、島鱧を一層PRしようと、島内の宿泊施設の代表者や飲食店の料理長ら30人を招いて17日に試食・提案会を開いた。参加者は加工施設を見学したり、島鱧を使った料理を味わったりしながら、島鱧の魅力を再確認した。
四海漁業協同組合は、今年も11月30日岡山後楽ライオンズクラブらが主催して、「海底探検シンポジウム」が開催された舞台です。同漁協からの底曳き船が、いつもなら魚を狙うのですが、この日ばかりは海のゴミを狙って網を入れるのです。その様子を、岡山後楽ライオンズクラブのメンバーや高松栗林ライオンズクラブの私ら、そして何よりこれからを背負う子どもたちが見ます。 この四海漁業協同組合だけかもしれませんが、通常の漁で偶然網にかかった海ゴミも、これまでは海に帰していたモノを今では引き上げて、港の一角の決められた場所に集荷するそうです。そのゴミは土庄町が集めて、高温焼却すると聞いています。「海底探検」では、港に上がったゴミを、分別収集しました。特にプラスチック系のゴミが、大小多く集められました。 今日の話しはゴミではなくて、島鱧(ハモ)です。同漁協は2016年に商標登録した島鱧について、「島鱧と名乗れるのは重量が300グラム以上で2㎏未満のモノ。網擦れによる魚体の傷を防ぐため網を引くのは1時間程度と定めている」などと、4項目の基準を説明した。漁獲時、水揚げ時、出荷時と場面ごとに選別するなどして、高い品質を保っていることを強調していた。 漁獲してから、ストレスを軽減させるために一時的に泳がせておく畜養水槽なども案内。17年に整備した加工施設では、2台の機械を使ってハモを開いたり、骨切りをしたりする作業も公開。参加者は短時間で鮮やかな加工に目を見張り、「残った骨はどうするのか」「骨切りの間隔や厚さは変えられるのか」などの質問を投げかけていた。 試食会では、「しゃぶしゃぶ」や「つみれ」、「天ぷら」「南蛮漬け」など6品が用意され、参加者30人は多彩な料理に舌鼓を打っていた。確かにハモは、骨が多くて調理が大変だ。それをある程度「骨切り」して提供出来れば、次の手が考えられるように思う。「考える」は、漁業にも求められることだと私も思います。 |
2019,12,23, Monday
12月22日(日)の日経日曜版の一面で、標題の活字が踊る。一瞥すると高松空港がランクインしている。ならばと読んでみた。インバウンド(訪日外国人)の玄関口として地方空港が存在感を増しているという。2018年に、成田や関西などの主要6空港(成田・羽田・中部・関西・大阪・神戸)以外の地方空港から入国した訪日客は、前年比11.7%増758万人と入国者数全体の25.2%に達した。
客数は08年の5.5倍になった。自治体の積極的誘致などで直行便が増え、特に西日本の空港で伸びが目立つ。韓国や中国など東南アジアからが中心だが、あらたに欧州便が就航する動きも出ている。しかし入国訪日客が最も伸びたのは東北地方の山形空港。08年の2人が、18年に6,550人に膨らんだ。台湾からのチャーター便も、18年度に123便と4年間で9倍以上増えた。 また山形県が航空会社の着陸料免除や旅行会社への助成などで支援し、山形を起点に東北の食や温泉を楽しむツアーが人気だという。同じように08年との比較で、ベスト10入りは、1位の山形以外では10位の庄内だけ、その他はすべて西日本に集中している。高松空港は7位で、15.4倍の成長ですが、4位の徳島の20.9倍には比較で負けているが、入国訪日客数(2018年)では、全国6位11.5万人となっている。 一方九州地方の佐賀空港は、10年間で入国訪日客が70倍以上(73.6倍)。18年度のチャーター便は、177便と地方空港では4位だった。佐賀県も着陸料などの優遇で訪日客の観光を促し、年間100億円規模の経済効果を見込む。足元での韓国便運休は痛手だが、中国の西安から新路線を招くなどの手を打つ。 ラグビーW杯日本大会2019は、訪日客の多様化で次なる可能性を示した。出場17カ国(イングランドなど3チームは英国)からの入国は、9月に地方空港で前年比40.6%増と、全体の伸びを上回った。20年の2020年の東京五輪・パラリンピックでも、地方にどう波及効果を呼び込むかが課題となる。 昨日の小欄で韓国教育に関して、韓国人が書いた本を紹介した。韓国からの訪日客が2019年は激減しているが、2018年地方空港での入国訪日客は、全758万人のうち42.4%が韓国からのお客様でした。当然ダントツの1位、2位が台湾23.7%、3位は中国14.1%、4位香港で9.3%でした。地方空港は、韓国を先頭に東南アジアに頼っている。明日は、日韓首脳会議が予定されている。期待しています。 |
2019,12,22, Sunday
今月9日、第一刷で上梓された標題の問題本。「歴史」や「国語」の授業にとどまらず、「道徳」「音楽」まで及ぶ反日教育。今の韓国の小学生たちを見た時、日本に対して反感や憎しみを持っていることが多い。その中には、何らかの体験や事件を通して反日の睡眠から目覚める者もいるが、多くは日本に対する反感を持ったまま成長し大人になる。
もし、その人が日本人から被害を受けたり、日本旅行で嫌な思いをしたため日本に対する反感を持つようになったというなら、それは十分理解できる。しかし、残念なことは多くの場合、日本や日本人との接触、つまり「直接体験」ではなく、教育と伝聞による「間接体験」だけで反日感情を抱いているということだ。その間接体験の代表的なモノが、「教育」と「言論報道」だが、この本では「教育」に焦点を当てている。 韓国の学生の半分以上が、日本人の独創性が乏しいと思っている。これはおそらく、高句麗、百済、新羅からの文化を伝授された日本、朝鮮通信使たちに文化を学んだ日本と言うことを繰り返し教えられてきたことと関係があるのだろう。島国である日本には、独自の文化というモノがなく、過去には大陸と半島から、現代では西洋から入ってきた文化を取り入れ、発展させただけだと考えている。 韓国民に自国の優越性を誇る、あるいは他国を見下すような感覚がなければ、「日本人は創造性が乏しい」という発想はなかなか出てこないのではないだろうか。著者の崔碩栄(チェ・ソギョン)氏は、1972年韓国ソウル生まれ。韓国の大学で日本学を専攻し、1999年渡日。関東地方の国立大学で、教育学修士号を取得。日本と韓国の橋渡しの仕事とは別に、フリーライターとして著書が多い。 著者は、先のような先入観を持つ韓国の学生たちに同情するという。彼らが持っている認識は、世界の人が持っている認識とは異なった「韓国人だけ」が持つ認識だから。2012年の調査では、米国、英国、ドイツ、フランス、日本で、「世界で最も独創的(Creative)な国」として日本(36%)を挙げた。日本人は自国よりも米国をより創造的な国だと評価した。その米国は、2位(26%)だった。 日韓関係の楽観論者たちには申し訳ないが、謝罪と賠償よりも大切なのは、「憎悪」を消していくことではないだろうか。私(崔碩栄)は、何も「日本のため」だけに、このような主張をするわけではない。「教育」という名の「韓国人化」課程に縛り付けられ、憎しみのタネをその心に植え付けられ、それを必死になって育て続けられている韓国の子どもたちのために、最も必要なことだと考えているからだ。 私(崔碩栄)は韓国人として、彼らに、より自由で広い視野を持ち、本当の意味での平和について考えられる大人になって欲しいと願っている。そして日本や日本人にお願いしたいのは、ニュースなどに映る韓国社会が、反日感情を激しく爆発させていたとしても、国民性がどうだとか、民族性がどうだとか、そんな単純な評価で片付けてしまわないでもらえないか、ということであります。 韓国で韓国人として生まれ育った彼らの行動は、本人の意思とは全く関係のない後天的な刺激としての「教育」を受けた結果の一部である。勿論それだけがすべての原因ではない。だが、この後天的刺激を別の形に替えたなら、韓国人の対日観が変わる可能性も高いだろう。そんな積み重ねがいつか、日韓関係を負のスパイラルから脱却させ、韓国から反日感情を消し去ってくれることを願ってやまない。 |