2019,12,03, Tuesday
スマートフォンなどを使いながらクルマを走らせる「ながら運転」の罰則を強化した改正道路法が12月1日(日)に施行されたことを受け、高松南署は2日、高松市檀紙町の国道11号線交差点で特別取締を実施した。TV報道でも盛んに喧伝されていて、われわれトライバーにとってはごく当たり前のことだが、突然携帯電話が鳴った時の手順も考えておかないと、ついつい違反事案につながりかねない。
施行後初の平日となる2日の月曜日の通勤時間帯の運転中に、スマートフォン(スマホ)を凝視したり、通話したりしているドライバーに、警察官が目を光らせて、約1時間の取締では、「通話」と「画面注視」の違反2件を摘発した。月曜日の朝から摘発されたらおもしろくないだろうが、常習者にはこのくらいのお灸は当たり前だろう。 改正道路法では、違反点数と反則金を約3倍に引き上げたほか、懲役刑も厳罰化して臨んでいる。事故を起こすなど「交通の危険」を生じさせた場合は反則金でなく、懲役か罰金が適用になることもある。怖いのはうっかりキャッチ時の現認だが、クルマを路肩に移動して安全を確保して受信するしか方法はない。 さらに言うならば、乗車中は一切応答しないのもありだと思います。私も会議などの途中で受信した場合には、無視して電話には出ないと決めている。固定電話の習慣では、電話がかかって来たら慌てて出たのだが、携帯電話ではその常識を変えたら良い。そしてもう一つ、「ブルーツース」の使用をお勧めする。 小欄でも何度か紹介しているが、補聴器のような形状の通信装置であり、携帯電話本体からの送受信が、耳に入れた「ブルーツース」へ転送される。つまり「ブルーツース」が、携帯電話の一部となる。携帯電話を耳に当てて長時間使い続けると、脳障害が出るという医学報告が欧米ではなされている。 私は10年前のシリコンバレー訪問時、多くの盛和塾生が「ブルーツース」を使っていたのを見て、その後は「ブルーツース」を使い続けている。充電式で使い続けることができて、その価格も今では数千円だと思います。これだと受信時は「受信中」とアナウンスが流れ、ボタン一つでつながります。ただし送信は、停車時でなければ「注視・操作」で違反になります。 またクルマによっては、「ハンズフリー」の装置を積載しているのもある。これだとスイッチボタンを押すだけだから、注視にはならず、認められていると聞く。健康の観点からも、事故防止の観点からも私は、「ブルーツース」をお薦めする。 |