2019,12,09, Monday
米軍輸送機オスブレイが参加する日米共同訓練が、9日高松・坂出にまたがる五色台陸上自衛隊国分台演習場等で行われた。同機による実動訓練は、四国で初めて。何かと物議を醸し出すオスプレイだけに、こうして報道されるのは、県民にとってはありがたいことであります。国はこのオスプレイや、F35など米国の兵器を日本が購入する契約を結んでいるが、本当にいるモノなのか。
訓練は午後2時過ぎと陽が落ちた午後7時過ぎの2回、2機のオスプレイが滋賀県などから飛来し、人員輸送訓練などを実施した。この訓練は、米軍基地が集中する沖縄の負担軽減が目的だが、訓練は災害復興にも役立つ。甚大な被害が起これば、自衛隊がまず動くが、米軍の協力という大規模になれば、訓練したことのある地へ米軍は動く。 訓練はこの国分台のほか、滋賀県など主な訓練場所に1~13日の日程で陸自、米海兵隊の計750人が参加して、沖縄県の普天間飛行場所属のオスプレイを最大4機使用するという。同機を使った訓練は、県内では2日に開始予定だったが、天候悪化などを理由に3度にわたり見送られていた。 今の段階で、アメリカのこのオスプレイなどの兵器は、ロシアのそれに比べると明らかに遅れていると言われている。兵器の開発には多額の費用がかかるが、「安全確保」という大義名分でその金額は不問に付される。日本でも防衛費がいつの間にかGDPの1%を超えて、アメリカからも不用とまでは言わないが、役に立たなくなった迎撃ミサイルなどを買おうとしている。 1867年の明治維新から約40年年後の1904年、日本は日露戦争に勝利し軍拡の時代を何疑うこともなくおくった。その結果また40年後、1945年に日本は大東亜戦争太平洋戦争に負けて、国土もほとんどが焦土化した。ここは日本国民の勤勉性や、朝鮮動乱の戦争景気に助けられて更に40年後、1985年アメリカはついに日本に負けたと言わんばかりの「プラザ合意」を要求してきた。為替相場で、日米の力均衡を図ろうとしたのだ。日本の円が、強くなりすぎた結果だ。 オスプレイに話を戻すが、演習場付近では共産党県委員会や県平和委員会のメンバーら20人が抗議活動をしたと報じられている。幸いなことに、この日の豊島中(土庄町)の生徒ら約10人の五色台研修は、予定通り行われた。トラブルはなかった。 |