2019,10,20, Sunday
10月の第三日曜日と指定されている宅地建物取引士資格試験が、20日全国の試験会場で行われました。世間では神社のまつりや、高松市秋のまつり仏生山大名行列なども行われる中、香川県会場の一つ高松市一宮町の「県立高松南高校」でも午後1時から行われました。こちらは、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会が試験監督をしています。
私自身も今から40年近く前に、受験しました。試験監督をするたびに、その時の緊張がよみがえります。先輩としては、平常心で試験に臨んで貰いたいという思いから、無事に終わるように祈るばかりであります。最近は、「要配慮者」の受験が多く来て、人気の国家資格となっています。 まだ正式な発表はありませんが、香川県下ではここ高松南高と香川大学農学部の2会場で、1、100人余が受験したと思われます。気になる天気も快晴、穏やかな一日でした。合格率は毎年バラバラですが、13%程度と予想されています。全国で20万人以上が受験する、いまだ人気の試験であります。 不動産業は、全産業の基盤です。役に立つために、今年も新しい資格者が誕生します。弊社も三人ほどが受験したようですが、合格すればよし、ダメだったらまた来年挑めば良い。受験する勇気が、人生を変えると確信しています。 |
2019,10,19, Saturday
留守に、「(仏生山町)神宮寺の堀桂二さん」から電話があったと、若い社員さんから伝言があった。「あのホリ」だと、すぐに分かり折り返し電話した。「退職して実家に帰ったから、挨拶に行きたい」と言う。ナンダなんだ、わざわざ挨拶とは、穏やかならぬ事態かと思いきや、脳梗塞や心臓を患い、九死に一生を得たという。日時を取り決め、来社願うことにした。
19日の土曜日は、早朝から「ライオンズ農場(高松栗林LCと高松第一小学校との子ども体験学習)」の草刈りと、サツマイモの収穫をした。3台の草刈り機で周りの草を刈り取り、下準備が整い大勢が集まって収穫をはじめたため、私は「来客があるから」と、L藤本尊載(青少年・市民奉仕委員長)に断って、上福岡町の農場を後にした。 約束の時間の30分前に、彼は来社されたようだ。私は着替えて、急いだつもりだが、やはり約束通りの時間になってしまった。汗をかいての着替えは、シャワーの時間等、自分が老いたことも手伝ってか、なかなか思うようにならない。さぬき弁で、「はがいたらしい」というのだが、われながら思うようにならないことに、自暴自棄になる。 長く待たせたが、堀桂二が待っていてくれた。開口一番「良かった会えて」と言われたのにも、またまた驚いた。大病という後遺症は、全く感じない。左手先が麻痺していて、モノがつかめないという。話す言葉には、問題が無い。医者も、回復ぶりに感嘆したという。本当に高校卒業以来とは言わないが、高校卒業からなら48年ぶりにになる。 彼とは、小中高とご学友であります。「感謝を伝えに来た」とも言うので、これまたビックリ。龍雲中学校から一緒に高松商に入学したのは、確かに堀桂二の他には、男子が十河照一や小川秀憲、水津繁美や中原洋二、女子は亡くなった豊田由美さん、太田悦子さん、山津悦子さん、武田幸子さんらがいた。 堀桂二とは、転任して来た県ハンドボール協会理事の蓮井先生に薦められて、「ハンドボール同好会」を結成した。その時に、中学校でハンドボールをしていた私が堀桂二を誘った。3代目、小林義昭校長の英断であった。私は二年から進学組へ移ったので、その後は堀桂二や渡辺縣治が中心でやってくれた。そのタネが実り、今では男子の後に発足した女子ハンドボール部が、日本一に輝いている。それも連続で。 そんなことを思い出していた私だが、彼が意外なこと、つまり私が忘れてしまっていたことを言い出した。高商受験の前に、拙宅へ来て受験勉強をしていたと言うのだ。その折りに、母親が提供した「ラーメン」が美味かったという。世話になったからと、贈答用線香を持参して。確かにその頃はうどん麺だけでなく、「ラーメン麺」も作っていた。そう言われてみれば・・・。 彼は高商卒業後に、どこだったか忘れたが大企業に就職をした。京都以外は、家族で転勤したという。まさに昭和の企業戦士の一人だ。仕事では、「高商卒業」で随分得をしたという。退職もし、病気も良くなったので、友達や世話になったところへ挨拶へ行くという。私のように、高松で生まれて高松で仕事をしているモノは、これほどありがたいことはない。 わずか1時間程度の会話であったが、私が完全に忘れていたコトを、彼の言葉で思い出した。思い出したと言っても、「磨りガラス」がかかったような状態で、カラーでくっきりではないが、友近くから記憶の彼方のあの日を持って来てくれた。今度は、堀桂二の家を訪ねよう。クルマなら僅か10分程度の距離、何だか嬉しいような恥ずかしいあの頃を、堀桂二さんが持ってきてくれた。 |
2019,10,18, Friday
18年度統計ではあるが、帝国データバンク高松支店が実施した木造建築工事業(ハウスメーカー)の業績動向調査によると、四国の上位20社の売上高合計は444億円余で、過去5年間で最高だった。ゼロエネルギー住宅(ZEH)の販売強化や、低金利住宅ローンの継続などを背景に、住宅業界が好調な業績を維持していることを裏付けた。
調査は、四国4県に本社があり、木造建築工事業をメインに展開する企業を抽出して、14~18年度の決算を分析した。上位20社のうち、県内からは最多の9社がランクイン。1位は愛媛県のコラボハウス(42億円余)だが、日進堂(高松市)が39億円余で2位、中庭住宅(高松市)が23億円余で7位、ロータリハウスが(高松市)が21億円余で8位、三協(観音寺市)が20億円余で10位でした。 そのあとは、11位に17億円余でウッドホーム(高松市)が、14位に旺建(高松市・16億円弱)、17位が明徳ホーム(12億円余)、ダイエイハウス(丸亀市・11億円余)そしてセンコー産業が10億円余で20位と続いた。他県からは愛媛8社、徳島2社、高知が1社となっている。 また18年度の売上高を見ると、増収11社、減収9社。20社の合計額では、2年ぶりの増加となった。一方、利益は20社合計で前年度比27.2%減の5億7000万円弱と、2年連続で減少した。資材価格の上昇や人件費の高騰などが、利益を圧迫したと見られる。増益は9社、減益が11社と、業界の傾向を証明した形になっている。 建設は何も、地場大手だけではない。大手ハウスメーカーも、受注を伸ばしている。レオパレスなどの大手ハウスメーカーの不正も、消費者のマインドに影響を与えるが、その営業力は凄いものがある。また高松市内では、来年の7月までの駆け込み需要も水面下で激しさを増している。高松市立地適正化計画が、それであります。 高松のような地方中核都市にあっても、一戸建て住宅よりも分譲マンションが快適だと、最近マンションに引っ越した友が言う。分譲マンションも、50年後、仮に100年後としても必ず解体の憂き目を見る。それまでに売り逃げて、自分だけは絶対にババ(解体費)をつかまないと確信している。しかし現実では、誰かが解体費を払うことになる。解体費のことまでも考慮すると、一戸建て住宅を私も選ぶ。 |
2019,10,17, Thursday
日を追うごとに台風19号の爪痕が、はっきり見えてくる。超大型とは言え、台風ごときにこれほどまで国土がやられるのかと、茫然自失であります。12都県77人のうち、半数超の47人は浸水や洪水といった水害で死亡したとみられる。あわせて、土砂災害による死者も11人に上る。行方不明者も15人いることから、まだ死亡者の数は増えそうだ。
国土交通省などによると、堤防の決壊は7県の59河川の90カ所、土石流や崖崩れなどの土砂災害は19都県で計211件が確認された。また住宅は全国で77棟が全半壊し、一部損傷は1,042棟。床上浸水が7,497棟、床下浸水が6,634棟になった。滅多に災害がないという長野県では、千曲川の堤防が決壊し、床上浸水が2,246棟に及んだ。北陸新幹線も、直近で1ヶ月、最終的な復元には半年程度かかるようだ。 一番の原因は、想定外の大雨だが、特に浸水面積が1万2600㌶と一番被害が大きい阿武隈川流域は、上流・中流・下流と線状降水帯(次々と発生する発達した雨雲が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300 km程度、幅20〜50 km程度の強い降水をともなう雨域)が、追いかける格好で大雨をもたらした。 住宅以外の被害も大きい。被災された皆様へは、心より一日も早い日常生活を祈念しております。政府は抜本的な国土強靱化対策を推し進めると同時に、地球温暖化防止対策を早急にはじめないと、来年も東京オリンピックどころではなくなる。またIOCが、マラソンと競歩の会場を札幌に移すなど、何があるか予断を許さない状況が表出しはじめている。自然災害と人災、果たして偶然なのか。 2020東京五輪は、誘致合戦の前からの「黒い噂」があちこちで立ち昇っている。その一つは、JOC幹部と暴力団幹部とのツーショットが、まずは日本の週刊誌に掲載され、フランスを中心に欧米のマスコミがこれをネタにして「東京五輪は危ない」と喧伝している。特にフランスは、日本の五輪誘致に裏金が動いたとか、カルロス・ゴーン氏の司法捜査が間違っているとか、恨みを持っている。何が飛び出してくるか、予断を許さない。 ところであるセミナーのCDを、クルマの中で繰り返し聞いている。小泉進次郎環境大臣の前任者の原田義昭前環境相(元通産官僚)が、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出するしかないと発言したことに関し、世界中で「日本は放射能汚染水を海洋投棄しようとしている」と新聞雑誌に書き立てて大騒ぎしている。 その先兵が韓国で、韓国をホワイト国から外した日本政府の決断は賞賛に値すると、経産省に2,000通の応援メールが来たそうだ。勿論初めてのことだ。韓国国内もそうだが、互いに相手国を悪者にしていたら、内閣の支持率は上がる。そして国民は、溜飲を下げる。韓国からの来日者は、42%に半減している。「いいね!」している場合ではない。 慰安婦問題にしても徴用工問題にしても、日本政府は「処理済み問題」を韓国がまたまた持ち出してきて、賠償金を2度払いさせようとしていると言うが、果たしてそれが真実なのか。安倍晋三首相は、韓国が国際ルールに則って、国内整理をすることを期待すると発言しているが、本当の保証が完全に終わっているモノなのか。 それと先の戦争は、侵略戦争ではない。謝罪外交をやめて、国の誇りを取り戻す(大東亜戦争肯定論)を主張している日本会議等々の団体の存在。歴史修正主義者と言われているが、安倍晋三首相も河口湖の笹川氏の別荘に何度か行っている。もちろん日本会議は、憲法改正にも執着している。教育勅語の復活も、唱えている。 日本国との平和条約(サンフランシスコ講和条約)は、第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と、日本との間の戦争状態を終結させるために締結された平和条約。この条約を批准した連合国は、日本国の主権を承認した。国際法上はこの条約の発効により、日本と多くの連合国(確か48カ国)との間の「戦争状態」が終結した。 しかし、講和会議に参加が出来なかった国があった。朝鮮民主主義人民共和国(日本での通称:北朝鮮/国際通用名 North Korea)・大韓民国(日本での通称:韓国/国際通用名 South Korea) 。その後この2カ国との関係がどうなっているのか、私は知らない。北朝鮮はそのままだと想定されるが、韓国との関係は注目される。 その第11条に、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷(例として南京軍事法廷、ニュルンベルク裁判)の判決を受諾するという条文がある。南京軍事法廷は、1946年に蒋介石率いる中国国民党政府によって開かれた戦犯裁判。中国で戦争犯罪を犯したと目された日本軍関係者が、日中戦争中の行為をもとにこの法廷で裁かれた。 要するに日本は、南京大虐殺を認め、慰安婦や徴用工の存在も極東裁判で認めて、それによって昭和27年4月の国交回復がなったというのだ。サンフランシスコ平和条約のすべてを日本が受け入れて、日本の独立が回復したのだという。であるならば今更、南京大虐殺はなかったと主張するなら、平和条約はなかったこと(戦争は続く)になる。これが、世界との付き合いというモノらしい。私も、知らなかった。 |