10月26日(土)17時から、リーガホテルゼスト高松エメラルドの間で標題のイベントが開催されました。在日フランス大使館に登録されている日仏協会・友好団体数は、日本国内50を超えています。香川日仏協会の発足は、その中で23番目1984(昭和59)年に発足しています。その5年後1988(昭和63)年、高松市はトゥール市と姉妹都市提携を、当時の脇信男市長のもとで行いました。
その前年の1987(昭和62)年12月、こちらも脇信男市長の英断もあって、高松市・高松栗林ライオンズクラブ・KSB瀬戸内海放送の主幹三者による「高松冬のまつり」がスタートしました。「子どもたちの目の輝きを大切にしたい」というスローガンのもと、単にイルミネーションを点灯し、美しい夜景を見て頂くという全国各地の光の祭典とは一線を画し、子どもたちを通して願いを、思いをメッセージとして市民に訴え、世界へ発信する高松冬のまつりがこの後30年間、冬の風物詩となりました。
本日の式典には、在京都フランス総領事「ジュール・イルマン」氏やそのご家族、香川県知事公室長淀屋圭三郎氏と大西秀人高松市長、山下昭史三豊市長らご臨席のもと、ヴァイオリン演奏者青柳妃姫さんによるフランス国歌演奏で始まりました。私は心のなかで、「起立しないとまずい」とは思いましたが、一般的慣行として、こうした国際感覚を持っている香川日仏協会でさえも、起立しなかった。
また式典に先立って記念講演会が、「ベルサイユのバラ」の原作者池田理代子さんをスピーカーとし、元日本テレビディレクター渡邊満子さんをコーディネーターとして「日仏交流の今と未来」と題しての討論会がありました。熱心な「宝塚ファン」が会場内にいて、質問が多く、またオスカルの人形を作って池田理代子さんへプレゼントするファンもいました。
宮脇書店から池田理代子さんの本や、渡邊満子(森田一の娘・大平正芳元総理の孫)さんの本の限定販売もありました。講演者本人の本の販売があって買わなかったのは、久しぶりです。今日は、川染節江会長に勧められてかみさんが動き、私が同伴しました。川染会長とは、昨年の高松市・トゥール市姉妹都市提携30周年記念事業で現地へお供した仲です。