3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭ですが、「瀬戸芸」と呼ばれていますが瀬戸内国際芸術祭とは、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術の国際芸術祭であり、2000年が第1回で、今年が4回目の開催となっています。地元民としても、すっかり定着したものと考えています。
私も当初ビックリしたのですが、長い歴史を誇る「阿波おどり」が赤字だというのを聞いて、やはり運営には時代の移り変わりと共に、工夫がいると思いました。その点では、瀬戸内国際芸術祭は岡山・香川の両県を中心に、経済的波及効果は多大なモノがあります。発案者で総合プロデューサーの福武聡一郎氏やその関係者が、大きく潤っていると揶揄も耳にしますが、先駆者利益も、私はあってしかるべきかと思います。
今年の瀬戸内国際芸術祭2019も、11月4日(月・祝日)まで数日を残すだけとなりました。そこで31日の定休日(12月から木曜日定休から水曜日に変更になります。11月1ヶ月は周知期間としています)に、かみさんと小豆島会場へ行きました。4人で観光タクシー(小豆島交通・西浩ドライバー)を予定したのですが、2人に断られて2人になりました。もちろんタクシーで作品群を回るのは、初めての経験です。
小豆島といえども、定期バスの本数も少なく、瀬戸芸用のBUSもありません。土日祝日となれば話が違ってくるのかもしれませんが、その他の移動手段は、レンタカーと電動自転車、やはりゆっくり秋風に吹かれて芸術作品を鑑賞するには、観光タクシーはどうかと考えてみました。これが、西ドライバーという得がたい人に案内されて、快適な一日になりました。
小豆島には39の作品がありましたが、27作品、およそ7割のそれを見て回れました。そして西さんから、ここは「飛ばしましょう」とアドバイスももらいながら、快適な小豆島ほぼ一周コースでした。ガイドブックには、小豆島完全征服には2日間を要すると書かれています。そう言えば、「田浦」「福田」地区へは行けていません。9時から17時まで8時間では、名残石(大阪築城の折り、島から採掘されながら残された石)のように、一部残してしまいました。