不動産業界を牽引するトップランナーたちによる地域密着型不動産業の成功事例と副題がつくほど、長いタイトルに象徴されるように、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が主催するセミナーですが、その内容がこれまでと明らかに変化しています。
消費税率10%になった10月1日、東京文京区・東京ドームの前にある「すまい・るホール」で、午前10時すぎから午後5時近くまで、6名の発表者から、実践成功例が報告されていますが、これまでの地元密着奉仕型から、全国へ展開する新しいビジネスモデルになるかも知れない可能性を持つ報告もあり、全宅連の挑戦を感じました。
テーマ1 地域の安全性を確保する高齢者の入居斡旋
住宅確保要配慮者への居住支援や災害対応等の取組み
テーマ2 顧客志向の経営実践空き地管理と260を超える地域活動
革新的な顧客価値の構築や新たな顧客サービスを追求する取組
テーマ3 地域を魅力的にするランドバンクによる空き地・空き家問題解決と新たな不動産業の道
テーマ4 新ビジネスモデル「譲渡型賃貸住宅」
10~28年家賃を払えば、その建物がマイホームになる革新的な手法で、持ち家住宅の新しい市場開拓と、定住人口増を地域課題ととらえる
テーマ5 空き家の利活用を通じた参加型まちづくり
空き家・遊休不動産の利活用プラットホーム「ハロー!RENOVATION」では、事業へのアイデアからクラウドファンディングによる投資まで、多くの人がまちづくりに「参加」出来る場の提供
テーマ6 空き家活用「まちごとホテル」
空き家をホテルフロントや部屋に活用し、地域の店の利用を促進する仕組み作りで、「SEKAI HOTEL」を開発
仕掛け人は、全宅連不動産綜合研究所伊木憲清所長です。またその陰には岡崎卓也という知恵者がいるのです。奇遇ですが、小林正典(国土交通省関東地方整備局建政部長)氏と出会いました。本当に久しぶりです。夜は、オイスカ「国際協力の日のつどい」後の、「オイスカメンバーの絆を深める会」が赤坂で行われました。小林正典氏も、お連れしました。官僚にオイスカを知ってもらえる、チャンスです。