2019,04,15, Monday
県内統一地方選の後半戦となる高松市長と、高松市議などの選挙が14日告示された。立候補届け出の受付は、同日午後5時で締め切られ、高松市長選は現役の大西秀人(59)候補以外に届け出はなく、無投票で4選が決まった。大西秀人氏は、初陣を含めてこれで3回目の無投票で市長に選ばれている。
選挙がないのはダメだという人もいるが、選挙は恨みを作る。ないに越したことはない。浜田恵造香川県知事も大西秀人高松市長も、共に官僚出身で、経営者出身首長に対して動きが悪いと言われる首長もいるのですが、なになにこのお二人は、本当に良く働く。身をこにしてという表現が、まさにぴったりだ。 日本一小さな香川県の県都高松は、これからの4年間も、大きな変革に迫られる。大西秀人氏は2007年の選挙で、自治省を退官して市長選挙に立候補。出身は飯山町で地元への凱旋ではないが、むしろ飯山(現丸亀市)の市長より、高松市の方が中核市であり、やりがいがあるのではないか。賛否両論あるが、選挙も共産党候補相手にやるのであれば、選挙しなくてもその分、市民のために働いて貰いたい。 瀬戸内国際芸術祭2019は、香川県が仕掛けた世界的に知られたイベントになったが、高松ピアノコンクールやサンポートトライアスロンは、高松市が仕掛けた集客システム。イベント期間だけでなく、高松市南部の塩江町には、日常的にインバウンド客が来ている。1番の功績は高松空港の路線拡大だが、やがて高松空港と高松サンポートを結ぶ、LRT(ライトレールトランジット (Light rail transit, 次世代型路面電車)が開通するだろう。 LRTは、大西秀人高松市長が唱える次世代型交通システムだ。市長も当然行った、高松市・トゥール市姉妹都市提携30周年記念式典トゥール市主催イベントでも、市内に市長の薦めるLRTが走っていた。何と今の路面電車は、上から電気を摂らずに、下から電気を摂る。こうなると電気配線がいらず、美しい路面電車が走る。 大西市長とこの構想を共に語った際に、私は高松中央通りの中央分離帯の木を切り倒して路線にすることを提唱したのですが、出来るモノならばこれらの木を残して、中央第3車線を線路敷きにしたら、上り下りの2車線が出来て、どこかの町のように、車両衝突も避けられるように思うようになってきました。 いずれにしても自分たちの高齢化を考えても、いつまでもマイカーには乗れない。仏生山町は私鉄コトデンが走っていて、いま琴平線には2つの駅が出来ている。サンポート(高松築港駅)から空港口駅あたりまで、今の琴電琴平線とLRT(次世代型路面電車)は、並行して走るようになる。空港の利便性を考えると、これも有り難いのだが、本心は市内中心部を東西に走るLRTがほしい。 大西秀人高松市長の仕事は、何もLRTだけでない。今回の選挙で6つのテーマを掲げて、「瀬戸内創造拠点都市・高松」の街づくり等、底辺にあるのは、「コンパクトエコシティー構想」だと思いますが、これからの4年間の舵取りをお願いします。当選おめでとうございます。 また高松市議選は、定数40に対して48人が立候補して、激しい選挙戦の火ぶたが切られました。第一印象として、新人と女性候補が増えたと思います。私は20歳の選挙以来、投票しなかったことがありません。今回もライオンズクラブのイベントがあって21日は投票できませんが、早めに期日前投票へ行き、意中の人に一票を入れて、その人に4年間託します。 |
2019,04,13, Saturday
春季四国地区高校野球大会(5月3~5日・愛媛)の、香川県代表出場順位を決める高松商VS四学香川西のチャレンジマッチが、13日午前10時から、高松市生島町レグザムスタジアムでおこなわれ、高松商が10-6で辛くも勝利し、夏の甲子園大会へ弾みを付けた。結果から見ると楽勝のように見えるが、9回に6点を奪取してかろうじての勝利だった。課題は多い。
今年の選抜大会で16強入りした高松商は、ナンバー3の松下航大投手を先発に起用し、夏の大会への戦力アップを図ったが、3回に捕まり4点を献上して降板する結果となった。3回を終了して、高松商2-4香川西と雲行きが怪しくなった。3回途中から、二番手の右腕中塚公晴投手が救援したが、5回と7回に各1点を獲られ、8回終わって高松商4-6香川西と劣勢。 随所につきがない試合運びで、9回表高松商の攻撃。2四球などで得た2死満塁から途中出場の石丸が左前2点適時打でまず同点。さらに四球で満塁とし、強打の9番新居の走者一掃右中間二塁打と1番飛倉爽汰の右前適時打の連打で一挙に4点を奪取して、最終回はU18ワールドカップ高校日本代表1次候補に選出された左腕香川卓摩投手が登板して、粘る香川西を貫禄で最後の打者を打ち取った。 流石に香川卓摩投手が出てくると、チームも落ち着く。長尾健司監督も、投手野手をとわず、敢えて控え選手にチャンスを与えていた。夏に向けて、どうしても選手の力の底上げが求められる。 一 二 三 四 五 六 七 八 九 合計 H E 高松商 0 1 1 0 2 0 0 0 6 10 16 3 香川西 0 0 4 0 1 0 1 0 0 6 11 2 この試合結果から、四国地区高校野球は高松商が県1位、香川西が県2位で、5月3日(金)4日(土)の両日愛媛の球場で試合をする。この試合の頂点に立ったとしても、夏の甲子園大会出場にはつながらないが、大きな自信となることは間違いない。また夏の甲子園大会の香川県大会組み合わせで、高松商がシード1位、香川西がシード2位となることが決定している。 その他シード校は恐らく尽誠が3位、藤井が4位だろうか。あくまでも素人予想だが、夏の大会へ向けて、高松商は大きな一勝をあげたことは間違いない。だが、何度も言うが高松商にも課題は山積している。まずは四投手の、レベルアップ。今日のような状態では、夏は乗り越えられない。香川卓摩投手が腰に爆弾を持っている状態では、連投は出来ない。 どうしても右腕中塚公晴投手(3年)や美濃克尚投手(2年)、そして今日先発した松下航大投手(3年)の成長が待たれる。長尾健司監督も、五回まで松下航大投手が5点までで切り抜けたら、使える目処が立ったと喜んだかも知れない。試合後の談話では、「期待をしていたが、松下航大投手も右腕中塚公晴投手ダメだった」と語った。 それともう一つ、今日は失策が3つもあった。名指しはしないが、梵フライの落球など、およそ高松商らしくないエラーがあった。送りバント失敗で、ダブルプレーもあり、逆に香川西に犠打3、犠飛1を決められそんなこともあって、大変苦しい試合になってしまった。 エラーにはならないが、走塁で一塁踏み忘れや、ピッチャーの悪投、キャッチャーの後逸など、信じられない光景が各所で続いた。それでもう、ダメかと思った九回2死からの6点は、高松商の試合巧者の片鱗を見る思いであった。これまでが劣勢だっただけに、溜飲が下がる思いで熱くなった。課題が多く残ったモノの、久米龍之助先輩、吉田博先輩らもご機嫌さんでした。 おお方の予想に反して、高松商の打線は16安打とよく打った。長打気味のあたりは、後ろに守っていた香川西の外野手に好捕されたが、二塁打1、単打で良く繋いだ。それから四球も、8奪と多かった。相手青山の球速が120キロ台であったこともあり、きわどい球をうまく見極めていた。キャッチャーの新居は、今日も2安打4得点、一塁走者を封殺するなど、好守にまずまず。校歌斉唱は、涙がでんばかり。選手の大声も聞こえていました。 |
2019,04,12, Friday
航空自衛隊三沢基地所属のF35Aが、青森県沖に恐らく墜落したのではないかとの観測から、その機体を巡り、アメリカ・中国・ロシアともちろん日本が、しのぎを削って捜索している模様。4月9日、航空自衛隊のF-35戦闘機が青森県の三沢基地から135km離れた海上で、突然消息を絶ち行方不明となりました。
海上で戦闘機の破片が発見され、墜落したものと思われています。搭乗していたパイロット1名は発見されておらず、事故原因はまだ分かっていません。同機は、2度の不具合があって緊急着陸をしたとも聞いています。機体の価格は140億円とか言われていますが、人命はこれより遥かに重い。操縦士は躊躇なく、脱出すべき時代が来ていると思います。 私はこの類いのニュースは関心が薄く、昨日の藤原塾で知った次第。アメリカは何としても回収するというので、B52爆撃機まで投入し、回収不能なら破壊を考えているという。何とも物騒なことになったものだが、この事故機はステルス機で、レーダーに映りにくいという特性がある。最高機密であることは、間違いない。 だから皮肉なことに、墜落現場の特定もしづらいのだという。公海上であれば、この機体を取り込もうと中国・ロシアが動いて来るだろう。最高機密が詰まっているF35Aだから、持ち帰り徹底的研究が出来れば、やがてアメリカ空軍の鼻をへし折ることも可能だ。盗られてはなるまいと、アメリカも、日本任せにはしておけない。 F-35戦闘機はアメリカ軍のものを含めて現時点で既に400機近く量産されており、開発中に試作機が墜落したわけではないので、事故原因が機械的な欠陥と判明しない限りは、生産配備計画に影響は出ないでしょう。日本も、すでに147機も発注しているようです。実に無駄なことをするもんだ。こんなことに使うなら、消費税を値上げどころか一層廃止したらどうだろうか。 そんな緊迫した情勢から、アメリカ軍は自衛隊に協力し異例の捜索態勢で臨んでいます。三沢基地からP-8哨戒機を捜索に参加させるだけでなく、グアムのアンダーセン基地からB-52爆撃機を事故現場海域に投入しました。なんと大型爆撃機が出て来たのです。最新鋭機を投入しても、戦いに勝つとは断言できません。争いのない、相隣関係を築くことが肝要だと思います。 その昔吉田茂総理大臣は、「(今の)日本が武装に金をかけている余裕はない。国民の暮らしを守るために、産業振興に傾注する」と経済復興を急いだ。今の政権は豊なのか、思い上がっているのではないだろうか。日本国民は、働き方改革と称して休みをとることを義務化されている。非正規雇用が増えて、外国人就労者が増えて、日本の若者は本当に幸せになっていくのだろうか。 |
2019,04,11, Thursday
経済アナリストの藤原直哉氏を講師に迎えて、高松藤原塾が、香川県社会福祉総合会館で開催されました。もう19年続いているそうです。最初のきっかけは、「香川県FP(ファイナンシャルプランナー)事業協同組合」の発足式に、里坊税理士が推薦したことに始まります。事業協同組合は、法律に則って設立する組織で、香川県の認可が必要でした。
今では、事業協同組合はほとんど姿を消して、NPO法人がその役割を担っているように思います。設立当初の香川県FP事業協同組合は、私が理事長で、士業で固めていました。理事長退任から、程なくして解散しました。その当時の、時代の寵児だったように思います。この時に、今でも続いている「宅建業者の職業賠償責任保険」を、三井住友海上保険と組成しました。 ところで本日の藤原塾、ますます話を聞きたいと思う藤原直哉氏の話し。政治経済・国際問題等多岐に渡り、新聞テレビではお目にかかれない深い話しまで、それはそれはワクワクする内容です。今私がリュックに入れて持ち歩いている「裏切られた自由(ハーバート・フーバー)」は、彼がアメリカ大統領退任後、民主党ルーズベルト大統領の仕事ぶりなどを赤裸々に書いています。 いわば50年間出版できなかった本ですが、この類いの話にも精通している経済アナリストの藤原直哉氏です。「令和」この時代の大変さを、詳しく話してくれていました。 |