2019,03,30, Saturday
四国新聞に掲載されていた記事から、面白そうなモノを拾い読みした。何と言ってもダントツ1位は、「うどんとそば」の分類で、1世帯あたりの年間消費額は、外食代が13,152円で全国平均6,000円のざっと二倍。購入代は7,080円と、これまた全国平均の二倍。ちなみにラーメン(外食)は、全国34位と全国平均(市は全国に約800)より低くなっている。
私はうどんも食べるしラーメンも大好きで、最近のラーメンは、高松市内では「琥珀」と「北海」、それと宮脇町1丁目の「ハルオサンタダ(はるおさんとサンタダさん夫婦か)」が私のお薦め。残念ながら、池田町の「美孝苑」の四川味噌ラーメンは昼はやっていない。ラーメンの名店もあるにはあるが、消費量としてはうどんには遠く及ばない。カップ麺購入は、何と全国47位の高松市。 食べる物続きで紹介すると、たこが全国2位。奈良市に続いての2位だが、四国の人間は「明石のたこ」つまりたこ焼きのたこを強く意識しているが、ここにはランク外。しかし、高松の次は3位大阪市、4位堺市、5位京都市と続き関西勢が上位にランクされている。牡蠣も6位と多く消費されている。近くに産地があることが、大きく貢献していると思われる。 よく言われる香川県人は、高学歴預金好き(例外も多い)で、貯蓄は香川県が5位、当然1世帯あたりの貯蓄額全国平均より多く、18,215千円(こんなにない)もある。全国平均は、1500万円少し。逆に借入金は、47都道府県の中で45位。それでいて、借入金に占める住宅・土地費用は、香川県がダントツ1位。つまり借金は、住宅関連だけということになる。 また恥ずかしいことだが、食費(エンゲル係数)は都道府県内で47位のビリ。昼はうどんで、ワンコインあればそれで済む。賓客が来ても、うどんの名店(一緒に並ぶ店)へお連れすると、大変喜ばれる。それでいて、負担は少ない。都会では接待一人5千円かも知れないが、高松は流石にお客様連れとなると1千円はかかるが、それでも安くて助かる。 最後にプチ自慢を、一つ。香川県民は読書習慣があるようで、書籍・雑誌の購入額が東京都に続いて香川県第2位の一人あたり12,300円。全国平均が9千円だから、これは誇れる数字であります。図書館の貸出冊数も、1位東京都2位滋賀県、3位岡山に続いて4位。年間6.4冊の本を借りていることになっている。本といえば宮脇書店(本店高松市)、全国一の店舗数を誇っている。沖縄県でも、5~6店舗ある。 |
2019,03,29, Friday
JR四国の半井真司社長は28日、高松駅(高松市浜ノ町)周辺の開発事業に乗り出す方針を表明した。駅北隣の所有地に商業施設を含む駅ビルを新設し、四国の玄関口の装いを一新する計画。インバウンド(訪日外国人客)ら、好調な観光需要を取り込み、収益の拡大を目指す考えのようだ。
開発用地は現駅北隣の約2500㎡(750坪)で、現在はスーパマーケット「エースワン」(高知市)が高松店を展開している。「エースワン」は坂出店を閉店していて、高松店もどうなるかと危ぶまれていた。JR四国側も、高松サンポートへの新県営体育館(アリーナ)の建設事業が進んでいることも踏まえて、「エースワン」とは契約更新をせず、観光客ニーズにも応えられる商業施設が入った駅ビル建設の有効性がより高いと判断したのだろう。 JR四国は人口減少などでこれからも鉄道収入の落ち込みが見込まれることから、分譲マンション(高松市常磐街)や宿泊特化型ホテル(クレメントイン)の建設など、鉄道以外の事業を強化している。意外にも将来四国新幹線が開通すると、特急が廃止され、ローカル便が動きやすくなって、鉄道収益が向上するという試算もある。 しかし現在のJR四国の一日乗降客は、東京山手線の「五反田駅」のそれと同じ程度で、隣の品川駅などにははるかに及ばない。ローカル便数を増やし、乗降客を増やす努力が求められる。しかし現況は、特急列車のダイヤが最優先され、ローカル便は待ち時間が多くなり、利便性が悪い。そのために、田舎は車社会にならざるを得ないのだが、便利になると鉄道の復権もあると思う。 しかしそれは新幹線整備後早くて10年先の話しで、たちまちのJR四国の収益改善は、鉄道外収入の増収に頼らざるを得ない。鉄道収益の黒字は、瀬戸大橋線だけというのも驚きだ。コトデンも新駅を作ることで、乗降客を増やそうとしている。JR四国も、新駅構想があって然り。鉄道と鉄道外収入は、クルマの両輪のような関係でなくては、うまく機能しない。 高松駅前の商業ビルは、非常に楽しみですね。JR四国は19年度にも設計に着手し、21年度の完成を目指して準備を進めるという。スーパマーケットがなくなることで、周辺マンション居住者も不便になると思うが、それ以上に、JR四国利用者の不便はないのだろうか。建物の中には、スーパマーケットもほしい。 恐らく事務所スペースのテナントが多くなることでしょうが、職住近接が、田舎暮らしの最もありがたいところであります。 |
2019,03,28, Thursday
選抜高校野球大会6日目、二回戦に進んだ高松商は、市和歌山に6-2で大敗を喫した。高松商を応援する者全員が、「今日は勝つ」とたかをくくって甲子園球場に乗り込んでいた。心の隙間に悪魔が入り込んできた。負ける時はこんなモノで、次は夏の大会へ向けて、再出発です。
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2019,03,27, Wednesday
京都市内で茶会などを主催されている天皇皇后両陛下は、26日奈良県橿原市を訪れ、初代天皇とされる神武天皇陵を参拝され、陛下が4月30日に退位されることを報告したものとみられる。午後には、宿泊先の京都大宮御所に戻られた。陛下の退位を前におこなわれる11の儀式の一つで、4月18日には三重県伊勢市の伊勢神宮、23日には八王子市の昭和天皇陵も参拝予定であります。
天皇皇后両陛下の言動については恐れ多く、小欄で紹介したことはごく少なかったと思います。今回の退位についても、意見を述べる立場ではありませんが、市井の一国民として、「天皇生前退位」のお考えは、僭越ながら「名案」だと感服しております。これほどまでの、GOODアイディアはありません。安倍晋三内閣総理大臣の野望も、かき消されました。 先の御代代わりは、昭和天皇の崩御からのもので、すべてが自粛ムードの中での御代代わりでした。それが今度は、200年ぶりの譲位(君主が存命中の間に、その地位を後継者へ譲り渡す行為)となります。退位で寂しいと思う反面、新天皇が即位され新しい日本が始まるようでワクワクします。 今の天皇陛下も皇太子時代は、そんなに意思を感じられませんでしたが、天皇即位後は、先帝の「戦争のない世紀」を自らのお考えとされて、沖縄を中心とした被災地へ、たびたび足を運ばれ、被災民に親しく寄り添われている姿は、国内のみならず世界へ発信された日本人のお姿でした。 元号も平成から何に変わるかと取りざたされていますが、この際西暦に統一する案もあるようですが、法律からも元号が求められていて、4月1日(月)には内閣から発表されます。どのように決まるのか、中国との摩擦からも、中国の古典からの採用はないと思いますが、外交もそうですが、「日本独自」のモノを取り入れて頂きたい。 4月は、春を迎える明るい季節。そこで新元号が発表されて、5月に交代式がおこなわれ、皇室の慶賀が続きます。天皇制度は、北朝や南朝という話題も巷にはありますが、いずれにしても平成三十一年、皇紀で言えば二千六百七拾九年の新春にあたり、先ず以て皇室の弥栄(いやさか)を寿(ことほ)ぎ奉(たてまつ)ると共に、支援者の皆々様方の一層のご清栄を祈念申しあげます。 タダ歴史的にみれば、御代代わりの年には悪いこともあります。1912年(明治45年/大正元年)7月30日、明治天皇の崩御を受けて「第123代天皇」に践祚し、「大正」と改元した。護憲運動が盛んになり、国内は政治的に大混乱、世界中で争いの波が高まり、そして1914年ついに第一次世界大戦に突入します。 やがて昭和に入り、すぐに世界恐慌に巻き込まれる。昭和天皇は、日本の第124代天皇。諱は裕仁で、称号は迪宮。お印は若竹。第二次世界大戦前から日本が復興するまで60年余りに渡って在位し、大日本帝国憲法における元首天皇と日本国憲法に定められた象徴天皇の両方を経験した天皇であります。 昭和天皇はひたすら「平和」を祈念して、その職を全うされました。それを身近に見ていた天皇は、平成期を振り返り、「戦争がなかった世紀」と締めくくっています。安倍晋三内閣総理大臣の改憲に、日程的にストップをかけた天皇陛下。その願いは先帝と同じ「平和」で、自衛隊が軍隊となれば、海外派兵もつまり自衛隊員の負傷も出るだろう。 |