2019,04,06, Saturday
過日岡山へ、高松栗林ライオンズクラブメンバー数人とご一緒した。その際に、一人の先輩がおめしになっていたスーツに目が行った。恥ずかしながら、その値段を聞いてみた。先輩は値段に関しては答えず、「銀座の英國屋製」とだけ教えてくれた。何となんと、銀座で仕立てる人もいたのだ。採寸もそのたんびに、やって貰うという。
それで思い出したのだが、過去に団体で韓国ソウルへ行った時、松山市内の宅建業者が帰りにスーツを持っていた。聞くと、着いた時にソウル市内のデパートで注文し、帰りに持って帰るとか。ソウルのデパートは、良いスーツが安いとか。これにもビックリしたが、その後韓国へは行ったことがない。 もう、10年も前の話になった。韓国は革製品や眼鏡、印鑑等が安くて良いとは聞いていたが、スーツもレベルが高そうだ。私もスーツは作業着だと思って、毎年2~3着はこれまでも仕立てていたのです。丁度これまでの仕立屋さんが東京へ進出されて、困ったなと内心思っていたところでした。それでも直ちに新品がいる訳でもなく、既存の11着で回していました。 そんな折の昨年の秋、高松栗林ライオンズクラブと高松屋島ライオンズクラブの合同例会があった時、高松屋島ライオンズクラブメンバーに高松三越の部長さんがいらっしゃいました。そのご縁で、紳士服コーナーで冬用を注文した。なかなか良いモノが、納品された。当然といえばそれまでだが、期待に応えるというのは、何かにつけて大変だ。 恥ずかしながらこれまでも、スーツは身体の体型からオーダー品でなければあわず、仕事のための作業着だと心得て、仕立て品を買っていた。それと比べれば、やはり三越は少し高い。自分も三越で作ることが出来たという自負もあって、少しだけ無理を言うことにしたのです。 「製造年月日を入れてもらえませんか」、「その手配はすでにおこなっています」。流石三越、そつがないと感心したが、帰って既存のスーツの内ポケット内をみたら、全部に製造年月日が入っていた。知らなかった。このシーズンが終わったら、廃棄にしようかと思っていたスーツは、何と17年が経過していた。あわせて、仕立てた店の名前も入っている。 年間30回着用すると考えると、500回以上この服を着ていることになる。高いと思った価格も、一回に換算すると200円程度にしかならない。特段の手入れをしている訳ではありませんが、使用に耐えてくれています。最近は食べ物をこぼすこともあってズボンも、また袖を汚すことも多くなって、季節の途中でクリーニングに出すことも増えてきました。 私の職業は、宅建業です。胡散臭いと思われていてお客様は、「見た目」で判断をされます。あくまでも私の考え方ですが、ダークスーツに白シャツ・ネクタイが作業着です。おしゃれでも、何でもありません。夏も、基本的にはネクタイ着用。若者はノーネクタイが当たり前と言いますが、私の考えでは、ノーネクタイが許されるのは、公務員と銀行員です。なかんずく、宅建業者は、スーツに白シャツ・ネクタイ着用が常識です。 |