2018,11,14, Wednesday
明治神宮野球大会高校の部で、大方の予想を覆し、札幌大谷(北海道)が優勝した。それも星稜(北信越)を、2-1の僅差ではねつけての勝利。私もテレビの報道を見ながら、やはり高校生、何が起こるか分からないから面白いと思いました。しかし当事者は反省をしながら、早くも次の全国大会甲子園選抜大会に照準を合わせて、新たな思いでスタートを切っている。
同じ番組で、プロ野球のトライアウトも13日に行われたと報じられている。所属する球団から、戦力外通告された選手が次の職場を探す12球団合同トライアウトに、48人(投手29、野手19)が参加したと聞く。こちらは結果だけで、反省の弁は何の役にも立たないドライな世界。見ている私は、自ずと高校野球に目が向く。 また日米のプロ野球戦も、日本で行われている。全日本チームが活躍しているが、観戦も途中で風呂へ行く私。大谷翔平選手の新人賞受賞には大いに関心があるが、来年の大谷翔平選手の活躍は限定的だ。それでもいいと思う。二刀流がそう続くとも思えない。いずれにしても、ドラマがあるのは高校野球だと思う。 決勝戦の札幌大谷は、五回に1点先制されたが、七回に北本の2点打で逆転。投げては西原が緩急を駆使し、1安打完投。きひ締まった良い試合になった。優勝候補筆頭の星稜(北信越)を見事破っての優勝で、星稜(北信越)は27年ぶりの優勝を逃した。負けると思われていたチームが、ここ一番活躍する。 札幌大谷(北海道)は、中学・高校・大学の一貫教育で、一つの敷地にグランドが3面あり、中学3年の大会が終わるとすぐ高校の練習に参加することができるという。創部10年と言いながら、密度の濃い練習が出来ている強敵。「神宮王者」として選抜も、優勝候補筆頭かと思います。 ここからが高松商ですが、明治神宮大会に四国代表として出場し、第一試合は八戸学院光星(東北)戦に14安打して9-6で勝利した。高松商は全国大会には比較的強く、出ると1つ2つ勝つような雰囲気がある。しかし2試合目は、U18(18歳以下)アジア選手権高校日本代表に選出された右腕奥川の前に、7回で12三振、得点は1点のみ。危うくコールド負けかと、悪い結果が頭をよぎるほど一方的にせめられた。 結果的には7-4まで追い上げたが、ここまでを見ても翌日は星稜(北信越)が札幌大谷(北海道)に勝つと予想した。それが見事札幌大谷(北海道)が勝って、北海道地区の来春の選抜大会枠が2となった。高校野球は、思わぬところで失策も出る。未完成だから、面白いのだろうか。力不足の感は否めない高松商、長尾健司監督のこれからの手腕が楽しみだ。チーム運営も私は経営だと思う。限られた資源で、どんな経営をするのか。 |
2018,11,13, Tuesday
小欄でも告知している除幕式があと5日に迫った13日、「平成乙女の像」の後ろに、記念碑が立ち上がりました。私が最も力を入れている、「平成乙女の像」の作成経緯を紹介した文章を、旧像「昭和乙女の像」と比べて、両方の対比に力を入れました。どちらの像も、彫刻家・萬木淳一氏の手によるモノです。
ただし裏面の寄付者芳名板は、いまだ目標額に届かず、18日は暫定版で対応させて頂きます。3年という長い月日をかけたのですが、出来上がったのはこれから100年の風雨に絶えられるブロンズ像です。また芳名板も、金属にエッチングで彫り込みを入れて、それに墨をおいたモノです。これも恐らく100年は、暴風雨に耐えてくれると頼もしく思います。 18日は、10時から神事や除幕式があり、30分程度で終わると思います。テントや椅子など、通常のしつらえができませんが、天気は晴れの予想。100年に一度のイベントです、臨席をお待ち申しております。とは言いながら駐車場の手配もできておりません。実行部隊の力及ばず、ご不便をおかけしますが、除幕式の告知とさせて頂きます。 |
2018,11,12, Monday
「揺れ動く内外情勢とこれからの日本経済」と題した、政治ジャーナリスト田﨑史郎氏を迎えて、サンポートホール高松大ホールでほぼ満席の約720名のお客様を迎えての講演会でした。全体的講演内容もさることながら、講演の入りと出は、流石毎日生のテレビに出演している売れっ子ジャーナリストの真髄発揮。
まず入りですが、つかみは「週刊文春」特集記事から入ります。文春が読者アンケートで、好感度キャスターと感じの悪いキャスターの順位を掲載している。その中の、嫌いな感じの悪いキャスターの2位が、田﨑史郎氏だと自らが言うのです。氏は政治ジャーナリストですからキャスターとは違いますが、おしなべてテレビで意見を言う人をキャスターと総称しているようです。 好感度は、1位羽鳥慎一MC、2位池上彰氏、3位安住紳一郎MC、嫌いは1位宮根誠司MC、2位田﨑史郎氏、3位大村ともあき、4位古舘伊知郎、5位関口宏、6位安藤優子となっている。逆に好感度36位に田﨑史郎氏が入っている。このようにその人のとらえ方で、感度評価が大きく変わることがこれで証明された。 政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は、確かに、安倍晋三首相を悪くは言わない。まず「よくやってますよ」と肯定から入る。これがある意味、視聴者受けしないコメントなのかも知れない。「モリカケ問題」のように、何かにつけて「悪い、けしからん」と言わないと、見ている人の溜飲は下がらないのだろうか。 それと最後の終わり方、90分をちょうどで終わった。これも生番組で鍛えられた技術かと思いますが、最後に「政治は川の流れと同じ」予想はあくまでも予想、どうなるか分からないと聞く人を煙に巻いて見事なクロージングだった。そのあてにならない予想の一つだが、今後50年間で生産年齢人口(15-64歳)4割減ると予想されている。 これの対策としてITの活用、女性の登用、シニアー活用とあわせて、外国人労働者の受入を拡大する「入管難民法」などの改正について半分以上が賛成し、安倍政権がこれまでに出した数々の法案の中でも評判がいい。今国会で、成立するだろうと予想している。果たして、政府案どおり進むだろうか。若い外国人労働者も50年すれば、立派な老人だ。 またポスト安倍として、2020年東京オリンピックパラリンピック後には、問題が表出するだろうが、「安倍晋三首相の次は安倍」と言われるほど安倍一強だが、それでも岸田文雄党政調会長と河野太郎外相が争うだろう。伏兵として、小泉進次郎党厚生労働部会長を田﨑氏は挙げている。 私が別のところで聞いた話では、岸田文雄党政調会長は暴力団山口組幹部とのツーショット写真が週刊誌を賑わしている。野田聖子議員の名前も取りざたされているが、同じ情報源から彼女の夫は、同じく広域暴力団会津小鉄会幹部だという。これではとても、日本国の総理にはなれない。日大の田中氏も、暴力団幹部との付き合いが問題視された。 そして、河野太郎外相は、一部地元有権者から「馬鹿殿」と呼ばれている。いずれも菅義偉官房長官から、「次はおまえだ」と名指しされて踊っている。小泉進次郎党厚生労働部会長については、40年来の記者経験から面白い話をしていた。田﨑史郎氏は、記事の配信を全国にする時事通信社の元記者。俗に言う「番記者」を長くやって、人脈を作ってきた。 政治ジャーナリスト田﨑史郎氏の「出世双六」では、これまでは政務官→党部会長→副大臣→常任委員長→大臣→党三役→総理大臣となるケースが多かった。しかし小泉進次郎党厚生労働部会長は、それにこだわっていない。世界中の政治トップは、トランプ大統領にしてもアメリカの制度も違うが、突然大統領就任だ。上下院議員も、州知事も経験していない。だから小泉進次郎党厚生労働部会長は、伏兵と言われるのか。 |
2018,11,11, Sunday
科学や芸術の発展に貢献した3人(増えたこともあった)に贈る、京都賞の授賞式。あまりにも大規模な授賞式に、経営者の端くれは、一体いくらの予算で運営されているのかと計算する。高円宮妃久子殿下の臨席にも費用はかかるだろうし、大勢の旅費交通宿泊費も馬鹿にならない。京都賞メダルは、文化勲章受章者である彫金家の帖佐美行氏(1915-2002)によってデザインされたもの。それぞれの賞金は1億円。
今年で34回だが、「人のため、世のために役立つことをなすことが、人間として最高の行為」そして、「人類の未来は、科学の発展と人類の精神的深化のバランスがとれて、初めて安定したものになる」という稲盛和夫の理念に基づき、継続されている。選考委員会も、専門家の手によって運営されている。そこに稲盛和夫塾長の恣意的発言はない。 私はノーベル賞の授賞式を生で見たことはないが、京都賞も音楽が先頭をきって始まる。幻想的で、風格を感じる「能」の披露や、京都聖母学院小学校合唱団の歌声や着物姿も、京都らしさを醸し出している。京都聖母学院小学校合唱団は、先輩から34回の任を全うしている。費用のすべてを公益財団法人稲盛財団が負担する。返す返す、稲盛和夫塾長は凄い人だ。 さて京都で目覚めてどうするかと妻に聞くと、「宇治の平等院」へ行きたいという。ならばとナビをセットして、マイカー走らす。30分余で到着。10時前で、まだ駐車場も余裕があるようだ。平等院の前に、バスも駐車できる大駐車場がありました。ここはなんといっても、「宇治茶」の本場。京都賞会場で抹茶の提供もありましたが、平等院内での抹茶はまた格別のものでした。 高松まで高速運転で約3時間、新しい道路が繋がったようで、渋滞もストレスもなく無事に行き来しました。機関誌マラソン第77回の提出がまだです。帰って、寝る前に提出しないと締め切りに間に合いません。何だかんだと、時間に追われる生活をしています。 余談ですが、高松商の明治神宮大会は、準々決勝で八戸学院光星高に勝利して、明日12日の準決勝戦に進みました。 |