2019,02,17, Sunday
直子さんの7回忌が、坂出の実家で営まれた。遠縁にあたり、かみさんが所用のため私が替わってでた。「お兄ちゃん」と、私を慕ってくれていた実に可愛い子だった。親戚を褒めてもどうかと思うが、高松商の後輩で、政府系の金融機関に就職した秀才でもありました。夫の挨拶に、夫婦の絆を感じ、身につまされました。子どもがいないから、余計だ。
白血病で、闘病生活10年。7回忌だから、今から16年前のことで、夏目雅子さんや本田美奈子が引き合いに出された。今話題になっている競泳・池江璃花子(いけえりかこ)選手、白血病の発症を公表して闘病生活が始まっているが、直子は随分苦しかったようだ。 現代医学は、あれからIPS細胞(人工多能性幹細胞)の誕生とか、素晴らしい進歩を遂げているから、池江璃花子選手は治癒するだろうが、直子は帰らぬ人となり、もう6年になる。冥福を祈るところであります。併せて、旦那様の元気を何より願うモノであります。 豪華な食事を頂戴して帰るところですが、前日にもらった「四国水族館」の建設現場が近いので、見に行くことにしました。県内の水族館構想は確か3つあり、ここ宇多津町と仁尾町とが新設、すでに稼働している水族館として高松屋島水族館があります。ここの水族館は、高松市と日プラが共同で、規模を拡大すると聞いています。 正直3つもいるのかと思いますが、作り方によっては、雄大な瀬戸の多島美を取り込んだスケールの大きい全国規模の水族館になるやも知れない。とりあえず、宇多津町に建設中の「四国水族館」へ。資料にあったのですが、ゴールドタワーや結婚式場が多く集まるエリアです。流石学(さすが・まなぶ)氏が、株式会社四国水族館開発の代表取締役。その人の講演会資料が、手元にあります。 当社は、四国を代表する水族館の開設準備、運営マネージメントを目的に設立されました。「四国発の次世代水族館」のオープン、長期安定的な経営を目指した企業活動に取り組んでいます。水族館運営を通じて、パートナー企業や行政、地域の皆さまと共に、地域の活性化及び発展に貢献するほか、四国圏の観光振興、雇用創出による経済的貢献、社会教育施設として文化・学術的貢献を目指します。 「四国水景」を展示テーマにした「次世代水族館」、四方を海に囲まれ清流や湖沼など、四国ならではの水中世界をダイナミックに再現、時間帯や季節で変化する空間演出、四国各地の自然や地域文化とのつながり次世代に進化し続ける水族館が、2020年3月誕生します。 場所は、香川県綾歌郡宇多津町浜一番町、海岸沿いの「うたづ海ホタル」のとなり、「宇多津臨海公園」内、瀬戸大橋から新幹線が入ってきて、最寄り駅が「宇多津駅」となります。初年度来館者数120万人、ボトム70万人(開業18年目)、リニューアル工事(第3期、8期、12期)も予定し、良い立地に流石学氏というリーダーを迎え、高松にとっても強力なライバル出現です。 |
2019,02,16, Saturday
地元第一地銀の百十四銀行が、紙通帳の代わりにスマートフォンのアプリ「114通帳アプリ」で、口座残高や取引明細を確認できるサービスを開始した。営業戦略部へ問い合わせてみると、スマートフォンのアプリを自分でダウンロードして、そこからシステムに入り、個人情報を入力すると、あっという間に自分の指定口座の内容が画面に出てくる。
今は個人口座限定のようだが、複数の口座を持っている人は、複数口登録ができて、画面をフリック(画面に指をつけて横に動かす)すると、複数の口座の内容が順番に見られる。今の時代は、2つ以上の口座を持つのには理由がいるが、大画面は現在残高で、その下に出入りが日付順に出てくる。 これでピンときたのは、不動産売買代金の振り込み確認が、これで出来る。金融機関で、「今から振り込みます」と言われて、今は直ちに振り込みが完了する。このスマートフォン(スマホ)のサービスを使えば、先の入金確認もたやすくなる。 私も38年間宅建業務にたずさわっているが、その昔は、振込には何時間もかかっていた。そのために、一端解散して再度集合という取引場面もあったほど。流石に今は早いが、しかし着金確認は、店頭のATMへ行くしか方法がなかった。 昨今の不動産取引は、相続物件の売買が多くなり、対象不動産から見ると、遠隔地に居住されている所有者が多くなっている。これまでは、「契約」で手付金を1~2割り入れて、およそ1ヶ月後に残代金の支払と、所有権移転登記を同時に行う。これが「取引」と呼ばれている。つまり2度の「ご足労」をおかけしていたのですが、最近は一度契約時だけというパターンも増えつつあります。 また百十四銀行は、「通帳なし」のお客様へは500円の現金還付をするような新しいサービスも同時に開始している。百十四銀行が、銀行新時代に突入したように思う。銀行の収益が少なくなり、銀行も、例えば店外のATMをなくして、コンビニの入出金サービスを利用して手数料を払うシステムに移行している。ATMは、1台1億円とも言われている。 イオン銀行などは、すでに「通帳なし」で業務に支障をきたすことがなく銀行業務が運んでいる。しかし私も珍しいものが好きで、イオン銀行でも口座をつくり、カードで引き出すことをしていたのですが、黄斑円弧の手術で失明もあり得るとして、残高をカラにしました。万一の場合でも、通帳があると相続人へも事実が伝わる。何にもナシでは、何も分からないのではないかと心配します。 しかしそんな心配をしていても仕方ないのですが、私たち団塊の世代次人間は、やはり通帳がないと心許ない気がする。それでも金融機関は、遅かれ早かれ「通帳なし」も導入してくると思われる。慣れるしか無いのだろうが、「百十四銀行お前もか」とブルータスの心境であります。便利と不便は、表裏一体の構成をなしている。 |
2019,02,15, Friday
500ページに及ぶ超大作、英語ではThe History of Japanと記されている。日本の歴史というだけに、その始まりは第1章古代~大和政権誕生となっている。知り合いの弁護士は、間違いが4箇所あると言うが、女性天皇と女系天皇の違いは、私にもよく分からない。間違いがあるにしても、縄文時代からの日本を平成までまとめている。ある知識人は、高校生の学習副本にしたいとまで言う。
日本ほど、素晴らしい歴史を持っている国はありません。これはその通りだと思う。世界中から「日本は」と注視され、出来れば一度日本へ来てみたいと考えている外国人は多い。月曜日の19時前、テレビ東京系テレビせとうちの「Youは何しに日本へ」という番組で、日本へ来ている人に密着取材をしている。単なる観光でなく、結構目的を持って来日している人が多い。まあ番組の趣旨から、そういう外国人を取材する番組だからでもあるが。 1800年代の終わり、私たちの国は欧米列国によって鎖国の扉をこじ開けられ、強引に世界の舞台に引きずり出された。当時の世界は、欧米列国による植民地争奪戦の時代であり、白人にとって有色人種は「人」ではなく、奴隷に近い存在。日本はその暴風の中で独立を保ったばかりか、あっという間に欧米列国に肩を並べる強国になった。 私の性格か、私は明治時代の今から150年前頃からの日本の歴史が大好きですが、百田尚樹氏は特に戦後GHQの「日本を二度とアメリカに刃向かえない国に改造すること」という政策が、日本人が苦労して作り上げた政治の仕組みを解体し、憲法を作り替えることに着手して、日本国民に「罪の意識を」徹底的に植え付ける「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(WGIP)を徹底したと書き綴っている。 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(WGIP)とは、「戦争についての罪悪感を、日本人の心に植え付けるための宣伝計画」である。氏は、日本人の精神を粉々にし、二度とアメリカに戦いを挑んでこないようにするためのもので、東京裁判もその一つだという。当時のラジオ放送「真相はこうだ」も、それらの一つだった。日本国、日本人を悪く紹介する自虐番組であった。 戦後、日本はアジア諸国に賠償金を支払ったが、その国々を数十年から三百年にわたって支配していたオランダ、イギリス、フランス、アメリカは、賠償金など一切支払っていないばかりが、植民地支配を責められることも、少数の例を除いてほとんどない。それはなぜか-日本だけが誠意を持って謝罪したからである。 GHQで、マッカーサーの政治顧問付補佐官だった男性の米国議会での証言を読むと、戦後の日本は、共産主義者たちの一種の「実験場」にされたようにも見える。中国共産党が延安で成功させた日本人捕虜への洗脳を、日本国民全体に施し、さらに日本国憲法によって再軍備を禁じ、公職追放によって地位を得た共産主義者とそのシンパが、GHQ路線を堅持していった。 その結果、日本人に過剰に自己を否定させ、いわゆる自虐史観が蔓延し、「愛国心」まで捨てさせた。そして後の、「河野談話」「村山談話」のような、中国・韓国の反日プロパガンダに容易に乗せられてしまう結果を招いた。共産主義者に影響されたGHQの占領政策は、その後の壮大な「歴史戦」の端緒となった。 また氏は憲法に関して、制定当時の日本人の多くはこれを屈辱と感じたが、その後、GHQの洗脳教育(WGIP)を受けたマスメディアや左翼系知識人が社会の大勢を占めるにつれ、この憲法は「世界に誇るべき平和憲法」であると言う声が大きくなり、また学校教育でもそのように教えられるようになったため、戦後生まれの多くの日本人が素晴らしい憲法だと思い込むようになったと書いている。 日本は明治維新後、72年間に5度の戦争を経験した。それを考えれば、大東亜戦争後70年以上にわたって一度も戦争をせず、平和を享受してきたことは驚くべきことである。しかし日本にとって、憲法改正と防衛力の増強は急務である。正論か過激言論か一度は、読んでみる価値のある本だと思います。 |
2019,02,14, Thursday
2月14日は言わずと知れたバレンタインデー。バレンタインデー、または、聖バレンタインデーは、2月14日に祝われ、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされる。元々269年に、ローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において、かつて伝えられていた。 ウィキペディア
私のような団塊の次世代は、クリスマスイブのケーキと、このバレンタインデーのチョコレートは、強く意識したものだ。逆に恵方巻きなどの新しい習慣は馴染みが薄い。特にこのバレンタインデーのチョコレートは、「義理チョコ」という忖度もあり、今は昔、本目でなくてももらえるかも知れないという淡い期待を持って登校していました。 昨今はサービス業の女性からの、ほんの少しのチョコレートですが、頂くとうれしいモノです。わざわざ持参される方もいらっしゃいますが、不在が多いのです。次の3月14日の返礼の面倒なことも忘却の彼方、たちまちですが大喜びです。今年の代わりどころは、隣で仕事をしているYさんの、チョコレートならぬ芋焼酎でした。なかなかのアイディアです。これもうれしいものの一つです。 さてここからが本題。今年の秀逸は、「百ちゃんチョコ」。母親がチロルチョコ株式会社に「松野百笑」の写真を3枚送り、それを使ってチロルチョコの完成物が送られてきて、母親がデコレートしたモノ。これも驚きました。今のデジタル情報時代ならではの、見事な連携プレー。それでいてコストは、GODIVAに比べたら安いのでしょうね。 会社に持ち込み社員の皆さまにひと当たり自慢して、「ありがとうございます」という勘違い者から無事チロルチョコを取り返し、一人悦に入り、むしゃむしゃ食べている嫌らしい私です。ただしGODIVAのチョコレートは、利他の精神で分け与えました。 私ごとですが、私の父親茂は、私が10歳の時に他界しました。思いでの一つに、パチンコ店のチョコレートがあります。父親の躾をよく知らない私は、わが子の躾もよく分からず、文字通り徒手空拳でがむしゃらにやって来ました。今の自分が役に立っているのか、躾に関しては心許ない。 |