2019,02,26, Tuesday
高松市選管は25日、19年統一地方選挙(4月14日(日)告示・4月21日(日)投開票)の、立候補予定者説明会を市役所で開いた。市長選に出席したのは、4選を目指し立候補を表明した大西秀人高松市長(59)の1陣営のみ。共産党系の市民団体は、同日までに対立候補を擁立しない方針を決めたもよう。同市長選は、無投票の公算が高まっている。
選挙だけは札を開けてみないと分からないとも言われるが、高松市長選に限れば、大西秀人高松市長初当選の07年、再選した11年と連続で無投票になった。前回の15年は、共産党が新人候補を擁立し、12年ぶり大西秀人高松市長にとっては、初めての選挙戦を経験した。しかし傍目にも、共産党新人との選挙は、勝負の決まった信任投票だった。 今回も事前の予想では、対抗馬の出馬も噂されていたが、諸般の事情で日に日に情勢は変わる。3月1日(金)に、市長市政報告会が高松テルサで予定されているが、事実上の勝利宣言があるのだろうか。改めて大西秀人高松市長のこれまでの仕事ぶりが、高く評価されたモノだ。平田喜一郎後援会長、角田富雄事務長の顔が浮かぶ。 県都高松・中核都市高松の市長が無投票で良いのかと言う論が、共産党中心の野党から聞こえそうだが、わたしは大いに結構かと思います。普通争って切磋琢磨するのは人間を大きくしますが、どうも選挙は、「人の恨み」ばかりを大きくする。選挙システムはあるが、投票なしで選ばれるのであれば、それはありがたい話しであろう。 大西秀人高松市長の唱える「「コンパクトエコシティー構想」は、日本一小さな香川県の県都高松市にあって、限られたエリアで人が住んで、そのゾーンを広げない方法として、一つの主張であります。昨年フランスの高松市・トゥール市姉妹都市提携30周年記念事業でご一緒させて頂きましたが、前から訴えている「仏生山町駅前丸-い商店街構想」さえ適えば、わたしも先頭を切って万歳三唱をやりたい。 4期目は、高松市立地適正化計画と真正面からぶつかる。これからの高松市を俯瞰すると、宅地化開発の道路の幅員を4㍍から5㍍の道路を条件付けにするのは、総論賛成各論反対が多いと思う。大西秀人高松市長は、都市交通の要にヨーロッパに多く見られる超低床路面電車の導入を考えている?日本でも、国土交通省のLRT(次世代型路面電車)への導入支援事業に合わせて、超低床電車の導入が進んでいる。 1997年(平成9年)の熊本市交通局における9700形投入を皮切りに、路面電車のバリアフリー化への対応を目指して複数の事業者が導入を推進している。LRTの直接の事業ではないが、コトデン琴平線に2つの新駅が出来る。もう工事が始まっている。仏生山駅までの複線化も決まっている。1駅20億円の費用がかかると聞くが、高松市も拠出する。高松空港までこれがつながると、高松の拠点制はさらに増す。 いろいろやることが山積している。不謹慎な話しだが、選挙で争いごとに明け暮れて、疲弊して前に進めなくなるのは本末転倒。高松は地勢的に革新が多い。それでも大西秀人高松市長に託すというのには、大西秀人高松市長には、新たな気持ちで4期目を努めてもらいたい。 |