2019,02,08, Friday
地元地銀の百十四銀行が、紙通帳の代わりにスマートフォンのアプリ「114通帳アプリ」で、口座残高や取引明細を確認できるサービスを開始した。営業戦略部へ問い合わせてみると、スマートフォンのアプリを自分でダウンロードして、そこからシステムに入り、個人情報を入力すると、あっという間に指定口座の内容が画面に出てくる。
今は個人口座限定のようだが、複数の口座を持っている人は、複数口登録できて、画面をフリック(画面に指をつけて横に動かす)すると、複数の口座の内容が見られる。大画面は現在残高で、その下に出入りが日付順に出てくる。これでピンときたのは、不動産売買代金の振り込み確認。金融機関で、「今から振り込みます」と言われて、今は直ちに振り込みが完了する。 私も38年間宅建業務にたずさわっているが、その昔は、何時間もかかっていた。そのために、一端解散して再度集合という取引場面もあったほど。流石に今は早いが、確認は店頭のATMへ行くしか方法がなかった。このスマートフォン(スマホ)のサービスを使えば、先の入金確認もたやすくなる。 同時に百十四銀行は、「通帳なし」のお客様へは500円の現金還付をするような新しいサービスも同時に開始している。百十四銀行が、銀行新時代に突入したように思う。銀行の収益が少なくなり、銀行も、例えば店外のATMをなくして、コンビニの入出金サービスを利用して手数料を払うシステムに移行している。ATMは、1台1億円とも言われている。 イオン銀行などは、すでに「通帳なし」で業務に支障なくことが運んでいる。しかし私も珍しいものが好きで、イオン銀行でも口座をつくり、カードで引き出すことをしていたのですが、黄斑円弧の手術で失明もあり得るとして、残高をカラにしました。万一の場合でも、通帳があると相続人へも事実が伝わる。何にもナシでは、何も分からない。 しかしそんな心配をしていても仕方ないのですが、私たち団塊の世代の次人間は、やはり通帳がないと心許ない気がする。しかし金融機関は、遅かれ早かれ「通帳なし」も導入してくると思われる。慣れるしか無いのだろうが、「百十四銀行お前もか」とブルータスの心境であります。 |