2019,02,09, Saturday
西日本高速道路四国支社は8日、高松自動車道の高松東インターチェンジ以東の区間で進めてきた4車線化が、3月8日(金)に完了すると発表している。これで鳴門IC(徳島)-川之江ジャンクション(愛媛)間の高松道全線124.2キロが4車線となる。供用開始は、同日午後3時の予定。東かがわ市内で、完成式典が行われるようだ。
4車線化の事業区間は、高松東ICから鳴門ICまでの51.8キロ。2009年に4車線化実施が決まっていたが、民主党政権下で予算が凍結され、事業が中断した。前原誠司国土交通大臣が、八ッ場ダム建設中断を声高に叫び、蓮舫議員がスーパーコンピュータに「2番でも良いじゃない」と言っていた頃の話しです。 民主党政治に私も期待した一人ですが、やはりというか当然というか、日本での保守2党の政界構図は成り立たないようだ。人の心とは危ういモノで、自民党の政権が続くと当然緩みがでる。アメリカのような、共和党と民主党のかわりばんこが、マンネリ化を防ぐことにはなるが、継続性は断ち切れる。一層のこと、中国や北朝鮮のように一党独裁の政権が良いのだろうか。いろいろ考えさせられた、民主党政権下だった。 やがて4車線化は12年に再開し、約7年の歳月をかけて整備が進められてきた。総事業費は約760億円。皮肉なモノで、高松自動車道で一番交通量が多く、対面通行など危険を孕んでいた区間が取り残された。高知道などトンネルが多く危ないと感じていた区間は、危険度が高かったためか、高知県側に国会議員が多かったのか、早くに4車線化が完了している。 高松自動車道は、近い将来予想される南海トラフ巨大地震などの災害時には、緊急車両の通行ルートになるなど、迅速な支援や復旧に寄与することが期待されている。ここまで工事が進めば、四国内の主要高速道路は私の知る限り、高松道の分岐が徳島市内へ入るルートだけが残っている?大きくは、四国全域は横8の字に延伸している。投資対効果で、計られることになる。 次は、いよいよ四国新幹線。新幹線はJR東日本が、時速360キロ新型試験車両ALFA-X(アルファーエックス)を発表している。ますます高速移動が可能になる交通システム。安全性が一番だが、新幹線は新規ルート。山中のトンネルを通るルートは、災害復旧も海岸淵のルートより早い。これらから、出張先での宿泊が少なくなると思うが、自宅が一番のホスピタル。 |