2020,06,19, Friday
イオンシネマ高松東で19日から封切りになった標題の映画を観たという友人から、その評判を聞いてみた。一人の衆議院議員が、ドキュメント映画だとしても単独で取り上げられるのも珍しいが、それが全国で一斉に封切られるというのも聞いたことがない。小川淳也さん本人には申し訳ない不遜な表現ですが、次期総理とでも目されている御仁であればとにかく、そんな可能性は全くない。
監督の大島新さんの奥さんが、小川淳也さんと同級だと聞きました。香川県の南の方、綾歌郡綾川町(当時は綾南町)の出身で、今はイオン綾川店が出来て賑わっていますが、端的に表現して田園地帯が広がる田舎です。小川淳也さんはここから香川県一の進学校「高松高校」へ進学し、「東京大学」を卒業されて総務省入りをした逸材。ご両親には、自慢の息子さんだったようです。2003年の立候補までは。 大島新監督は、2003年の小川淳也氏の立候補から、何と無くカメラを回していたと言います。その後17年間で、何度か選挙やその他で小川淳也氏を見てきて、ある時からこれを映画にしなくては映画人としての自分のアイデンティティがなくなると思い、自分の映画製作会社からスポンサーなしで挑んでいます。これは凄いことで、これから先は「クラウドファンディング」等で、このやり方が定着しそうです。 小川淳也さんは香川一区選挙区ですが、ライバルは平井卓也衆議院議員(前IT・科学技術大臣)。三世議員の平井卓也衆議院議員に、惜敗して比例区当選で5期目の代議士を務めておられます。確か1度は、選挙区で勝利したと記憶しています。また香川二区選挙区には玉木雄一郎氏が出ていて、玉木雄一郎氏が2歳年上で、高高と東大の先輩とか聞きました。 インターネットで標題タイトルを検索したら、「緊急事態宣言解除後、初めての映画に『なぜ君は総理大臣になれないのか』をお選びいただいた方も多いようです。ヒューマントラストシネマ有楽町では、なんと4日連続満席とのこと。ポレポレ東中野でも、満席が何日も。まだご不安がある時期に、本当にありがとうございます。 19日(金)からは、ヒューマントラストシネマ有楽町の上映回数が3回に増えます。20日(土)からは、新たに立川シネマシティが仲間に加わります。大きなスクリーンで、1日2回上映です。本作に立ち会える機会が増えますので、ご無理なくご予定を立てて頂けましたら。 そして、いよいよ小川淳也議員の地元高松の上映が19日(金)から始まります。こちらはイオンシネマ高松東で、1日4回、岡山のシネマ・クレールも19日(金)からですね。果たして、地元の皆さまにどう受け止められるのか。自分もその場の空気を体験したい。いま日本の政治を、政治家を考える手立てになれば幸いです。」と書かれています。 私は自民党党員ですから、当然平井卓也衆議院議員の応援をしています。そんな私も、小川淳也さんともその秘書の方とも面識があります。映画を観た友人も、映画で表現したかったと思われる「小川淳也さんの純粋な気持ち」は、十分伝わったと言っていました。それでも平井議員の牙城は、なかなか崩せず、比例区当選に甘んじています。 2005年初当選。民主党→民進党→希望の党を経て無所属。小池百合子希望の党党主に翻弄されて、希望の党籍で平井卓也衆議院議員に敗れた。2020年5月現在、立・国・社・無所属フォーラムに属し、立憲民主党代表特別補佐を務める。著書に『日本改革原案』などがあるが、アマゾンのこの本の扱いは中古本だけで、プレミアが付いています。 詳細はここをクリック |
2020,06,18, Thursday
香港台湾をめぐる対立と、オーストラリアと中国の対立が激化しています。そして、米国は改めて、香港を通じた資本移動について規制を掛ける可能性に言及し、中国に対して強い圧力をかけています。通貨ドルは、香港市場から中国大陸へ入っているのはよく知られたことです。また、英国も香港への中国の関与を否定する声明を出し、香港での国家安全法の議決を阻止する動きを見せています。
香港で国家安全法が施行されるには、香港立法院での議決が必要です。但し、香港の立法院は普通選挙を認めておらず、中国政府の意向に沿った人物しか立候補できない。このため、事実上中国政府の支配下にあるわけです。 すでに香港立法院は、全人代後に中国政府や中国国家を侮辱した場合、処罰することができるという国家法を制定し、香港人の言論の自由を奪うとともに、中国への平和的な反政府活動を制限する法律を制定しました。 中国政府としても、ここで一歩も引けない状態であり、英米としてもこれを認めるわけにはいかないわけです。一番の問題は妥協点がないところにあります。唯一あるとすれば立法院での法案棚上げですが、棚上げにしたところで時間が稼げるにすぎません。抜本的な解決にはほど遠い現実が、横たわっています。 また中国とオーストラリアの、新型コロナウィルスに対する見解の対立もどんどん激化しています。オーストラリアは、新型コロナウィルスの発症は、中国湖北省武漢市で最初の感染者が確認されたことにあり、中国はその責任をとるべきだと発言しています。それに対して中国は、「豪州産牛肉の輸入を止める」とオーストラリアを脅し、オーストラリアは「脅しには屈しない」とし、これを自由と国家の自立を守るための価値観の対立と位置付けました。 米中貿易の対立は、単なる経済的対立ではなく、中国と日本を含む西側諸国の価値観と文化の衝突であり、それは人の根幹にかかわる部分の衝突なのです。そして、これは中国共産党が中国である以上、いつまでも変わらないと考えられます。改革開放以降30年間で、中国がこれを変えなかったのですから、今さら妥協するとは考えにくい。 米国や西側諸国にとっては、自由を守ることは正義であり、戦争の大義なのです。その一方で中国は、国際社会からの経済的隔離を避けるべく、米国に対して貿易協議の継続を要求しています。しかし、現在までのところ、第一弾の合意すら守られていない状態であり、第二段階の協議ができるような状態にはありません。この図々しさが中国らしさともいえますが、これまでと違い国際社会はそれを許さないでしょう。 次ぎに、トランプ大統領の再選について私見を少し。今年の米大統領選挙は、間違いなしに共和党のドナルド・ジョン・トランプが再選されるモノと、年明けまでは確信を持っていました。それが1月22日からの一連の動き、武漢からの入国空港の制限とか始めたわけです。7万人の帰国勧告をしたのですが、実際飛んでいったチャーター機は米兵の死体を運ぶ民間専用機でした。 初期対応でトランプ大統領は、「単なるインフルエンザ程度」と語り、危機管理能力が弱い一面を露呈した。死者40万人と予想していたモノが10万人で収まり、医療関係者の対応に賛辞を贈っていた。しかし10万人もの死者を出した戦争が、第2次大戦後の75年間あっただろうか。 それにここへ来ての、警官による黒人圧死事件に端を発した「人権問題」。アメリカでは長く続く白人と黒人との、理屈を超えた嫌悪感がある。トランプ大統領は、州兵を出して暴動を鎮圧すると宣言したが、3日国防長官のエスパー氏が軍人投入を指示しないと表明した彼に激怒した。 同日中に解任しようとして、メドウズ大統領首席補佐官やポンペオ国務長官らに相談したが、11月の大統領選を前に政権が難しい立場に立たされるなどの理由で反対され、解任を思いとどまった。また9日には、来週から選挙集会を再開すると宣言している。直接の集会で毒舌を垂れるのが、トランプ大統領の選挙戦術だ。 どうだろうか、前回はトランプ勝利を私も宣言したが、このままでは民主党のオウンゴール(トランプよりバイデンがましだ、トランプの自殺点)で、政権奪取があるような気がしてきた。米中貿易戦争の戦いがますます佳境に入る時、トランプ大統領のような非常識な血も涙もないリーダーが必要だが、人間としての資質に欠けるのは論外だ。アフターコロナ、世界は混沌としてきた。さて日本では。 |
2020,06,17, Wednesday
今期後半の1~6月は、ライオンズクラブも新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、四国地区年次大会も中四国の複合地区年次大会も、中止となり変則的な次期キャビネットの誕生になってしまいました。計画されていた周年記念事業の、中止または延期といったクラブも散見されます。
またクラブとしても、3月からの例会・理事委員長会・合同委員会は7日の第1例会からおよそ100日間、日暮亭茶会も含めて開催できず、打つ手なしの状況が続いておりました。楽しみにしていた最後の例会も、既成事実だけの例会で、いつもの夜から昼間の例会で、食事も弁当の持ち帰りとなってしまいました。 折角会えたのに、「こんにちは、さようなら」という短時間の例会でした。新型コロナウィルスは、ライオンズクラブの存在を否定するまでに拡大しています。心配していた退会者も、予想以上に出で、それもクラブ存亡の危機に近いメンバーの退会届が出ているようです。執行部は6月末を持って終わりですが、まだまだ問題は山積しているようです。 ライオンズクラブとは何か、数年前にシカゴにライオンズクラブ国際協会が発足してから、100年を迎えたライオンズクラブは、もうその存在価値が消え去ったのかも知れません。先輩格のローターリークラブは、昨今のコロナ禍でも奨学金や寄付金の提供といった金銭アクティビティーをやってその存在感を出していますが、それを是正してスタートした後発のライオンズクラブは、お金よりも汗をかいてお役に立つことを本旨としています。 従ってこのコロナ禍では、「密閉・密集・密接」を避けるためにアクティビティーも「献血促進」のお手伝い以外、すべて中止になっております。皮肉な結果と言ってしまえばそれまでですが、新型コロナウィルスの悪影響は、この先予想が立ちません。そのために、「社業一番」という確信者退会につながっています。 私も退会の遺留に出かけていますが、「退会者」のおっしゃることが的を射ています。しかしそのメンバーに欠けられると、クラブ運営の見通しが立たなくなります。そんなの関係ないと言われますが、なくてはならない余人を持って代えがたい存在者の退会は、悲しく寂しいモノであります。 コロナ後に、また帰っていらっしゃいと言いにくい退会者を送り出すのは、例会が出来ない現実よりも辛いモノであります。月並みですが、コロナが憎い。 |
2020,06,16, Tuesday
最近、ペイペイの再登録をした。ペイペイは、加盟店申込数220万カ所・ユーザー数2,800万人・決済回数単月1億回突破!QRコード決済ならPayPay。初期導入費・決済システム利用料・入金手数料が0円から導入可能と喧伝されている。高松でも、ペイペイでの支払が出来る店が増えている。利用の頻度では、一番かな。
経済活動が再開されるなか、支払をする時の接触を減らす動きが、世界中で広がっているという。日本では現金信仰が強く、キャッシュレス決済は全体の2割程度に留まるという。今年9月から導入される「マイナーポイント」で、25%のキャッシュバックがあるという。海外での利用は、最近は行かないから分からないが、よく行くスーパーマーケットでも現地人の支払はクレジットカードが圧倒的だった。 これが数年前の海外事情だが、新型コロナウィルス感染拡大もあって、このようにクレジットカードを店員に渡して読み込むスタイルから、スマートフォンやICチップを使えば、感染防止につながると各国政府も普及に乗り出す。笑い話だが、どこかの国の大金持ちは紙幣を消毒するのに、焼き払ったという嘘のような本当の話も伝わったほど。確かに流通紙幣は、感染源の一つのように思う。 またセキュリティや、購買データ提供への消費者の抵抗感は薄れてきたとも感じる。脱現金でデジタル化が進めば、生産性が高まる可能性も出てくる。ラーメン店などでは自動発券機の導入が進むが、これとてもキャッシュレス決済には遠く及ばない。確かにスマホをかざすだけ、またスマホでその店のQRコードを読み込むだけで支払いが完了するのは魅力だ。 ただしこれまでの「クレジットカード」では、売上が個店に入金されるまで1~2ヶ月程度かかっており、手数料も5~10%も獲られると聞いた。このデメリットを、ペイペイなどの「かざす決済」は改良して、新たなシステムとして導入している。だから普及するのではあるが。 そしてコンビニエンスストア大手「セブン‐イレブン・ジャパン」は11日から全国2万店で、ICチップ内蔵のクレジットカードなどをレジにかざすだけで支払が出来るようにしたという。レジ周りに、「非接触支払推奨」との看板を掲げ、感染防止のためスマホを使った決済を求めている。勿論会計時の、客と店員の接触を減らす狙いであります。釣り銭の用意もしなくて、店側の合理化は一気に進む。 こんな状況を背景に、私もペイペイの再登録をしたところですが、まだまだ100%のキャッシュレス決済とはなっていないのが現状だ。念のために現金持参をしていたのでは、本末転倒だが、現金不要の現実がもうすぐそこまで来ている気がする。私だけかも知れないが、最近スマホに頼ることが多くなった気がします。 |