2020,06,09, Tuesday
2019年度に香川県内へ移住してきた人は、前の年より273人増の1970人となり、5年連続で過去最多を更新したことが、県のまとめで分かった。それも過半数は、嬉しいことに20~30代の子育て世代が占める。県の地域活力推進課によると、都市圏から地方への移住希望者が増える中、東京や大阪で定期的に開く移住フェアなどでのPRや、子育て支援の助成が奏功したとみられる。
私も過去に、香川県の要請で宅建協会から東京スカツリーで行われた移住フェアへ参加したことがあります。会場で、牟礼町から出店している「山田うどん」を食べました。もう6年も前のことですが、その後も場所は変われども、定期的に担当者を派遣して、香川県での住まい情報を提供しています。 移住に関しての情報は、今以上にない時代でした。「衣食住」ならぬ「居職住」、つまり居心地はどうか、仕事はあるか、住まいはどうか等がまず心配ごとのようでした。われわれは、住まい環境の情報提供係としてブースに待機していました。その時の印象でも、3~4人の若い家族連れが多かったと記憶しています。 新型コロナウィルス流行に伴う首都圏の感染リスクや、仕事のオンライン化の進展などを受け、今後地方への移住の流れはさらに強まる可能性もあり、同課は「移住希望者のニーズに応えられるよう、各市町と協力して移住を推進したい」として、コロナ収束後に一層の取り組みを進める方針のようです。素晴らしいですね。 まとめによると、17市町のうち、髙松や坂出など4市5町で前年度の移住者数を上回った。それがどうしたと言いたいところだが、それよりも「まんのう町」の1人を最下位にしつつも、17市町のすべてに移住者を迎えている点が多いに評価できるところであります。小さな自治体では、独自の給付金制度も取り入れています。 先にも触れたが年齢別では、20代が633人で最多となり、30代436人、20歳未満が312人となっている。未成年者は親について、移住してきた人もいそうだ。この数字の中には、就学だけのために移り住んだ人は含まれていない。あくまでも、生活の拠点を移した人だ。良く言われるように、瀬戸内国際芸術祭がきっかけで移住してきたという人もいるだろう。 と言うのも移住前の住所地で、中国・四国からが741人で最も多く38%を占めている。続いて近畿431人(22%)、関東401人(20%)となっている。県のPR活動もあるだろうが、親戚縁者友達の誘い会社の都合など、いろいろな要件が重なり、比較的温暖で風水雪害の少ない香川県への移住につながっていると私は考えている。香川県は本当に住みやすい所ですよ。 |