2019,02,27, Wednesday
明治大学の関修先生が2014年6月4日に上梓した、2020年末で引退する嵐の五人について、カリスマなき時代の偶像とサブタイトル付きで紹介している一冊です。私は芸能界とりわけアイドル系は浅学非才で、正直よく分からないのですが、それでも「嵐の五人組」は知っています。一番印象的なのは、JALのテレビCMとポスターと機体かな。
嵐という主人公を取り上げていると言うのもこの本を読むきっかけですが、明治大学の先生(法学部非常勤講師)が、この嵐を中心とした社会的現象ジャンルの授業を長くやっているというのも特筆されることだと思い、買ってみました。もちろん2014年は、今から5年も前のことですから、嵐の2020年引退は知るよしもない。つまり思い出としての「嵐」ではなく、「旬の嵐」を分析しています。 同書は、フランス現代思想や精神分析学といった学識を基に、メンバーの関係性やその魅力を多元的に読み解いた意欲的な一冊だが、講義ではそのような学術的分析が必要かも知れないが、一般人が本で読む内容は、そのところを飛ばして読んだ方が面白く、著者の真の主張が伝わると思う。 現代とは、実にストレスフルな時代なのです。そんな日常の中で、その人のよさも相まって、嵐が一服の清涼剤となっているのは確かです。「終章」では、嵐的あり方(アラシック)が嵐と比肩する偉大なアイドルグループ、SMAPとAKB48のそれぞれと何処が異なっているかをコモンセンス(常識)やコモンロー(判例法)と言った言葉に見られる「コモン」というキータームを用いて、その「上質さ」を明らかにしている。 嵐がJALなどのコマーシャルCMのキャラクターに採用されるというのは、当該商品ひいてはその企業のイメージにマッチしているから。果たしてそこには、どのような共通点があるのだろうか。それは一口で言えば、「上質な市民生活」に他ならない。嵐がブレイクしたのはアイドルでありながら、まさにある種の「質の良さ」、「品格」が感じられるからではないでしょうか。 JAL・日本航空は、1953年の創業以来1987年に「日本航空株式会社法」が廃止されるまで、半官半民のまさにナショナル・フラッグ・キャリア(国を代表する航空会社)として繁栄を極めました。ところが民営化の後、業績不振に陥り財政破綻を来たし、2010年には会社更生法の適用を東京地裁に申請するに至ったのです。そして会社更生が完了し、民間会社に復帰できたのは2011年3月のことでした。 このJAL再生については、わが師の稲盛和夫塾長が登場するのですが、民主党政権下で、唯一の成功事業は、JAL再生に稲盛和夫を選んだことだと思います。当時の国土交通大臣・前原誠司の後援会長を、稲盛和夫がやっていたことから、白羽の矢がたったとか。私が塾生になった頃のドラマで、「50万人JAL応援団」を組織して、搭乗をした。その後遺症で、いまだにJALに搭乗している。 話はそれたが、つまり嵐がキャラクターに選ばれたのは、JAL再興を賭けての「顔」という大役に嵐が最適だったのです。機体に嵐が描かれた「嵐JET」も空を舞いました。JALの日本の「顔」たる航空会社への地位回復に、嵐は一役買った。それは他ならない、「嵐」が「良き日本人」一般の象徴だったからではないでしょうか。 こうしてCMの世界でも、嵐はブレイクしたのです。日本人の顔として。それは嵐が日本を代表するアーティストだからというより、日本人そのものの典型だからではないでしょうか。弊社隣のYちゃん(新婦)が、先に読むから貸せと言って持ち帰った。読書感想文を「会長日記」に書いてくれないかと哀願したのだが、ホトホト。 |
2019,02,26, Tuesday
高松市選管は25日、19年統一地方選挙(4月14日(日)告示・4月21日(日)投開票)の、立候補予定者説明会を市役所で開いた。市長選に出席したのは、4選を目指し立候補を表明した大西秀人高松市長(59)の1陣営のみ。共産党系の市民団体は、同日までに対立候補を擁立しない方針を決めたもよう。同市長選は、無投票の公算が高まっている。
選挙だけは札を開けてみないと分からないとも言われるが、高松市長選に限れば、大西秀人高松市長初当選の07年、再選した11年と連続で無投票になった。前回の15年は、共産党が新人候補を擁立し、12年ぶり大西秀人高松市長にとっては、初めての選挙戦を経験した。しかし傍目にも、共産党新人との選挙は、勝負の決まった信任投票だった。 今回も事前の予想では、対抗馬の出馬も噂されていたが、諸般の事情で日に日に情勢は変わる。3月1日(金)に、市長市政報告会が高松テルサで予定されているが、事実上の勝利宣言があるのだろうか。改めて大西秀人高松市長のこれまでの仕事ぶりが、高く評価されたモノだ。平田喜一郎後援会長、角田富雄事務長の顔が浮かぶ。 県都高松・中核都市高松の市長が無投票で良いのかと言う論が、共産党中心の野党から聞こえそうだが、わたしは大いに結構かと思います。普通争って切磋琢磨するのは人間を大きくしますが、どうも選挙は、「人の恨み」ばかりを大きくする。選挙システムはあるが、投票なしで選ばれるのであれば、それはありがたい話しであろう。 大西秀人高松市長の唱える「「コンパクトエコシティー構想」は、日本一小さな香川県の県都高松市にあって、限られたエリアで人が住んで、そのゾーンを広げない方法として、一つの主張であります。昨年フランスの高松市・トゥール市姉妹都市提携30周年記念事業でご一緒させて頂きましたが、前から訴えている「仏生山町駅前丸-い商店街構想」さえ適えば、わたしも先頭を切って万歳三唱をやりたい。 4期目は、高松市立地適正化計画と真正面からぶつかる。これからの高松市を俯瞰すると、宅地化開発の道路の幅員を4㍍から5㍍の道路を条件付けにするのは、総論賛成各論反対が多いと思う。大西秀人高松市長は、都市交通の要にヨーロッパに多く見られる超低床路面電車の導入を考えている?日本でも、国土交通省のLRT(次世代型路面電車)への導入支援事業に合わせて、超低床電車の導入が進んでいる。 1997年(平成9年)の熊本市交通局における9700形投入を皮切りに、路面電車のバリアフリー化への対応を目指して複数の事業者が導入を推進している。LRTの直接の事業ではないが、コトデン琴平線に2つの新駅が出来る。もう工事が始まっている。仏生山駅までの複線化も決まっている。1駅20億円の費用がかかると聞くが、高松市も拠出する。高松空港までこれがつながると、高松の拠点制はさらに増す。 いろいろやることが山積している。不謹慎な話しだが、選挙で争いごとに明け暮れて、疲弊して前に進めなくなるのは本末転倒。高松は地勢的に革新が多い。それでも大西秀人高松市長に託すというのには、大西秀人高松市長には、新たな気持ちで4期目を努めてもらいたい。 |
2019,02,25, Monday
昨日の、スーパーマルナカ仏生山店での出来事。いつもは専門店で購入するワインだが、今日はそこまで行くのがしんどくて、至近のマルナカ仏生山店でチリワインを買うことにした。一昨日も何らか少しの買い物をして、勢いで若い店員さんに、「イオンカードのWAONをなくした」と恥も外聞もなく聞いてみた。ちょうどイオンカードは再発行を受けて、手元に持っている。
すると若い店員さんが、「ちょっと見てみましょう」とそのカードを機械にかざし、何と無くしたWAONの残金が、新しいカードに復活したのです。なくしたカードは、1万円の入金をしてすぐぐらいだったモノで、新規入金した分と両方合算したら1.7万円弱になった。これは嬉しくて、思わずスキップしたくなる衝動を覚えた。 ところが昨日、19時前でレジが混んでいる。セルフレジに近いレジに並んだら、「6番レジで精算して下さい」と言われた。いつものレジ画面と違い、ためらっていたら、私より年輩と思われるご婦人に教えられた。彼女は度々使っているようで、実になめらかに操作される。年も年だが、やはり慣れが生活を便利にすると大いに反省した。 続いての愚行だが、事業主の退職金制度である「小規模企業共済」があります。私のような小規模の会社役員や、オーナー様のようなアパート・マンション経営者が加入する文字通り、小規模事業主の退職金制度であります。毎月の掛金が7万円まで、つまり年間84万円が所得控除される。そして定年退職した時、共済会からプラスアルファーが付いて振り込まれ、これが退職金となる制度。 確定申告を自分でしていた私は、自らもこれに加入し、他にも言いふらしたモノだ。そして私はいまだ在職しているのだが、65歳の誕生日を以て「退職扱い」で一時金を受けとった。そしてこの制度から足を洗ったのだが、これがまさに愚行であった。結論から申せば、一端受取をして、再契約が出来るそうだ。 これを知らないモノで、母校への寄付金控除、ふるさと納税などの寄付金控除活用に汗を流した。納税はするのだが、やはりより喜ばれる方法を模索する。そんなことを繰り返していて、「小規模企業共済」の再加入にたどり着いた。(一社)香川県中小企業退職金共済会から担当者が来てくれて、今日無事に契約できました。 月払い・半年払い・年払いと選択が出来て、最初の若い頃の契約では月払いが精一杯であったが、2度目は当たり前だが少々余裕がある。これで来年の確定申告は、例年並みに落ち着くことだろう。年金も受領しているので給料はごく少ないが、それでも2人なら生活していける。今度の契約期間は短いだろうが、少しだけ創意工夫が出来たと悦に入っている愚か者のわたしです。 |
2019,02,24, Sunday
初めてかな、ハーブティ-専門店の花葉逢(かようほう)で、3月3日(日)、お昼13:30と17:00の2回、写真のようなライブを企画しています。オーナーの坂口純子さんとは、平成乙女の像友達つながりで、彼女の寄付のお陰で平成乙女の像が完成したようなモノです。ありがとうございます。私もこのようなイベントごとが大好きで、勿論駆けつけます。
花葉逢の場所はちょっと説明しにくいのですが、仏生山町の南部に位置しています。おしゃれなリラックスカフェで、正直私には似つかわしくない場所ですが、なんと閉店が「夕陽が落ちる」頃となっています。西に広がる平池(へいけ)の先の山に夕陽が沈むまで、営業が続いています。敷地が広いので、バーベキューなんかも、ビアーガーデンも出来そうです。 この花葉逢からも、平成乙女の像を見ることが出来ます。ライブにはまだ空席があるそうなので、興味のある方は問い合わせてみて下さい。一度行くと、場所も覚えます。仏生山町が誇る、お薦めの癒やしスポットであります。 〒761-8078 高松市仏生山町甲3135-32 電話087-888-1701 |