来春の選抜大会の重要な選考資料となる標題大会が、19日からレグザムスタジアムとレグザムボールパーク丸亀の両球場で、37校36チーム(石田と飯山は連合チーム)が出場して開幕した。高校野球ファンにとっては、球場に駆けつけられないが、ケーブルテレビで観戦できて、なんとか『飢え』を凌いでいます。
母校・高松商は20日11時40分からの初戦、『坂出商』に6-0で完封勝利。依然としてエース不在の投手陣のようですが、今日の初戦は予想に反して左腕の徳田叶夢投手で臨みました。予想では坂中大貴投手でしたが、甲乙付けがたい両投手のように聞いています。新チームの戦績は、高松商の7勝7敗4分け、一方の坂出商は7勝4敗1分けで、坂出商の負けが少ないのです。
初回1回表、坂出商は2本の単打で2死一・三塁とランナーを出しながら、5番瀬戸選手の左翼ファールゾーンに落ちそうな打球を左翼手藤井陸斗選手が飛び込んで好捕。坂出商はチャンスに0点。その裏高松商は、1番末浪佑絃選手が「中前打」、2番野崎隼斗選手も「右前打」で続き、3番浅野翔吾選手が「四球」で無死満塁。
新4番安藤康城選手が、積極的に初球を「中前打」で、まず二者生還の打点2。送球の間に一走の浅野翔吾選手も生還し、その後5番藤井陸斗選手の「安打」、6番山崎悠矢の「安打」で無死一・三塁。7番石橋颯の右犠飛でもう1点追加。この回に打者一巡の4得点で、徳田叶夢左腕を助けます。長尾健司監督は、「初回が全て」と振り返っていました。
2回にも、先頭打者末浪佑絃選手は「三振」(本人はボールと見切って見逃しの三振。テレビで見ていた私もボールかと思いましたが、あそこはバットに当ててファールを狙う)でしたが、彼は「天理」から来ています。初回は、先頭打者安打を打っている。この日、4打数2安打でした。俊足で、高松商の典型的な1番打者です。好きですね、このタイプの1番。
2回2番野崎隼斗選手も俊足で、「内安打」を稼いで、盗塁まで。5番藤井陸斗選手の「中前打」で1点追加。8回裏は、1アウトから石橋颯選手がセンターへ「3塁打」。8番渡辺升翔選手の3塁ゴロの間に生還。1点追加して、6対0で完勝しました。坂出商の6安打に対して高松商は9安打。高松商の守備、打線は順調に仕上がっているように見えます。7勝7敗4分けから、一段とギアーが上がっています。
勝因は色々あると思いますが、まずは徳田叶夢投手でしょう。背番号11ですから、坂中大貴投手の1に対して二番手ですか。今日は9回32打席被安打6、奪三振5、失点0。大会前の練習試合では、守備から崩れるケースが多かったというが、この日は守備でも「ノーエラ」。三塁手石橋颯選手も、ヒット性の当たりを三塁ゴロに。三振は3つありましたが、奪四球3。盗塁4(2番野崎・3番浅野・5番藤井・6番山崎捕手まで)。
よく言われる公式戦ごとに成長する『長尾マジック』、山口富士雄OB会会長も、「今年は四国大会出場が難しい」というが、素人勝手連のわれわれ一般卒業生は、創学120周年の今年の秋は、心配しないでも選抜出場が大丈夫な位置で、新年を迎えたい。次は、26日土曜日12時40分からの予定です。