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香川県宅地建物取引業協会最後の入会審査会と常務理事会
このところ、終活をやっています。昨日は会社から、個人の荷物を次の職場に一部移しました。本が専門書もさることながら、趣味の世界のモノも多く、定休日の一部社員さんにお願いし、第一弾の移動が予定通り終わりました。今日は2000(平成12)年5月から出席していた、表題の2つの会の最終日になりました。気が付けば24年間ですか、長く占領してしまいました。明日は香川宅建協会高南支部総会があり、ここでは支部長を降りることにしています。

香川県宅建協会は5月29日に総会が予定されていて、ここまでで、私の宅建協会のすべての役職が解任になります。理事職は30年でした。会長選挙もあるようで、人心一新が図られます。ここまでを俯瞰してみれば、この業界も随分様変わりしました。当時の建設省が、アメリカの不動産業界を手本にして、私が取引主任者資格試験に挑戦したその年(1980年昭和55年)の11月、『不動産流通近代化センター』が東京池袋サンシャインビル内に設立されました。もう1本の柱となる『不動産適正取引推進機構』が4年後の、1984(昭和59)年に発足しています。

私は1981(昭和56)年2月に個人で宅建業を開業し、1983年に法人化しました。昭和56年10月に『香川県不動産流通センター』が開設され、物件情報が広く会員さんに行きわたるようになりました。まさに不動産業界の第2改革期でした。この改革で、私のような異業種からの参入者も商売ができる環境になりました。偶然ですがまさにそったく同時、時代の変革とともに怖いもの知らずで突き進みました。

私が考える第1改革期は資格試験の創設、専門家としての資質向上です。登録制度から許可制度に、そこに取引主任者資格者の設置が義務付けられました。昭和59年には、上部団体の『全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が不動産の日(9月23日)を定め啓蒙したかいもあり、数年かけて宅建業者数が12万社を超えるまで活況を呈しています。背景には高度経済成長と、地価の高騰がありました。

第3改革期は、『香川県不動産流通センター』のコンピューター化です。コンピューター情報は、ある意味紙情報でした。そして今が第4改革期です。スマホを使った物件開示です。ここまで44年かかりましたが、これからの変化はもっと早いでしょうね。老兵は死なず、ただ去るのみ。これまでは惰性で24年間も置いていただき、おまけに並んでいたら勲記勲章まで拝受致しました。業界の神様に感謝し、これからの生き方が問われると心しております。多少なりお役に立って彼岸に渡りたい。


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| 社長日記 | 09:54 AM | comments (0) | trackback (0) |
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