2024,04,20, Saturday
OBにとっては、これほどまでの勝利感はない。春季四国地区高校野球県大会の決勝戦が、20日13時から『レグザムBP丸亀』で行われ、1-1で延長に突入し、10回表から直ちにタイブレーク、表攻撃の尽誠が7番河合選手の右邪飛で三塁走者がタッチアップし、1点をもぎ取ったのです。
またもリードされて迎えた裏攻撃の高松商、2番山田一成選手が犠打で1死2塁・3塁。3番高藤快渡選手が中飛で、3塁から一人生還。ここでまた2-2の同点になり、一人3塁に残し4番橋本琉稀斗選手。高松商の4番が2死から、尽誠西條投手の初球をセンター前にはじき返してサヨナラ。エース真田投手の穴を埋めてあまりある好投の右腕から、やっと得点。3X-2で辛勝した。 先に行われた3位決定戦、英明―志度は7-0のコールドゲーム。大味な試合だっただけに、決勝は手に汗にぎる投手戦。英明は一人西條右腕が投げきり、高松商打線を6安打3点(延長10回)に抑えて試合を盛り上げた。一方高松商は、先発・行梅右腕12が5回を被安打4四死球2失点1に抑え、6回から佐藤晋平右腕1が4回を無失点、被安打0奪三振4に抑え好投した。 それでも長尾健司監督は、好投していた佐藤晋平右腕から10回、末包旬希投手に替えた。そのタイブレークを末包旬希投手は1点に押さえた。勝因はこの3人の投手だろう。先発・行梅投手が5回で4被安打、1回から5回まで先頭打者に出塁され、5回の四球以外は痛烈な安打だった。毎回走者を残し、粘り強い投球でした。 2番手佐藤晋平右腕は流石、先発では苦戦する立ち上がりに四球で自滅する傾向を、救援では好成績を残している。エース不在かもしれないが、エース級が4人居ると思えばこれまた楽しい。3番手の末包旬希投手は10回の頭から登板し、無死1塁2塁からのタイブレークを1点に押さえた。 打撃は4番橋本琉稀斗選手が最後も締めたが、2本の安打。チーム6安打の内2安打を打った。監督の采配だろうか、第1試合5番で2-0、第2試合6番で3-0、第3試合から4番に座り4番で6割、全試合通算でも15-6の4割と高打率を維持し、また良いところで打ってくれた。もう一人挙げると、1番西村賢太選手。こちらも4割を超えている。四国大会でどう化けるか、楽しみだ。 |