幹事会は事実上の総会のことで、これまでは高松市内のホテル等で大勢の会員を動員して行われていました。四国支部の事務局を、綾川町の『四国研修センター』内に移したのをきっかけに、センター内で開催しています。本日も、午後3時から幹事会、その後講演会『名取市海岸林再生プロジェクト/世界に広がる森林活動』と題して、浅野奈々穂・オイスカ本部啓発普及部GSM担当主任から約1時間の発表がプロジェクトを駆使して行われました。
四国研修センタ-は今年も世界各地から、6名の研修生を受け入れています。10ヶ月の研修をして、派遣先機関に帰し、そこで後輩の指導に当たるのが研修プログラムです。昨今の研修は、農業・養鶏・食品加工(日本食調理)が主となっています。女性の比率が多くなり、食品加工(日本食調理)に人気が集まっています。今日の懇親会のメニューにも、シホンケーキやお菓子が加わっています。
公益財団法人オイスカは1968年の開設以来、44の国と地域より約1650人以上の研修生を輩出しています。毎年招聘する研修生の費用は、OISCAが全額負担し、渡航費・1年間の研修費・また国内に4つしかない研修センターの一つ、『四国研修センター』を綾川町に設置し、会員の会費や寄付金により、東南アジア・メキシコからの研修生を受け入れています。
今日の研修生紹介でも、6名の研修生に加えて2名の『技能実習生』がいました。『四国研修センター』で『技能実習生』の日本語基礎研修も引き受けています。今日の8人を見ていても彼らは制度上の垣根を感じさせないほど、仲良しです。私などは、研修生と技能実習生では稼ぎが違うので、トラブルにならないかと杞憂しますが、送り出し先がオイスカ関連機関で事前に違いの説明がされているのかと考えています。
中国のことわざによれば、「一年先は花、10年先は木、100年先は人を育てる」と言います。一年先は花: 一年目は花が咲く時期であり、短期的な成果を得ることができます。しかし、これは一時的なものであり、持続的な成長には不十分です。十年先は木: 十年目には木が成長し、堅実な基盤を築ります。木は長寿であり、持続的な利益をもたらします。
百年先は人を育てる: 百年目には人々を育てることが重要です。人々を育てることは、社会や文化の発展に貢献し、持続的な価値を生み出します。このことわざは、短期的な利益だけでなく、長期的な視点を持ち、未来の世代のためにも行動することの重要性を教えています。オイスカは、このような地道な活動を続けています。今期の幹事会で決議された四国支部会員数目標は1千人、150人が足りません。
多少の社会貢献に寄与していると自分を信じられたら、新規会員の勧誘もできます。迷いが行動の邪魔になります。次期キャビネットガバナー石井淑雄氏は77歳、先の年次大会で大勢から「が・ん・ば・れ・が・ん・ば・れイシイ」の大コールに送られ今後1年間の決意を熱っぽく語っていました。石井淑雄氏は、オイスカ理事でもあります。今日は来賓として、元気な顔を見せてくれていました。