新学期が始まり試合が週末に集中し、これまでの雨天もあり、久しぶりの試合でした。高松商の3回戦準々決勝、相手は『多度津』球場はレグザムBP丸亀です。徐々にチーム力が高まる3回戦、2週間のインターバルで初回の立ち上がりを心配しましたが、選手も2週間の鬱憤を晴らすかのように5回コールド13-0。本当に久しぶりの大勝でした。
まずは先発行梅直哉投手ですが、4回投げて得点0被安打0四死球もなしで無難に多度津の強打者を抑えました。三振が獲れる豪腕ではありませんが(2奪三振)、総合力でバランスの取れた新人です。この大会二年生ですから当然と言えばそうですが、初めてのマウンド。初戦先発が佐藤晋平(2年)、2回戦が末包旬希投手先発で佐藤晋平右腕と大森伸太郎左腕。今日が行梅直哉(2年)と、長尾健司監督は試しているようです。
ここまでは何とか、投手陣も持ちこたえている。次の試合が明日行われることから、監督の慎重な選手起用と評価しよう。問題はこれからだろう。明日の試合は『英明』だ、ここが一番の壁だろう。投手の数では負けないが、真のエースはまだ育っていない。
次ぎに打撃だが、今日の試合は確かに力強い攻撃で、安打数が4回で11本だから文句のつけようがない。1番の西村賢太選手が、牽引役として頑張っている。彼が仮に四死球ででも出塁すると、得点が入っている。彼が、打撃のキーマンのように思います。今日は4番に橋本琉稀斗選手を5番6番から上げた。彼が初回の1点目を左安打で叩き出し、二回の3塁打2打点と続けた。
四死球も7と多かった。2盗も4つでしたか、この辺が高松商のお家芸で、そつない野球を飛ばないバットでより効果的な結果を出しています。今日は3塁打も橋本琉稀斗選手と村山由空選手が、2塁打も和泉と代打溝渕選手が打っていましたが、相手投手のレベルがあがる明日以降は、そんなに飛ばない。まして点数が競った場合には、多きのより単打の連打が相手投手の戦意をそぐ。浅野翔吾選手の弟が1年生で入ってきたが、兄の長打はあの筋肉の賜、多くが真似てもせんないことだ。
明日は僅差になるだろうが、高松商のせこい試合運びで再度校歌を唱いたい。明日が、今大会の天王山でしょう。夏のシード校の位置をかけて、明日は関ヶ原の戦いになりそうだ。