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2024,04,19, Friday
香川県は19日、生成人工知能(ＡＩ)向け画像処理半導体(ＧＰＵ)を活用したクラウドサービスを展開する『ハイレゾ(東京)』の県内進出が決まったと発表しています。オイスカ四国研修センターのある綾川町の旧綾川中学校跡地と、高松市林町の研究施設『ＲＩＳＴかがわ』の2カ所にＧＰＵ専用データセンターを整備する。高松は10月、綾川は来夏の開設を目指す。総事業費は200億円、香川県が一部10億円を負担する。
ＡＩ開発のためのデータセンター整備は、中四国で初めて。自然災害が少なく、気候が温暖なことが安定した運営につながると判断され、香川県からの資金面など行政の手厚いサポートも後押しになったようだ。国はＡＩ開発を後押しするため、ＫＤＤＩやさくらインターネットなどの５件の取り組みに、最大計725億円を補助すると発表しており、このうち、共同申請のハイレゾとハイレゾ香川(ＳＰＣ)には77億円を交付する。新規雇用は、計20人を見込んでいる。 突然降って沸いたようなＡＩ開発に、国も県も素早い動きをしている。素人目にもデータセンター整備には、自然災害『風水雪害』等が少なく、平地が多く、価格が安く中央とのアクセスの利便性が求められる。香川県には、豊富な水源がありません。従って『ＴＳＭＣ』などの工場誘致は難しい。電気は余力もあるようで、圏外へも売電をしている状況です。しかしデータセンターは、大量の電力を必要とすると聞く。 ハイレゾは低コストで提供するＧＰＵクラウドサービスが主力で、同分野では国内での先進企業として知られているようだ。石川県志賀町で国内最大級のＧＰＵ専用データセンターを運営するほか、佐賀県玄海町でも廃校を活用したデータセンターの整備を進めている。リスク分担で、データセンターは日本各地に分散して、事故に備えている。 池田豊人香川県知事は、県としても国と連携し、データセンターの県内誘致を進めてきた。ハイレゾ香川が設置されるのを契機として、デジタルトランスフォーメーション(ＤＸ)関連の企業活動や研究開発が、県内でさらに展開されるよう引き続き取り組むとしている。繰り返すがデータセンター整備、香川県は最適地だと思います。 |