流石明治大学校友会、難しい言葉を使いたがる。『エクスカーション』という言葉は、冒険的で楽しい旅行や遠足を指します。新しい場所を探索したり、自然に触れたりすることで、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい経験ですね。それで翌20日午前9時、名古屋駅西口に集合してバスに乗ります。来年の開催地『香川』の特派員としては、出来るだけ多くを学んで帰りたい。
私はCコース、『日帰り名古屋観光』の部に参加しました。『あつた蓬莱軒』のひつまぶしに舌鼓。名古屋城本丸御殿、熱田神宮参拝、リニア・鉄道館見学。特に140年以上の歴史があるひつまぶし発祥の店での昼食(4,600円)は、一般客では予約の入らない2時間待ちの状態。同じテーブルの5人は初めてのようで、食べ方が分からないとおかんむり。食べて美味しかったら、それが食べ方。最後がだし茶漬けですから、サラサラ入ってフーズロスも削減できそう。
熱田神宮は七五三参りも多くて、平日ですが大変混雑しています。孫の百笑も誠樹も、七五三参りかな。お誘いがないので、諦めています。先月この熱田神宮から伊勢神宮まで、大学駅伝が行われています。明治大の競走部が今一で、入賞圏内から大きく外れています。そのスタート地点を見に行きましたが、分かりませんでした。
さて本日のメイン、『リニア・鉄道館見学』へやって来ました。日本の鉄道の歴史は150年。新幹線が先の東京五輪に合わせて開通してしてからでも、やがて60年。今のリニアモーターカーの研究まで、度々の改良改善を重ねてここまでやって来ています。今の技術の基礎は、戦前の満州鉄道にあると聞きます。自動車も、零式戦闘機(零戦)を模したところが多いとも聞いています。
国鉄が全国六つの民間JRに分割されて、東海道新幹線はJR東海が引き継ぎました。東京から大阪までの最短記録を更新しながら、今まさにこの間を30分で結ぶ、リニアモーターカーが胸突き八丁のところまで来ています。静岡県知事が、県民の総意だと言ってリニアモーターカーのトンネル工事を頑として認めません。山にトンネルを掘ると、水系が変わるとか猛毒の天然ヒ素が出るとかで、ウンと言ってくれません。
私は、静岡県内に『のぞみ』の停車駅を作らざるを得ないと考えています。現在名古屋駅下は、地下600mの位置で地盤改良工事をしているとか。東京名古屋間が30分圏内になれば、当然今の経済産業構造が変わります。2大都市圏で、解決するようになれば大阪の存在は大きく変わるようにも思います。当然危機感は、大阪圏経済関係者が共有しています。
総括ですが今日の『エクスカーションC』は45名の参加で、大型バス1台、名鉄観光に任せきりで、大会実行委員会は関与せず代金は13,000円。一方『エクスカーションB』は、記念ゴルフになっています。ゴルフの詳細は、分かりません。45名の参加者の中に、50年卒同級生の斉藤伸一郎・尚子さん(北海道北見市)も一緒でした。これから温泉地へ、またバス奥には同じゼミ仲間だったという二人もいました。それぞれが年一度の同窓会を、気ままに楽しんでいました。
最後に復路ですが、新幹線の自由席から指定席への変更と、瀬戸大橋線の指定席をみどりの窓口で求めるために並びました。窓口担当が、岡山駅でのマリンライナー号接続が30分近くあるので、『特急うずしお』の利用を紹介してくれました。岡山駅から『特急うずしお(徳島行き)』と『特急南風(高知行き)』の混成車両が、高松行きのマリンライナー号より先に出ます。
瀬戸大橋を渡り四国側の多度津駅で、車両切り離しになります。4両が高知へ向かい、2両が徳島行きで高松へ停車します。ここ多度津は四国鉄道発祥の地で、四国新幹線の入線準備が、瀬戸大橋開通時の30年前から整っています。ただしここから高松駅までは、これまでと逆に走行します。入線の関係からスイッチバックのように、頭尾が逆転します。高松駅から元の走行方向へ変わり、徳島駅を目指します。
うずしおは特急料金が1千円少し必要になりますが、マリンライナー号のグリーン車料金が1千円ですから、これも考えようです。初めての体験を楽しみました。高松駅へは10分程度早く到着しましたが、岡山駅での立ち食いそば・うどんをたべる時間でも良かったかなと、いろいろ考えを巡らします。