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令和6年熊野神社春季市立祭宵祭り
僅か12世帯の自治会では、自治会長はじめ各役職も『のぞみ』のように、アッと言う間に廻ってきます。今年の私は本来無役でしたが、前役の世帯が忌引きで神社に行けないというので、次の私が神社活動に参加しています。過去にも自治会総代をやったここから、長くやって下さっている役員さんとも旧知の仲。72年間生きていると、田舎ではいろいろ顔見知りが出来ます。

神社の仕事は、大変ですが興味深いモノがあります。隔週日曜日は境内内の掃除をします。今は落葉も少ないのですが、それでも参道を中心に掃き掃除があります。今日は氏子総出で、御旅所(神輿渡御の終着地)までの掃除であります。春の市立祭は、神輿の渡御がありませんが掃除は常にしておくというのが神社の総意です。

掃除が終われば、代表者以外は帰ります。ここからが本番で、まつりの準備が始まります。提灯を出し、明日が雨模様と聞いて、雨対策の仕様になります。境内の提灯に灯がともると、きれいですね。昔は蝋燭の灯ですが、神様の見えない力を感じます。前回の一斉購入は平成26年と記されていることから10年間、この提灯も使われています。1灯が2万5千円程度しましたが10年以上使うとなると、それも適正価格です。

境内にテントを張って、『福引き抽選会』会場になります。氏子に事前に購入を促し、当日神社で前売り券と福引き券を交換し、箱の中から『富くじ』を引きます。今年の神様からの授かり物は、『ティシューペーパーやトイレットペーパー』から『お菓子・醤油まめ・お酢・ソース』等、主婦が喜ぶお下がりモノです。神社でも大勢の参拝客を期待し、景品はプラスアルファをかけています。

また本殿前では、『輪投げ』も喜ばれています。おみくじや御守り販売処も開店し、参拝客の希望に沿う準備がされています。長い目で見ると神社運営も難題を抱えています。氏子の高齢化と減少、資材の高騰、第一国民の考え方の変化が一番のネックです。私たちの世代は、何とか維持していきますが、いま参拝に来ない子ども世代が継承してくれるとも思えない。強制するモノでもなく、ひたすらわが仕事をするだけです。

明日は午後から神事が行われ、雨模様ですから早めの片付けが行われる予定です。今日の準備でも感じたのですが、年に2回、春と秋にまつりが行われていても何かと忘れていることが多い。遷宮にしても40年毎と、ある程度の頻度を継続していかないと、技術の継承等が伝わりません。ここの熊野神社は社務所が3年前に新築なりましたが、次は本殿の建て替え工事を視野に入れておかないと、短期計画では叶いません。









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| 社長日記 | 09:44 AM | comments (0) | trackback (0) |
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