公益財団法人オイスカ四国支部には、九つの推進協議会と一つの香川県青年会がぶら下がっています。組織上は枝葉ですが、実態は各推進協議会が四国支部を支えています。その一つ『高松推進協議会』の14回目の総会が15日、高松市仏生山町の『仏生山の森レストランISOYA五十八』で開催されました。
公益社団法人化して14回目の総会ですが、この会場は初めて使います。旧県農業試験場跡地で、広大な敷地の一部は『高松市みんなの病院』に、その他の一角に『仏生山の森』があり、併設レストランISOYAがあります。平井料理システムが運営しています。今年の総会会場をどこにするか悩んだ末に、ふと閃いたのがここでした。それも公益財団法人オイスカ四国支部幹事会からの帰路に。
綾川町の四国研修センターからの帰り、香川町からガソリン道を下り右折すると自宅、閃いた好機にそのまま直進し立ち寄ってみました。偶然話を聞いてくれたのが、店長・詫摩晋也さんと支配人総料理長・中條賢治さん。ここは本格的なピザ窯があり、ハンバーグが人気のようですが私はピザ党です。2階を貸し切り、ベランダまで使うとゆったり空間が出来あがります。
高いところに常設されている、スクリーンとプロジェクターがありがたい。周りがまだ明るい室内でも、プロジェクターの輝度は負けていません。スクリーンも横4mぐらいありますか、上から降りて来ます。マイクも2本あり今日の参加者は50人ぐらい、この程度の集会であれば申し分ありません。外のテラス席は風が心地良い。懇親会になれば、ここの利用がお奨め。
総会では令和6年の事業計画案の審議もありましたが、目玉は今年初めて企画する海外研修生6名を招いての『バーベーキュ交流会』ですが、これもここの隣棟の1階にあるバーベーキュ専用スペースを使ってやります。世界各地から選ばれて、国内4つの研修センターの一つ『四国研修センター』へやって来て、約1年間研修をします。「毎日朝は朝星から夜は夜星」と言われるほど長時間労働ではありませんが、毎日ほぼ同じことを繰り返しています。
これでは面白くないとして、近くの小学校や地域住民との交流会を研修プログラムに入れていますが、その他として今年新たに『バーベーキュ交流会』を取り入れました。呼ぶ方もこの機会を最大限に使い、参加者にオイスカを知ってもらう機会とし、極めつけは会員増強に繋げたいと目論んでいます。今日も今日とて初めての会場で、勿論食事も初めてです。
7月20日の『バーベーキュ交流会』を前期会員増強デーと位置づけ、声がけをして行きたい。今日の研修生発表の二人からも、日本の有機農業や文化を学びたいとの希望も聞かれました。縁あって22~30歳の多感な青春期に香川県へ来て、より多くを体験させてやりたい。そう考えていたところ、最近入会したばかりの松村雅代(高松東LC細井香氏紹介)さんから、「彼らに希望を聞いたら弾丸でも良いから東京が見たいと」。
これには驚きました、私の新規案件は『バーベーキュ交流会』程度、彼女の提案は「土曜日の夜行バスで上京し、1日観光をして夜にはまた夜行バスに乗って帰ったらそのまま仕事をする」というクレージープランでした。「日本での研修で、一番の思い出になる」と松村氏は熱く語る。さらに仏生山小学校PTA大山美穂元会長も、この会話に加わります。改めて女性パワーを感じました。
今でも研修終了前に、修学旅行として京都あたりまで行っています。これに東京プランが加わると、出来るかなと思ったりしますが、急ぎ議論してみます。非現実的な発想ですが、「自分が引率する」と言うから参りました。会員増強で新人を入れると、こんな別次元の発想が出て来ます。少なくてもこれまでの公益財団法人オイスカ四国支部にはなかった発想です。
やはり新しい人を増やさないと、組織はマンネリ化します。自分自身もマンネリ化しないように、ブラッシングしながら残りの人生を楽しく生きてみたい。大きな気づきを頂いた、高松推進協議会の総会でした。無理な参加要請に答えてくださった皆さん、感謝に堪えません。ありがとうございます。