痺れました、『大手前高松』の追い上げが凄くて、9回の『大手前高松』の攻撃が終わるまで、遊ゴロのボールがファーストミットに収まり、塁審がアウトの宣告をするまで、ハラハラドキドキの好試合でした。それも勝ったから言えることで、負けていたらまた違った文章になっていたことでしょう。
昨日の準決勝戦に負けた『高松商』と、同『大手前高松』の3位決定戦が、10月11日(日)11時から、高松市生島町のレグザムスタジアムを行われ、大手前高松2-3高松商で辛勝、高松商の3位決定で、24日からの四国大会へ駒を進めました。四国大会の組み合わせ抽選会はこれからですが、高松商は香川県以外の3県の優勝チームのどこかと、1回戦を戦うことになります。
正直なところ投手陣を含めた守備も、今年のチームは弱小チームだと思います。そのチームを3位に導いた長尾健司監督の手腕と、それに応えた選手諸君に、やはり『あっぱれ』としか言いようがない。24日から12チームの対抗戦が、今年は高知で開催されます。今日もそうでしたが、関係者限定の観客になると思います。私は残念ながら、今大会の5試合ともに、球場入りできていません。
試合は『大手前高松』の先行ではじまり、1回表大手前高松は三者凡退。高松商は、私の予想に反して背番号11の徳田叶夢投手が先発していました。前日の『英明』戦の9回に背番号1の坂中大貴投手が、英明の2・3・4番を三者凡退、被安打ゼロに抑えていました。ここから坂中大貴投手の選抜予想を私はしていました。予想は外れましたが、先発徳田叶夢投手が1回を無難に討ち取りました。
1回裏の高松商の攻撃、1番末浪佑絃二塁手が四球で出塁。2番野崎隼斗中堅手が投エラーで出塁。3番浅野翔吾右翼手が死球、ノーアウト満塁から4番安藤康城一塁手の右前安打でまずは2打点。続く5番藤井陸斗左翼手も、右前安打でランナー生還し1打点。1回の攻撃で『隅一』の3点を、大手前高松の先発・背番号18塩田佳輝投手からもぎ取りました。
大手前高松も背番号1の宮川耀瑠投手を温存して、18塩田佳輝投手でした。チームの台所事情は分かりませんが、昨日からの2試合で、このあたりの選手起用は、まさに監督采配。これまでの遊撃手・渡辺升翔選手がベンチ待機、向井万旺選手が遊撃手として先発しました。その甲斐あってかたまたまか、心配された三遊間の守備にエラーはありませんでした。
2回表大手前高松の攻撃は、4番古川選手がセンターへ2塁打。1アウト後6番山崎選手が中前安打で1点。その後は7番8番を三振・二ゴロに封じ込めて、この回1点に抑えたのが大きかった。同じように1点失点した、7回表大手前高松の攻撃。5番清家選手の左2塁打、続く6番山崎選手にも中2塁打、これで1点。更にノーアウト2塁にランナーを残しながら、この回1点に抑えた徳田叶夢投手の踏ん張りは立派でした。
そして迎えた圧巻は、3-1で8回表大手前高松の攻撃、高松商は前日に続いて2番手・18渡辺和大投手(1年)を頭から行きました。1番大手前高松の山本選手に中2塁打、2番高岡選手もバント安打でノーアウト1・3塁の大ピンチ。ここで高松商は、守備のタイム。3番馬場選手を三ゴロ、1アウト2・3塁。4番古川選手を三振、5番清家キャプテンを三ゴロに仕留めて難を逃れました。18渡辺和大投手(1年)はこの2試合で、自信を付けたと思います。
四国大会への時間は2週間ですが、まず守備の見直しでしょうか。『グラブでとるな、足でとれ』と言われますが、フットワークを鍛え直すのが急務。打球も速くて、身体を入れて取れといっても、なかなか出来るモノでない。またフライの捕り方も昔は両手で、それが今ではシングルキャッチが良いと言われています。スタイルも変わると思いますが、ゴロは身体に当てて前に落としたらアウトの可能性も高まるのでは。
とりあえず選手関係者の皆さん、香川県大会ご苦労さまです。ありがとうございます。四国大会、楽しみにしています。
大手前 010000100 2
高松商 30000000X 3