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第4回経営者のための出張まなべ塾
真鍋光広財政研究所所長/元衆議院議員の真鍋光広氏が、みどり合同税理士法人クループにおいて、1年間で7回の出張塾を開催している。そんな情報を得て、前回第3回「ビットコインにとどまらないブロックチェーン技術」に申込みをしながら、急用で欠席した。本日は1時間前に到着して、開始時間を待った。

みどり合同代表三好貴志男さん

真鍋光広さん

真鍋光広氏は、地元高松高校から東京大学、旧大蔵省と文字通りエリートコースを歩み、1990年2月 第39回衆議院議員総選挙で初当選(自由民主党公認)。しかしその前後は、落選の憂き目を数多く経験している。私は1983年の、初めての衆議院選挙から手伝いをした。当時高松高校の卒業生が多く参加していたが、高校は違うが私が、「麺業」だったことから声がかかった。

讃岐では、選挙事務所のまかないは、「うどんとすし」が圧倒的に多く、そのうどんを担当していた。もちろん有償で、代金は頂ける。そうこうしているうちに、のめり込んでしまった。もちろん選挙に興味はなかったのだが、人脈というか、顔見知りからの応援依頼は断りにくかった。頼む人も、もちろん利害関係にない。少額だが、私が利害関係者の部類だった。

一方真鍋光広氏は、「まなべ塾」をオークラホテル高松で開催していると聞いている。次回は2月22日(金)で、第177回と書かれている。どちらのまなべ塾も、今日が初参加。真鍋光広氏の話は、面白い。一時期登山をご一緒したことがあって、私は真鍋光広氏の前後を歩いていた。氏の当選後、相前後して小選挙区制になり、真鍋光広氏は民主党へ鞍替えした。

ところで今日の話は、「米中貿易戦争の行方と中小企業のリスク対策」。米中貿易戦争は、もはや貿易に限定したモノではなくて、経済、防衛、サイバー犯罪、知的財産の侵害など実に広範囲にわたる「生存戦争」になっている。その米中の争いは、米中だけに収まらず、日本をはじめ多くの国地方が影響を受けるだろうと真鍋光広氏は言う。

平たく言うと、アメリカはこれまで「よわい中国」を助けて来た。1971年対ソ戦略から、ニクソンが中国との国交回復に向けて動き出して以来、8人の大統領の政権にまたがる数10年を通して、「中国との建設的な関係」を築きその発展を助ける政策をアメリカは維持し続けた。

中国も今のように、「一帯一路」というような覇権主義は決して取らないと猫を被っていた。アメリカが中国を擁護したのは、ソ連との関係があってのこと。アメリカにもしたたかな、「アメリカ・ファースト」のためであって、正義のためではもちろんない。

文化大革命の荒廃の後、1978年鄧小平は中国経済発展のためには、「技術こそ第一の生産力」と考えた。経済力でアメリカを凌ぐ唯一の道は科学と技術を大々的に発展させることであり、それにはアメリカの持っているモノを拝借すれば良いと考えた。

中国の指導者は、「百年マラソン戦略」をアメリカとの関係が始まった頃からしっかり推し進めてきたことがようやく明白になった。中国タカ派は、「過去100年(1839年のアヘン戦争から1945年の日中戦争終結まで)に及ぶ屈辱に復讐すべく、建国から100年の2049年までに世界の経済、軍事、政治のリーダーの地位をアメリカから奪取することを目指していたが、これをアメリカは非主流派の戯言とよんでいた。

その中国がGDPで、日本は勿論アメリカも追いつき追い抜く勢いである。2008年のリーマンショックで、中国はアメリカの回復不能な凋落がついに始まったと確信した。このときから、中国共産党は「中国のふさわしい世界地位を取り戻すという長期的な目標が実現しつつある」ことを態度で明らかにしだした。

中国軍の超タカ派と結びついた習近平は、2012年11月総書記に選ばれると、「強中国夢(強い中国になるという夢)」を語り始めて、今では終身総書記になっている。米中の戦いは、これからも続く。それは対日本戦でもあると、日本は認識しなくてはいけないのだろう。


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| 社長日記 | 10:21 AM | comments (0) | trackback (0) |

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