2020,02,20, Thursday
香川県内唯一の人工スキー場「スノーパーク雲辺寺」(観音寺市大野原町)では、今シーズン暖冬の影響でゲレンデが例年の半分以下の規模しか造れず、対応に苦慮している。昨日の小欄では、島根県浜田市のスキー場が閉鎖するニュースを紹介しましたが、どこでも暖冬の悪影響を受けているようです。うどん県唯一の人工スキー場は、私も数度滑りに行きましたが、近いのは有り難いのですが、雪質はあまり良くないゲレンデです。
標高が920メートルと高いのが利点で、駐車場からロープウェーで一気に上がります。この標高差が、ゲレンデとしてのメリットですが、もともとは「雲辺寺」という寺詣でための仕掛けで、それを利用して人工スキー場が開設されています。人工というのは裏を返せば、雪が降れば自然の雪で滑るというモノですから、どちらかというと大雪が喜ばれます。 客足も伸び悩んでいる中、立春を過ぎて寒波が相次ぎ、18~19日は一晩中氷点下を記録、「今季初のベストコンディション」になったと言う。ただスキーシーズンは終盤を迎えていて、関係者の思いは複雑です。造雪機をフル稼働して雪を造っても次から次へ溶けてしまい、ゲレンデ整備に必要な雪量を確保出来ない状況が続いている。 例年なら40~50メートルあるメインゲレンデのコース幅は19日現在、10~20メートルにとどまる。毎年お目見えしているジャンプ台も充てる雪がなくて、造ることが出来ない。来場者も例年より2割ほど少なく推移しており、「暖かい日が多く、ウィンタースポーツという気分になれないのかも知れない」と担当者は言う。 それでも11日の建国記念の日には、山麓の駐車場は朝から近県ナンバーも目立った。晴天下のもと、白銀がまぶしいゲレンデでは、スキーやスノーボード、そりと思い思いのスポーツを楽しむ家族連れらの姿が多く見られた。今季の営業は3月8日(日)まで、ただし金曜定休だから気をつけて。水・土曜日はナイター営業もしている。 高台にある「スノーパーク雲辺寺」では、眼下に観音寺市内が一望できて、遙か向こうには瀬戸内海も望める。南国うどん県で、スキーが出来るというのも意外でしょう。「うどん県」などと知事が言う「面白い県」それが香川県です。関係性は全くありませんが浜田恵造香川県知事は、ここの出身です。 |