2023,07,25, Tuesday
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の中に、『IT・シェアリング推進事業者協議会』があります。不動産業の中の『賃貸仲介業務』と『売買仲介業務』は、2022年5月18日施行の宅地建物取引業法改正により、『デジタル社会』を構築するための『デジタル改革関連法整備』の一環として改正され、これまでの『紙による交付』を緩和し電子契約が導入されました。
これまで契約と言えば『押印』が常識で、あらゆる場面で認印(実印の場合もある)の朱印がべたべた。おまけに捨印まで求められます。まずは押印がいらなくなり、IT重説や売買契約がリモートで出来るようになりました。このような法改正で一気呵成に、IT化が進みました。そもそも仲介業は、物件検索等でITデジタルと親和性が高かったのです。価格の高いモノ順に並べたり、駅からの徒歩時間順に検索したり。 ここへ来て、法律というアマテラスの扉が開いたのです。これからますます、ITデジタル化が進むと考えています。それが顧客の得にもつながります。もう一つ『IT・シェアリング推進事業者協議会』は、外国人入居者(外国人という呼び名も変更したいと)の困りごと解決にも、力点を置いています。外国人入居者の保証制度まで作っています。これはこれまでにない、画期的なことです。 こんな勉強会の中心人物の一人が、地元高知ハウス㈱の和田英和社長。前日から接待に忙殺されています。そんな中、座標遊びに夢中になっている私は、「御尊父先代浅吉様の墓参りがしたい」を急に無理なお願いをしてしまいました。座標だけを教えてくれたら、自分で好きな時間に勝手に行くからと強要してしまいました。 流石ITデジタルにたけている高知ハウスの和田英和社長、難なく地図付きでスマホに情報を送ってくれました。出来るだけ遺族の手を患わせたくない、そんな思いがこれまでの自重につながっていました。墓参りは、参るモノの愚痴のはけ口でもあります。人間界では、愚痴を言ったら叱られる。あの世の浅吉様なら、愚痴も良いのではないか。私には四国内に、もう一つ墓参したいところがあります。新居浜の白石富祥さんですが、お盆前には何とかします。座標です。 今日は偶然ですがITデジタルという最先端技術と、墓参という真逆な行動が同時進行する一日でした。そのツールがいずれもITデジタル技術でした。倦まず弛まずコツコツと、置いてけぼりにならないように学習をします。 |
2023,07,24, Monday
久しぶりに、香西昇氏の里山登山の会『屋島組』に参加しました。元土地家屋調査士の香西昇氏がリーダーを務める、『里山に登ろうかい』です。月曜日に定例会で、屋島登山をトレーニングとして行っています。高校野球の応援で欠席が続いていましたが、今週は久しぶりに参加できました。前回先月26日にはじめて参加させて戴きましたが、アップダウンの山道に苦労しました。
私は自分の足で日常生活を、出来れば彼岸に渡るまで過ごしたいと願っています。そのためのゴルフや毎日の散歩は出来ませんが、室内で機械相手に歩いています。早朝の経済テレビ番組に魅せられて、一生懸命40分ほど歩いています。しかし、これに多少の負荷はかけられますが実際の山のようなアップダウンはありません。前回の登山で、それに気がつきました。 あれからおよそ1ヶ月、多少の階段上下運動を加えてみました。今日の人体実験で、その有効性を感じることができました。上下運動はこれまでと違い、あるモノで代用しています。ここも自分の中では、革新的であります。何でも形から入り、道具を揃えてから取り組むのをやめました。あるモノを使う、あるいは使って貰う。モノも人も、同じであります。 多少の余裕の中、香西師匠からテストが出ました。いつもの茶屋で休憩していたのですが、師匠が一人であるポイントまで行き、そこの座標を送ってきました。遭難者がそこにいる、それをスマホで探しに行くという設定です。昔の『FOXハンター』を思いだしました。アマチュア無線をかじっていたころ、電波の出ているポイントを自作のアンテナと受信機で探し出すのです。今で言う『ポケモンGO』でしょうかね。 初回の集合場所も座標が送られてきて、マイカーのナビが使えず一苦労しました。慣れてきたらこれほど便利なモノはない、と思えるほどです。これは仕事でも使えますね。これまでの私の常識は『住所』でした。プラスこれからは、座標がキーワードになりそうです。特段新しいモノではありません。これまでもあったのですが、使われてなかっただけのことです。昔ワンゲル部の登山で、22時のなると日本短波放送局から気象情報が送られてきていました。「北緯〇〇.〇〇東経〇〇〇.〇〇、1020ミリバール(現在はヘクトパスカル)晴れ」とか言うアナウンスがあり、1年生はそれを書き写し先輩に報告し、山の天候の予想をしていました。 山のリーダーは、例え里山でもパーティーの安全を最優先に考える人でなければ叶いません。暫く、『屋島組』香西班の世話になります。 |
2023,07,23, Sunday
『サンポート高松トライアスロン』実行委員会は22日、2023年大会のスケジュールを発表しています。今回は、9月3日(日)に市民ら約600人が参加する『エイジ大会』のみ実施。国内外のトップ選手が集う国際大会『アジアカップ』は、サンポートエリアで行われている県立アリーナ建設工事の影響で、今年は開催されない。
『エイジ大会』は、五輪基準の51.5キロで実施。一般と協賛企業・団体によるチーム対抗リレーの2部門があり、約600人が出場する。全国35都府県のほか、韓国や台湾からも参加を予定している。スイム(水泳)は1.5キロを、サンポート高松の護岸周辺で行う。バイク(自転車)40キロは、中央通りに設ける折り返しコースで、高松港の赤灯台周辺までの10キロがラン(走り)となり、コンパクトなレースが行える計画が発表されています。選手は午前7時から、順次スタートするから朝は早い。 サンポート高松トライアスロンは、2010年にボランティア主導で始まり、都市型大会として国内有数の規模を誇っている。私の印象として、高松での大型イベントは、香川県が主催する『瀬戸内国際芸術祭』。次は『高松国際ピアノコンクール』で、『高松トライアスロン大会』と続く。高松まつり花火大会が下火になっているのも、なんとなく分かる。失礼ながら花火は、高松より歴史が古く有名な大会が多い。 高松トライアスロン大会も新型コロナウィルスの影響で、20年と21年は中止となり、昨年22年一部無観客で行っており、今回は4年ぶりの通常開催となる。国際大会については、県立アリーナ完成に合わせて再び誘致するようになる。高松ほど3つの競技が、コンパクトに行える会場も他に多くはない。海から上がってすぐ自転車にまたがり、終われば走り出すのにロスは出来るだけ避けたいのが選手の心理だ。 仮に100人が宿泊し、300人が食事を3食摂り、600人が参加するとなると、経済規模としても楽しみだし、前夜祭・後夜祭のイベントが行われると一層盛り上がるだろう。事前のイベントとしては、大会1ヶ月前の8月4日に、高松市丸亀町壱番街ドーム広場でキックオフイベントを開催する。高松商書道部による『書道パフォーマンス』もあり、大会の開催機運を盛り上げることだろう。 |
2023,07,22, Saturday
古希を超えて、彼岸に渡るまでを自分で20年と決めています。師事する稲盛和夫塾長が90歳で逝去されたのをうけて、私は91歳まで生きると勝ってに決めています。この間の20年、どう生きるかを考えながら日々過ごしています。前向きで悲壮感はありません。その中でも世の中と関係が深い『仕事』を一番に考えて、松野不動産株式会社を退職し、合同会社松野不動産で仕事がしたいと考えています。
そのため合同会社松野不動産を設立し、すでに宅建免許の更新を経て、6年目に入りました。松野不動産株式会社は後継者に任せ、老兵は去るのみです。今はまだ株式会社に勤務していますが、そろそろ潮時だと考えています。そのため一人で出来る宅建業の範疇を決め、そこに終生現役でやってみたいと考え、創業の頃のような売買仲介にフォーカスしています。依頼は金額の多寡を問わなければ、数多くあります。 今日のネタは、そんな私の物件調査中でのことです。40年前のあの頃と違い、今はインターネット・WEBを介して情報がとれます。物件調査もやり方が違ってきていて、機械の操作は若者に尋ねています。いつまでも、どこまでも勉強ですね。売却依頼を受けると、住所・地番等が分かれば、法務局へ行かずともWEBで要約書や公図が手に入ります。 この日はその段階の次ぎ、上水道と下水道の敷設状況の調査で高松市庁舎の西側に建設された『危機管理センター』の建物に赴きました。1階の水道関連課で、上水道敷設管の配管図のコピーを入手します。過去にここで下水道管のことを聞いたのですが、「分からない」と言われたことがありました。よくよく調べてみると、この建物の2階に下水道整備課があるので、今日は立ち寄ってみます。 1階も2階も、接客は実に丁寧です。2階に上がり、下水道管の配管図を尋ねると、隣の課の店頭にコンピューター画面があって、それで検索してプリントが出来ると聞きました。ただしこれは白黒コピーであって、カラーコピーは担当者に依頼するというのです。やっとここで標題の再雇用者らしき『富山』さんが登場して、カラーコピーをしてくれると言うので、持参した住宅地図を渡します。 感覚的に少し遅いかなと正直感じました。それでも政府公報のTVコマーシャルにあるように、コンビニで高齢者がレジをしていて手間取っていても、後ろに並んだワルっぽい青年が「急がなくても良いんだよ」と声掛けるあのシーンが浮かびました。やがてカラーコピーを持参した富山さんに50円(白黒は10円)を渡しながら、『下水道地図』がないかとか、合流管と分流管のエリアについて矢継早やに質問します。 この時の富山さん(勿論初対面)の説明が、若者にない、実に丁寧な聞く者により沿ったものでした。まず全体図は、自分のスマホの『高松市下水道事業計画区域図』検索で見られること、次ぎに離れたところの地図まで案内されて、その全体図で、旧高松市内ではほぼ合流式(管)、それ以外では分流式(管)と図示して教えてくれました。香東川で別れている。これが琴線に触れるほど、感動でした。合流管と分流管の違いについては、紙幅の関係から省略します。 この建物の3階4階以上は、高松危機管理センターの機能が集中しており、一般の市民が来庁することはまずないでしょう。2階の下水道関連課も、一般市民は来ません。再雇用者富山さんは、私にとっては貴重な助っ人で、私のこれからの先達のように感じました。働く場所は公共機関のみならず、民間でもかくありたいモノです。 |