県は25日、新型コロナウィルス感染の有無を調べる24日の検査で、新たな感染者はいなかったと発表した。昨年12月18日以来37日ぶり、続いていた死者もゼロだった。にわかに手放しでは喜べないが、毎朝『今日は何人』といううっとうしさから一瞬解放された。万歳万歳と、拍手したくなる気分であります。
県によると、24日は感染が疑われる計308人がPCR検査や抗原検査を受け、全員が陰性でありました。21日の発表から4日連続で確認されていた死者も出なかった。これまでの県内の感染者は計588人、死者は13人。また入院または宿泊療養施設に入所していた20代~90歳以上の男女10人が、退院・退所したと発表した。
香川県は昨年3月17日、丸亀市飯山町在住の自営業の50代男性が、新型コロナウィルスに感染して、長い感染の旅を続けている。特に年明け首都圏等に『緊急事態宣言』が発出されてからは、香川県内には発出されていないモノの、緊張が走り、『昼夜を問わず外出自粛』を言われ、一部飲食店は悲鳴を上げていた。来月7日からの次のステージがどうなるか、注視した行動が求められる。
さてこんな嬉しい報道が四国新聞で見られるとなると、やはり地元紙を購読しないといけないと思う。さらに新聞は、見た瞬間の驚きをもたらす。やはりネットでは、見た瞬間のその感動が伝わらない。そうは言いながら、最近ネット友からの『名言』を紹介しよう。
感染した開業医の次の言葉が新型コロナウィルスの真実を伝えている。
「患者さんが考えている『治る』は、意味が違うということ。感染症の状態は、いわば火事が起きているということだ。そこに医療が、消防隊として駆けつける。そして鎮火すれば消防隊は、『消えましたね。良かったですねと』と言って帰ってしまう。しかし、そこにあるのは以前のままの家ではなく、焼け跡があるということだ。
患者さんの感覚では、新しい家が建て直され、家に住める状態が『治った』と勘違いしているが、医療がやってあげられることは、基本的に火を消すことだけ。そこから家を建て直せるかどうかは、患者さん自身の再建能力次第だ。直ぐに再建できる人もいれば、1年2年とかかる人もいる。その状態を、後遺症と呼んでいるということだ」
もっともわれわれの年齢なら、後遺症の心配をする前に「三途の川」を渡ってしまうかもしれない。と言うのは笑えない現実ですね。
これも仲間から寄せられたメールですが、なかなか名言ではないかと感心しきり。イライラが募っている小欄の読者へ、幾らかでも参考になれば有り難いのですが。逆に怒られることになるかもしれないという恐れも覚悟して発信しています。治ったとしても、『後遺症』は若者にも必ず残ると心配します。