公益財団法人オイスカは、新宗教団体三五(あなない)教を母体として設立された公益財団法人。以前は外務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省共管の 特例財団法人だったが、公益法人制度改革に伴い、2010年2月1日に公益財団法人に移行。国際的な農業開発協力、環境保全、人材育成などの活動を行っている。 ウィキペディア
香川県綾歌郡綾川町陶に、全国4つの研修センターの1つ、四国研修センター(小野隆センター所長)があり、今月から10ヶ月ないし12ヶ月間研修の研修生が入所して、本日入所式があり、わたしも初めて入所式に参加しました。研修センターがあるオイスカ四国支部は、全国一の会員数を誇り、研修センターと持ちつ持たれつの関係で運営されています。
私も10年程前に、誘われるまま何も知らないで坂出推進協議会入会して、石井淑雄四国支部長の意のまま、この数年は本来の高松推進協議会(泉雅文会長)に籍を置いています。その間に、「オイスカ春のつどい」とか「オイスカ四国のつどい」等に参加して、会員増強することで、研修生を一人でも多く四国センターへ呼べるという仕組みに触れました。
世界各地に22ある研修センターで、「農業」とか「家政」とか「地域開発」を学び、その中の優秀生が日本の4つの研修センターへ派遣されるようです。私も2年前の10月、ラバウルエコテック研修センター開設30周年記念セレモニーに参加して、少しはオイスカの素晴らしさを現地に見たのです。
本日は香川県知事公室長淀屋圭三郎様や、綾川町副町長谷岡学様らを来賓にお迎えし、14時から30分程度の開所式、その後は歓迎会で盛り上がりました。歓迎会の冒頭は、オイスカソング「いのち輝け」の斉唱です。三豊推進協議会稲田会長の編曲で、一層歌いやすくなりました。作詞は、中野悦子オイスカ理事長。
今年は、五カ国6名の研修生を受け入れました。日本語教育をして、帰国する頃には日本語もぺらぺらになっていることでしょう。今日の研修生代表挨拶は、モンゴルからの「ナランゲル・ナランバートル(ナバ)」でしたが、40点というところですか。12月が楽しみです。彼らは自身のため、国のため、地域のために専門職を一生懸命学びます。
昨年12月に帰国したメキシコからの「ヴィオレタ(24歳女性)」は、「テワカン工科大学の食品加工学科の学生ですが、このたび日本のNGO団体オイスカでメキシコ人として初めての奨学生となり、日本語の集中講義や有機農業(堆肥作り、野菜の収穫や選別、卵の生産など)、調理、食品加工、食育等について学んだ」と大学広報誌で紹介されています。
その影響もあってか、今年は2名のメキシコ人研修生が来ています。オリバー(28歳)とカティ(23歳)の女性2人。日本とメキシコの、友好関係にも一役かっている公益財団法人オイスカ。世界中の木と人を育てています。宗教色は、全く感じません。念のために。