本未明、雷鳴が響き渡り高松も大雨が降りました。雷は至近距離で、どこかに落ちたようです。短時間でしたが、停電もありました。私も自民党候補の出陣式に駆けつけましたが、最後に大雨に遭遇しました。そんななか、三宅しんご候補は選挙カーで出ていきました。あれでは汗と雨で、着替えも心配します。
全国でも注目区の香川選挙区は、定員1名に、元民主党植松恵美子候補が現職です。これに対して、自民党公認三宅しんご候補と共産党公認田辺健一候補、そして少し異色ですが、幸福実現党から中西利恵候補が挑みます。自民党もここで勝利し、議席を奪還することを最大の目標としています。
そのためか、自民党総裁安倍晋三氏が明日5日、香川県へ入ってきます。また全宅連の政治活動団体「全政連」の幹部も高松入りをしてきます。「佐藤のぶあき」比例代表候補の挨拶も兼ねて、大勢が三宅しんご候補の応援にやってきます。それを受けて、一般社団法人香川宅建の役員も動きます。
また今回の選挙は、はじめての「ネット選挙」でもあります。SNS使用の是非が当落を決めるとしたら、それは少し悲しいことです。若者がよく使うSNSで、若者の政治離れが改善されて、投票率が向上するといいのですが。誹謗中傷のつぶやきにならないことを祈っています。
またもう一つの心配は、「なりすまし」です。本人ならつぶやいたことはその人の責任ですが、第三者がなりすまして書き込みをすると、それが一人歩きして、日本人らしい矜持が失われるのではないかと心配します。勝ちたいとの思いはどの陣営でも同じことで、そのためなら何でもしかねない。それは駄目です。
手軽に出来るSNS、例えばフェースブックFacebookなどに候補になりすまして書き込むことは、簡単だろうと思います。私はもうSNSに書き込みをしていません。ばからしくなったこともありますが、小欄に書くことで精一杯でもあります。
小欄の良いところは読みたい人が、読みたいときにやってきます。こちらから送りつけや、強要はしません。そんな無駄なことは考えてもいません。同時に読んで下さる人には松野誠寛が責任を持った意見を書き込んでいます。それはこのページのIDとパスワードに守られているから出来るのです。
毎日書く私にも、小欄はIDとパスワードを求めてきます。確かに面倒ですが、これが私の意見を守ってくれる最低限度のバリアー(ファイアウォール・隔壁)だと思っています。今やろうとしているSNSには、これがありません。逆にこんな面倒な手続きを踏んでいたのでは、参加者数が伸びません。
選挙のみならずSNSの世界では、こういう矛盾が内在しています。だから私は、もうSNSをやめました。それでも今回の選挙は、選挙開きの9時頃から、事務所関係者がスマートフォンやiPadを使って頻繁に撮影をしていました。勿論私の見るところではありません。
さて17日間の戦いの火ぶたは、幕が開きました。幕の中ではいろいろ集会とかやってきた各陣営ですが、姑息な手段を弄して議員になっても、人間としての矜持をなくしてしまったのでは、これはいけません。
昨日は、盛和塾香川のDVD勉強会も夜にありました。2004年第12回全国大会での、稲盛和夫塾長講話の2日目のDVDを拝見しました。「リーダーが持つべき資質の中でも「公平無私」、つまり自分をゼロに出来ると言うことはたいへん大事なことです」と述べておられます。「動機善なりや、私心なかりしか」。