2019,08,23, Friday
23日東京で行われた四国新幹線計画の決起集会、四国4県の知事のうち浜田恵造香川県知事だけの参加になったようだ。高知県の尾崎正直知事は今月21日、4選に出馬せず、次期衆院選への立候補を目指す考えを表明。後継者として、総務省の浜田省司総括審議官(56)に立候補を打診していた。
その浜田省司氏は、23日総務省を辞職し、週明けに高知県内で記者会見をする予定という。11月7日告示、24日投開票の高知県知事選に立候補するのは間違いない模様。このような動きに呼応してか、先の決起集会に、尾崎正直高知県知事は出席せず、また飯泉徳島県知事も次期全国知事会長に就任する予定だが、欠席だったようだ。中村時広愛媛県知事は「維新」だから、自民党主流の決起集会に顔がないのは理解できる。 四国新幹線の自民党議員の旗振りは、高知第2選挙区の山本有二衆議院議員(現在は比例四国)。2014年12月の第47回衆議院議員総選挙でも、高知2区で9選。2016年、第3次安倍第2次内閣で農林水産大臣に就任。2017年8月3日の第3次内閣改造で大臣を退任し、自由民主党財務委員長に就任。 2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では、野党統一候補として出馬した無所属の元参議院議員広田一に破れ、重複立候補した比例四国ブロックから復活し、10選を果たしている。尾崎正直知事は、この第2選挙区から立候補するモノとみられている。となると、山本有二衆議院議員との闘いとなる模様。これがアクシデント。 一方慶事は、飯泉徳島県知事が次期全国知事会長に就任することだ。正式には、9月3日に都内で開く全国知事会議で正式に選出される。浜田恵造香川県知事が代表となり、全国30人の知事の推薦をうけての立候補。他に立候補がなかったことから、飯泉徳島県知事が選ばれることになった。 四国から全国会長が選ばれるのは初めてで、任期は2021年9月までの2年間。この間に、整備新幹線計画に入れば、四国新幹線計画も現実味を帯びてくる。高知2区の闘いも気になるところだが、尾崎正直知事の市井での評判はすこぶる良い。出来ることならば、県知事・国会議員が手を合わせて、四国新幹線計画に邁進してほしい。 |