東京・ホテルニューオータニにおいて、標題の総会が行われました。全国47都道府県からの代表が一堂に会し、懐かしい顔もあります。一番の感心は、新年度の執行部の顔ぶれです。ここでも会長以下、中枢の役員が誰になるか、注目の集まるところであります。私は勝手に、「若手とベテラン」の対決のように見ていました。しかし私には、投票権がありません。
投票の結果、神奈川宅建協会の坂本久氏が会長に選ばれました。副会長の一人に、四国枠として高知宅建の山下德隆会長が選任されました。私は現場を見たわけでもありませんが、若い坂本久氏が選ばれたのは、単に老若だけでは判断するのではありませんが、会員10万の期待がここに集結したのだろうかと思いました。
会長選挙を前にして、両候補が来県して、支持を求められたと聞いています。自ら出向くとなると、方針や指針が語られます。両人にも、だんだんやることに肚が決まります。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会でも選挙、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)も選挙になりました。ともにこれからの2年間、強いリーダーシップを期待しています。
宅建業界にも、大きな波が来ています。宅地建物取引士という士業入りして、社会から大きな期待がよせられています。宅地建物取引業法の改正で、ますます大きな責任が課せられています。そして一番の心配は、IT化の進化による「空中戦」。つまり売ります、買いますをインターネットを通じてやる市場が出来上がることです。
われわれ宅建業者が介在しない市場が出来上がることが、一番の危惧です。そのために、われわれ宅建士は研鑽を積んで、大きな責任と判断が求められるのは、むしろウェルカムと言うべきだろう。またPR戦略の一つとして、テレビCMの案が流されました。テーマソングも作られて、これまでにない打って出る姿勢が鮮明になっています。今年の総会は、大きなターニングポイントになるように思いました。
明日は「全政連」と、「全宅管理」の総会が控えています。また明日が楽しみです。