2019,08,16, Friday
公益社団法人香川県宅地建物取引業協会は、損害保険分野で、AIG損害保険㈱と「宅建総代里店」契約を結んでいます。過去に富士火災保険㈱との契約でしたが、吸収合併で今はAIG損害保険㈱となっていて、総代理店契約もたちまちは継続になっています。その契約に、暗雲が立ちこめてきました。本日の常務理事会へ、担当者から経過説明がありました。
これまでは、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会がAIG損害保険㈱と「宅建総代理契約」を結び、その傘下の不動産業者が「宅建参画代里店」という位置付けで、賃貸住宅(アパート・マンション等)の家財保険契約の窓口となっていました。このような形態が全国14あるようですが、例外なく契約解除と一方的に通告されています。 AIG損害保険㈱との契約では、60日前の一方的な通告で契約解除が出来て、その際の損害賠償は請求できないと約款で決められています。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会には、有り難い事にこの手数料が年間200万円ほど入っていました。それで突然なくなるというのは、大変なことになります。 この原因の一つに、2016年の改正保険業法施行があります。しかしその前からこの業界へは外資の参入が相次ぎ、2011年10月には、これまで1度の試験合格で良かったのが、5年に一度試験に合格するように変更がなされました。私もその昔、損害保険募集人資格を持っていました。当時は「初級」「普通」「上級」「特級」があり、資格によって報酬も違っていたのです。 それが突然、あなたの資格は失効ですと言われました。それも損保協会から通知されたのではなく、こちらから問い合わせたら「失効」というのです。頑張って取得した「特級」でしたが、今となっては何の効果もありません。その当時は、資格は永久ですと言われていました。 また2015年には、保険期間10年超契約の廃止がありました。過去には銀行で住宅ローンを30年契約すれば、火災保険(建物)も30年契約で、銀行が質権設定をしていました。その分保険料も、割安になっていました。第一「無保険」という、リスクが軽減されます。 その後も2016年の改正保険業法での変更が大きいのですが、2017年3月や2018年6月と、次々に変更となり、今日まで外資の参入が矢継ぎ早に進んでいます。「少額短期保険」という制度も誕生し、既存の損害保険会社以外の受け皿も新規参入して、雨後の竹の子のようになっています。 既存の利権もやがてはなくなるのでしょうが、たちまち今年の予算、来年の予算となると苦しいところがあります。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会は営利団体ではありませんが、職員は雇用しています。これは会員からの会費で、賄いきれるモノではありません。大変だと言いながら、冷静に対処する方法を考えています。 |
2019,08,14, Wednesday
これまで政府の就職支援策は、ことごとく失敗に終わり、ばらまき感だけが残った印象が強い。現在30代半ばから40代半ばの人たちは、他の世代に比べ国内外の厳しい経済情勢の影響で、不遇な労働状況に置かれたとみて、この世代だけを対象とした異例の対策を講じると日経新聞が報じている。
今度の支援の柱となるのは、成功報酬型の民間委託研修。専門知識やスキルを教える民間教育機関が、非正規雇用者に半年程度の訓練や職業実習をした場合、国から経費の一部として最大20万円を出す。さらに受講者が訓練などを始めてから8ヶ月以内に正規雇用の職に就き、半年間きちんと働けば追加で最大40万円を支給する。半年間で、何が分かる。せめて1年、石の上なら3年は様子見期間が必要だ。 加えて、短期資格取得コースも新設する。厚生労働省が民間の業界団体に委託し、希望者に1ヶ月程度の集中訓練をする。建設なら小型クレーンやフォークリフト。運輸なら、運行管理者や整備管理者などの資格を想定している。業界団体は、資格を取得した人に現場見学や実習の場を提供する。自立支援相談機関やひきこもり地域支援センター、ハローワークなどが連携して長い期間、職に就けていない人の社会参加も促す。 就職氷河期とは、バブル崩壊後の新規学卒採用が特に厳しかった1993~2004年頃を指す。長く続いた景気の冷え込みを「氷河」に例える。この時期に学校(高校・大学・専門学校等)を卒業した世代をいわゆる就職氷河期世代と呼んでいる。「団塊の世代」とか「団塊ジュニア世代」と同じ様な括り方である。団塊の世代は、堺屋太一さんが名付け親だった。 就職氷河期世代は昨年時点で35歳~44歳の人で、人口規模は1689万人、生産年齢人口(15~64歳)に占める割合は22.4%。00年前後には学校を卒業しても就職できなかった人が大学卒や高校卒を含めて10万人を超えた。バブル崩壊に伴う景気低迷で、多くの企業が人件費を抑えようと新規採用を減らした。今の現状は、その当時十分予想されたことであった。 企業は短期で景気動向を見る傾向が多いが、国は企業より長いスパンで景気動向施策をとるべきだ。確かに90年代後半には、日本の実害は少なかったがアジア通貨危機、不良債権処理の失敗による大手金融機関の経営破綻などが相次いだ。また00年代初頭には米国のITバブル崩壊に伴って、日本の景気も後退した。2010年ごろまで経済の停滞が続いた期間を指して「失われた20年」とも呼ばれる。 政府としては今、遅きに失したと言われながらも、何か手を打たざるを得ない。特に就職氷河期世代は、企業にとっても働きガシラ層で、ごっそり無くなると、退職期にもおおきく影響が出る。また購買層としても、住宅等、大きな買い物をするかしないかの、また社会保障にしても大切な人口層であります。うまく機能することを、大いに期待しています。 今日14日は、超大型台風10号の接近で「高松まつり」も「阿波おどり」も中止になりました。高松は13日の8,000発花火「どんどん高松」も中止です。ある意味2019年の夏の、象徴かも知れません。 |
2019,08,13, Tuesday
夏の家族会は、高松まつり「どんどん高松」花火大会の13日と決まっていますが、今日は台風10号接近のために、なんと中止になってしまいました。行政の災害防止のための早めの判断ですが、私は早すぎたのではないかと思いました。明日は、中央通りでの「総おどり」が予定されています。これも当然中止ですね。残念です。近隣の「阿波おどり」も13日中止、明日はやるようです。
さて夏の家族会、今日は「百笑ももえ」のライオンズクラブデビュー例会です。2年前のクラブチャリティー映画がきっかけとなって、「百笑」が誕生して、もう数日で一歳になります。お陰で大病することもなく、ここまではすくすくと育っています。そして時たま、仏生山町の実家へ帰ってきます。 今日の「ももえ」は、ご機嫌さんでした。両親はいるし、じじばばも三人います。両親は忖度してもっぱら、松野のじじばばに貸してくれます。ももえは嫌な顔をするのですが、それでも泣きません。良く笑うのですが、泣くことはまずありません。一歳を前に、英才教育が始まっているようですが、30分間椅子に座っていると聞きました。 そんなに早くから「教育」は要らないと思いますが、「躾」と言われれば、そんだなと思います。「三つ子の魂百まで」と、昔から私も言われたものでした。「うちの子は特別」だと、勝手に思っている私らですが、小学校が終わる頃には、普通の子になっているのでしょうね。それは先の話として、今日ここまでの感謝を込めて、ドネーションします。 今日の例会は、県民ホール6偕レストラン「シレーヌ」です。ここには、焼きそばなどのメニューがあります。夏のイベントはビールに焼きそばです。8,000発の花火大会で、飲食店もそれなりの準備をしていたでしょうし、返す返す中止は残念です。サンポート高松の花火は中止ですが、中央公園でのタレントイベントが行われています。 大勢の若者が、浴衣姿で集まっていました。いつもはコトデン利用ですが、今日ばかりはかみさんの要望でマイカーにしました。十分な時間を持って自宅を出たのですが、危なく遅刻するところでした。花火大会が中止でも、このあたりは大勢の人、クルマです。 さてこの先は、楽しみなビンゴ大会です。結果1番ビンゴ、それもワンツーと夫婦で26番が空いて、二つ同時のビンゴです。かみさんは、「松阪牛400g」がほしいと言っていました。私は先のドネーションに、松阪牛代を追加してテールツイスターに渡しました。今日は、「ももえ」のデビュー戦でした。何よりもめでたい。 |
2019,08,12, Monday
高松繁華街の、とある飲食店での話し。二人の若い女性(後に32歳と聞く)が入店します。時間は午後8時くらい、亭主は中国人女性だと分かっていたようでした。一人の女性は流ちょうな日本語を話し、自分はハイボール、友達にはジンジャエールを注文します。そして料理は、海鮮どんぶりでした。これだと、いろいろな瀬戸の幸(瀬戸内海の魚)が堪能できます。
日本語が分かる女性と少しだけ、会話をしました。彼女は度々来高しているようで、職業は看護師、中国の上海で生活しているようです。この旅行は上海空港から松山空港(愛媛)へ入り、4~5泊して岡山空港から上海へ帰るようです。高松での宿泊は、市内栗林町の民泊で2泊だと話し、今日は栗林公園を散策したそうです。移動は、JR四国の外国人専用パスを使い、安く移動しています。 昼食は、「一鶴(いっかく)の骨付き鳥」。並んで食べたが、「辛かった」と感想を述べていました。そしてここでの夕食、また明日の朝は「さぬきうどん」を食べて、その後は徳島の大歩危小歩危の渓流でリフティングを楽しむという。まるで日本人観光客のように、SNSを駆使しながら実に緻密な計画を立てています。 日本語が喋れるのは、情報を得ることも簡単なことのようで、仏生山温泉も教えれば、体験入浴するような勢いです。ここの亭主も頑固者で、気に入らない客には「帰って」というタイプです。が、この二人にはニコニコしながら接していました。電話で、予約していたのかも知れません。 二人分の勘定が3,500円程度だったので、日中友好の一助で「私が払いますよ」と言ったのですが、自分らで勘定をしてそそくさと帰っていきました。滞在1時間程度でした。外見は日本人とほとんど変わらず、化粧も上品なモノでした。不要な接点は、一切持たないといった仕草でした。 会話の途中で失礼ながら、旅費を伺いました。10数万円というので、なるほどなと感心しました。徳島の大歩危小歩危体験の後は、瀬戸内国際芸術祭2019で盛り上がっている直島へ渡り、頭で書いたように、岡山空港から帰路に就くようです。このあたりも何度か来ているようですが、それにしても、流れるようなスケジュール、お見事でした。 |