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損害保険業界も激変大変だ
公益社団法人香川県宅地建物取引業協会は、損害保険分野で、AIG損害保険㈱と「宅建総代里店」契約を結んでいます。過去に富士火災保険㈱との契約でしたが、吸収合併で今はAIG損害保険㈱となっていて、総代理店契約もたちまちは継続になっています。その契約に、暗雲が立ちこめてきました。本日の常務理事会へ、担当者から経過説明がありました。

これまでは、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会がAIG損害保険㈱と「宅建総代理契約」を結び、その傘下の不動産業者が「宅建参画代里店」という位置付けで、賃貸住宅(アパート・マンション等)の家財保険契約の窓口となっていました。このような形態が全国14あるようですが、例外なく契約解除と一方的に通告されています。

AIG損害保険㈱との契約では、60日前の一方的な通告で契約解除が出来て、その際の損害賠償は請求できないと約款で決められています。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会には、有り難い事にこの手数料が年間200万円ほど入っていました。それで突然なくなるというのは、大変なことになります。

この原因の一つに、2016年の改正保険業法施行があります。しかしその前からこの業界へは外資の参入が相次ぎ、2011年10月には、これまで1度の試験合格で良かったのが、5年に一度試験に合格するように変更がなされました。私もその昔、損害保険募集人資格を持っていました。当時は「初級」「普通」「上級」「特級」があり、資格によって報酬も違っていたのです。

それが突然、あなたの資格は失効ですと言われました。それも損保協会から通知されたのではなく、こちらから問い合わせたら「失効」というのです。頑張って取得した「特級」でしたが、今となっては何の効果もありません。その当時は、資格は永久ですと言われていました。

また2015年には、保険期間10年超契約の廃止がありました。過去には銀行で住宅ローンを30年契約すれば、火災保険(建物)も30年契約で、銀行が質権設定をしていました。その分保険料も、割安になっていました。第一「無保険」という、リスクが軽減されます。

その後も2016年の改正保険業法での変更が大きいのですが、2017年3月や2018年6月と、次々に変更となり、今日まで外資の参入が矢継ぎ早に進んでいます。「少額短期保険」という制度も誕生し、既存の損害保険会社以外の受け皿も新規参入して、雨後の竹の子のようになっています。

既存の利権もやがてはなくなるのでしょうが、たちまち今年の予算、来年の予算となると苦しいところがあります。公益社団法人香川県宅地建物取引業協会は営利団体ではありませんが、職員は雇用しています。これは会員からの会費で、賄いきれるモノではありません。大変だと言いながら、冷静に対処する方法を考えています。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4601 |
| 社長日記 | 10:11 AM | comments (0) | trackback (0) |
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