2月22日の四国新聞から拾ってみた。ネタ切れ対策として、私には貴重なニュースソースであります。記事には、県立高松南高校(高松市一宮町・吉田稔校長)環境科学科の生徒が製作した『防災かまどベンチ』が仏生山町の高松市仏生山公園に設置され、お披露目のセレモニーが行われたと報じられています。高松南高と仏生山公園の二つのワードが、センサーに反応しました。
製作したのは、環境科学科環境土木コースの2、3年生31人。課題研究の授業の一環で昨年2月に設計をはじめ、11月中旬から同公園に通って設置工事もすでにやっています。ベンチは2基あり、大きさはいずれも高さ55センチと高齢者でも利用しやすい高さに配慮されている。座席の木製座面を取り外すと、災害時に2連式のかまどとして使える。ここから『防災かまどベンチ』と呼ばれるのであります。
防災かまどベンチは、公園内の体育館近くの遊歩道沿いに設置。生徒は「基礎のために穴も掘ったけど、草の根が多くて大変だった」と語り、生徒たちが学習したことを生かし、設計から製作、施工まで手がけた。関係者から感謝の言葉をもらい、地域の一員として社会に貢献していく気持ちを新たにしていた。日頃の学習成果をこのような機会に生かされたことに、吉田校長も地域に感謝している。
香川県立高松南高等学校は、香川県高松市の南部一宮町にある公立の高等学校です。1911年に設立され、当初は香川郡立香川実業学校として始まりました。その後、香川県立香川農業学校、香川県立香川女子高等学校などの名称を経て、1969年に現在の香川県立高松南高等学校となりました。学校は普通科、環境科学科、生活デザイン科、看護科、福祉科など多様な学科を設置しており、特に看護科は専攻科も設置されています。また、部活動も盛んで、水球部や相撲部、女子ソフトボール部などが全国大会の常連となっています。
上記はAIの一つ『コーパイロット』の解説ですが、同じ『チャットGPT』とはかなり違っています。地元の年寄りに聞いた話では、明治後期に南部地域に高校(旧制中学校)と農場試験場の設置が持ち上がり、仏生山町住民(資産家の代表)が「学校は子どもの声がうるさいから」と農場試験場を選んだと聞いたことがあります。その農場からは小豆島のオリーブ生産技術の確立という大きな成果を上げましたが、今では綾川町へ移転し、その後が『市立みんなの病院』となっています。
仏生山町にある私の母校、龍雲中学校からも多くが当時の香川高校へ進学しています。自慢は同級生のS子さんが、日赤高松の看護婦長さんでした。測量実技のコースもあり、ここを卒業した測量士が土地家屋調査士としても活躍されています。10月の宅建士試験の会場にも、教室が提供されています。季節毎に苗木やジャガイモなどの販売もあり、まさに地域密着の高校です。