2025,03,31, Monday
明日からの予算が、31日の衆院本会議で成立した。一般会計歳出(支出)総額は過去最大の115兆1978億円。少数与党の石破政権は野党の要求に応じる形で、異例の2度の修正に応じることで、今日までの成立を図った。参議院で修正された予算案が、衆議院での同意を経て成立するのは現行憲法下では初めてだという。異例づくしの予算国会であったが、少数与党の石破政権だから何とか乗り切ったとも言える。
一言で言うなら、「石破茂内閣総理大臣ががんばった」と言えると私は思います。政治評論家は、少数与党の石破政権だから予算成立と交換に総辞職もありと評していたが、何と言われようが石破茂首相(自民党総裁)の勝利だ。この先日本国及び少数与党の石破政権に、国内からまた米国からの要求は何が出てくるか予想が出来ない。25%の自動車間税だけでも驚愕するが、トランプ大統領は何を言い出すか分からない。取り巻きもトランプチルドレンばかり、予算案が衆参で行ったり来たりの日本国が健全に思われる。 政府は通常国会召集日の1月24日(金)に、予算案を提出した。与党と日本維新の会が合意した高校授業料無償化や、所得税が生じる『年収103万円の壁』見直しに伴う修正が行われ、3月4日(火)に衆院を通過した。これで予算は参議院で否決したとしても30日後には成立する。ところが参院での審議開始後の7日、石破首相が高額医療費制度の自己負担上限額引き上げの全面凍結を表明。与党は27日、再修正案を参院に提出した。 ここで変更することは、憲政の常識では考えられない。石破首相は考え悩んだのだろう。しかし真に苦しむ患者の将来を考えると、石破首相の胸中は揺れた。私は朝令暮改と揶揄されようとも、政治家の前に人間であり弱いモノの見方を公言していたら、こうした方向転換もあってしかるべきだと思います。しかし周辺に相談したら『NO』しかないだろう。内閣そのものが危うくなりかねない。 予算案は31日の参議院本会議で、自民・公明・維新などの賛成多数で可決後、衆院に回付された。衆議院本会議では、与党提出の再修正案が採決され、全会一致で同意となった。一般会計の歳出総額は、政府提出案から3437億円減額した。国会で当初予算が修正されたのは1996年以来29年ぶり、減額修正は55年以来70年ぶりとなった。官僚は大変だったと思います。ご苦労様でした。何があるか分からない世の中になっています。私も心して、今日も元気にありがとうございます。 |
2025,03,30, Sunday
寒い18日から始まり、中程で真夏日を観測するくらい暖かくなり、ここへ来て30日の決勝戦はまた寒さが堪える位まで気温が下がったが雨での順延はなかった。そんなグランドコンディションとは真逆に、決勝戦は盛り上がり、東西の両横綱ががっぷり四ッに組む戦いになった。両チームとも1回に得点をして、ここまで勝ち進んできた。
今日の試合も初回表攻撃の智弁和歌山は得点がなかったが、1回裏の横浜は確実に得点をした。横浜は、「守備からリズムを作り得点する」と監督から選手全員が、口をそろえる。戦前の予想では私も、横浜有利と見ていたが僅差の試合になる思っていたが、予想以上の大差がついた。それでも9回表にも智弁和歌山は得点し、ここまで来た実力を発揮した良い試合だった。 横浜は秋の地方大会から神宮大会優勝を経て今日まで、20連勝を飾った。次の夏の甲子園大会をはや眼中に、明日から練習するという謙虚さ。夏も横浜を中心に、大会は熱くなりそうだ。あの松坂大輔、岡島秀樹両投手以来19年ぶり4度目の頂点に立った。春4度の優勝は5度の東邦(愛知)に次ぐ歴代2位タイ。夏の選手権大会を含めると歴代6位、6度目の甲子園制覇となった。 私も今大会は今日まで、スケジュールを空けて過ごした。かみさんにも馬鹿にされ、不動産取引日も3日ほどずらした。その位に、長尾健司監督や選手の声を信じて募金集めもしたし、すべてをそこにあわせた。大ほら吹きと揶揄されたが、チーム全員のベクトルを合わすことは、一番大切な次の成功への鍵だ。 来月11日には久しぶりの大学クラスの同窓会が、神田神保町で予定されている。今度いつ行けるか分からないので、喜んで駆けつけるが、終われば夜行列車『瀬戸』で帰り、翌日のチャレンジゲームに駆けつける。元はオイスカイベントの尾の瀬山オイスカ憩いの森花見に駆けつけるためJR乗車券を予約したが、このイベントは中止になった。ここではたと、春の高校野球香川県大会優勝チームと甲子園出場の高松商の夏のシード争いの戦いを思い出した。 ここで勝たないと、次の夏の大会優勝に赤信号がともる。各校ともに今は高松商を打倒目標として挑んで来る。甲子園で勝つにはまず、県大会での優勝が必要だ。まず投手の独り立ち、守備からリズムを作り得点する。高校野球はこれに尽きる。横浜と高松商では大差を感じるが、高校生は毎日成長する。シニア―は日ごとに退化するが。 |
2025,03,28, Friday
日本のプロ野球は28日、レギュラーシーズンが開幕した。言うと失礼だが、甲子園の第97回選抜高校野球大会が盛り上がり、プロ野球と言えば今や大リーグを指すように報じられている。地上波では、巨人-ヤクルト開幕戦がただ一つ放映されているだけ。何とも寂しい限りだが、そういうわが家でも野球中継は見なくなりました。偶然見た巨人開幕戦、何と0-5で7回終了。これはどうなる。
2連覇と13年ぶりの日本シリーズ制覇を目指す巨人は延長十回、開幕戦1番に起用された若林楽人選手が、サヨナラ打を放ち巨人は5点のハンディキャップを八回2点九回3点と同点にし、延長十回のサヨナラ勝ちした。私は七回くらいからこれはいかんなと思いながら、浅野翔吾選手不在の巨人軍を観ていました。まさか逆転勝ちするとは思ってもなくて、驚きました。 本来なら巨人フアンの私ですから狂喜乱舞するところですが、今年の巨人軍は、監督は阿部慎之助氏から変更はないのですが、一軍選手は外国人はもとより移籍組が多くて、生え抜きの岡本和真選手や坂本勇人選手などがかすんで見えます。勝負の世界ですから勝つことが一番に求められ、そのためには金銭補強などに奔走します。常勝巨人にあっては仕方のないことですが、野球界でも地殻変動が起きているようです。阪神は今日も強かった。 もう一方の投手陣ですが、巨人先発の戸郷翔征投手は巨人のエースとして、4回まで完全投球を見せましたが、5回に失点を重ね、最終的に4失点で降板しました。それでも、負けがつかなくて良かった。片やヤクルト6年目開幕の奥川恭伸投手は巨人相手で6回、無失点の好投を見せました。初回や2回にピンチを迎えましたが、冷静に切り抜け、リズムを取り戻して堂々とした投球を披露しました。 勝ち投手の権利をリリーフ陣に託して心配そうに応援していましたが、結果負けで可哀想でした。これも勝負の世界、明暗がはっきりしたところでした。開幕戦勝利の立役者はやはり、開幕1番打者を任された若林楽人選手。若林楽人選手は、2024年6月24日に埼玉西武ライオンズから読売ジャイアンツへ移籍しました。26歳ですから丁度良いと阿部慎之助監督が判断し、先発起用。6打数4安打2得点1三振.667という好発進です。 今日の巨人軍を観ていたら、浅野翔吾選手の入るスキがないように見える。 |
2025,03,27, Thursday
スーパーで缶チューハイを盗んだとして、兵庫県警尼崎北署は25日、窃盗容疑で元プロ野球選手の米田哲也容疑者(87)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日、尼崎市内のスーパーで缶チューハイ2本を万引きした疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。午前10時40分頃、自宅近くのスーパーで缶酎ハイ2本を盗んだ疑いだという。
米田容疑者は、阪急(現オリックス)などでプロ野球歴代2位の通算350勝を記録した元投手で、2000年に野球殿堂入り。名球会入りもしている。その驚異的なスタミナから、現役時代は「人間機関車」「ガソリンタンク」と呼ばれていた。とはいえ90歳近い高齢。認知機能の衰えも、今回の一件に少なからず影響を与えたはずだ。何とも悲しい話しだが、罪は罪と断罪されるモノだが罪だという認識があったものだろうか。 高齢になっても、夫婦で暮らす私のような人間は幸せだが、米田さんが一人暮らしかは知らないが、明らかに日常生活に補助が欲しい年齢だ。医療機関の頑張りで命が延びているが、心身共に金銭的にも健全で死を迎えたい。人はお迎えが来るまで頑張って生きる権利と義務があると思うのだが、このニュースはあまりにも悲しい事件です。 本人が現場で窃盗を認めていることから、意識ははっきりしていたとしたら、350勝投手といえどもこの年まで自由奔放に好きかってしていたら、缶チューハイを買う金にも不自由していたのか。米田氏は「ガソリンタンク」と呼ばれてボールを投げ続けたがアルコールもこよなく愛したようだ。波瀾万丈の人生終盤でも、アルコールは離せられなかったのか。 稲盛和夫塾長は旧盛和塾機関誌の中に、「成功した結果、地位に驕り、名声に酔い、財産に溺れ、精進を怠るようになれば、人間は瞬く間に堕落し、没落を遂げ、その人生を台無しにしてしまいます」と記しています。自然が人に成功という試練を与えることによって、その人を試しているかのごとく見える。 罪と罰が歴然としていれば、誰が悪いと断罪出来るし、日本の法律はそれを想定して構成されています。過去の池袋暴走事故のように、体力気力認知の衰えを自動車という道具を使い事故を起こせば『悪い』と言わざるを得ないのですが、スーパーでの生活用品購入時におきた米田容疑者の行動。球史に残るスーパーレジェンドが、数百円の万引で晩節を汚すことになろうとは悲しい話ではある。何ともむなしいモノを感じてしまいます。やがて私の行き着くところですかね。 |