2025,04,29, Tuesday
最近のニュース報道では、市中の米価が高騰し生活保護世帯者らが「生活が大変だと・・・」と声高に訴える場面がよく取り上げられています。立場上『米』も大変だが、それより『家』がより大変だろうと心配します。自宅に居住する人は、老後ヨーソロと考えて良いのですが、今現在『賃貸』つまりアパート・マンション等に居住する人は、高齢とともに新たな入居は難しくなっています。
そのため国は、これまでも『住宅セーフティネット法』などで、住宅確保要配慮者への入居がスムーズに出来るように手当をして来ています。住宅確保要配慮者とは、障害者・低額所得者・ひとり親世帯・外国人・高齢者など、一般的に満室が見込める市場では貸したくない入居者群です。一人暮らしの高齢者は、2020年の738万人から2030年には887万人に、大幅に増加することが想定されており、賃貸住宅へのニーズが高まる見込みです。 これに対して賃貸住宅を提供する大家さんは、「孤独死して事故物件になったら困る」「死亡後に部屋に残置物があると処理に困る」といった死亡時のリスクを心配し、高齢者の入居に拒否感を持つ傾向があります。令和3年に国土交通省が行ったアンケート調査では、約7割の大家さんが高齢者の入居に対して拒否感があると回答しています。 またその他の住宅確保要配慮者なども賃貸住宅へのニーズは高いのですが、やはり家賃滞納、居室内での事故に対する不安などから、大家さんは入居への拒否感を示す傾向にあります。このような背景から、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給に関する法律(住宅セーフティネット法)では、大家さんが住宅確保要配慮者への入居を拒まない賃貸住宅の登録制度として『セーフティネット登録住宅制度』を設けて、一定数の登録住宅が提供されています。 しかし国土交通省によると、登録住宅はほぼ満室の状態であるうえ、登録住宅の内家賃5万円未満の住宅は19%、床面積30㎡未満の住宅が7%とされており、現在の登録住宅のみでは、今後見込まれる住宅確保要配慮者への入居需要に対応出来ない恐れが心配されています。そこで現行の『セーフティネット登録住宅制度』に加え、新しい『居住サポート住宅制度』の創設などを内容とする改正住宅セーフティネット法が、令和6年に公布されたところであります。 ここで新たに登場する『居住支援法人』等が大家と連携し、①日常の安否確認・見守り②生活・心身の状況が不安定化したときの、福祉サービスへのつなぎを行う『居住サポート住宅』を創設することになりました。時代の要請が産んだ新制度ですが、町の不動産屋さんの力量が試される新しい時代がやって来ました。今回の法改正の施行は、令和7年10月頃の予定ですが、準備は始まっています。 私は40数年前から『私的年金が必要です』と訴えて、その一つである『家賃収入』つまり賃貸住宅の建設・所有を働きかけてきました。私自身もわずかばかりの賃貸物件を所有しており、ローン支払いが終わった今では固定資産税の支払いと定期的修繕費で、入超、つまり不動産収入で助かっています。問題は入居率です。これを稼ぐとなれば、多少リスクも心配されますが住宅確保要配慮者への入居を働きかけないと満室にならない場合も散見されます。 こうした状況を踏まえて国は、住宅行政に早めのくさびを打ち込んでいます。住宅確保要配慮者への入居を条件に、修理等の助成金の手当と家賃の支払先の多様化など法整備も始まっています。ウインウインの構造を作ることが、国の大きな賃貸住宅制度の構築と言えると思います。 |
2025,04,28, Monday
サッカーJ3のカマタマーレ讃岐は24日、池内秀樹社長(62)が退任し、後任に社外取締役の増田勝氏(54)が同日付で社長に就任したと発表している。2024年度決算が計画未達で赤字になったのを受け、社長交代により経営基盤の充実を図る考えのようだ。池内秀樹社長は、高松栗林ライオンズクラブの3月例会にも来てくれて、「がんばれ」と声援を送ったばかり。
一方増田勝氏(54)は高松商サッカー部出身で、カマタマーレには2006年のチーム発足から携わっており、08年から社外取締役。アルミサッシ販売施工会社の讃商(高松市)の社長を務めるが、今後はフルタイムでカマタマーレの社長業務にあたるという。そもそもカマタマーレ讃岐は、高松商サッカー部OBが中心となり発足したことは、サッカー音痴の私でも聞いていました。 高松商と言えば野球の印象はぬぐえないのですが、校内ではサッカー部も野球を凌ぐ勢いだ。『高商百周年記念誌』に、サッカー部は昭和6年4月に創部と書かれています。九十四年前ですから、野球部の百二十年には叶わないとしても、高松商でも双璧と言えると思います。平成7年度全国高校総体では、香川県勢初の全国ベスト4進出を果たしています。 とは言え、『サッカー王国』とは聞いたことがない香川県。失礼ながらカマタマーレは、J3に低迷している。隣県の岡山はJ1で頑張っている。瀬戸内ダービーと言いながら、対岸の岡山に大きく遅れを取っている。こうなるとスポンサー探しが大変だ。サッカー組織の運営は大変だと、京都パープルサンガー社主・稲盛和夫塾長も嘆いていた。鬼籍に入るまで、私の予想だが10億円は使っているだろう。増田勝氏は、その稲盛和夫塾長の主宰する盛和塾の塾生だ。 私も親しくしてもらっている仲だが、サッカーカマタマーレ讃岐社長を支えるだけの資力も気力もない。野球は好きだが、同じプロチームの『香川ガイナーズ』にも協力はしていない。増田勝氏(54)はこの先、大変だ苦労するだろうと陰ながら同情する。同情するなら金くれという流行語もあったが、私以上に「火中の栗を拾う」男が出たモノだ。何も言えない私です。 |
2025,04,27, Sunday
水の足らない讃岐の田畑に、効率よくため池からの水を配水するための井手(農業用水路)ざらえが、今年も平池土地改良区の呼びかけで町内一斉に行われました。昨今は下水道網も発達し、生活用水を下水道に流すことから、非農家の協力が得られにくくなっています。その農家さんも耕作面積が少なくなったり、第一高齢化が進み、水路清掃やトラック積み込みが困難になってきています。
私は仕事柄率先垂範してこの作業にあたっており、前社では男性社員はほとんど総掛かりで、町内にある管理アパート・マンション付近の水路清掃に駆けつけていました。今日は自宅付近ですが、最近は新しい住民にも声をかけ、昨日は4人本日は2人で水路からのゴミ上げと、トラックへの積み込みを終えました。開業来、40数年携わって来ています。 しかしこの風物詩にも、大きな変化が見られます。属する出作1丁目のように、私一人から作業員が増えたところはあまりなく、協力人数が減るばかり。一番は先ほど申し上げた高齢化ですが、田が宅地に変わり新しく住民になった家族の中には、「そんなの関係ない」と一向に無関心を装う人も多くなっています。井手浚いに参加しないどころか、自治会(町会)にも入ろうとしません。市税を払っているから、生活ゴミをゴミステーションに捨てるのは権利だと主張し、当番もしません。 ここ仏生山という町は江戸時代に出来た門前町で歴史は古く、自治会(町会)組織も比較的加入率が高いとされていますが、トランプ大統領みたいに「自分だけよければ良い」という世帯が増えています。私は水切りのため前日に行う水路のふたを開けての堆積した土砂や缶瓶などのゴミ出しをしますが、翌日の積み込みは数年ぶりで、やり方の変化にも右往左往しました。土地改良区(農家員)世話係も高齢化と、数不足になっています。 今日の助っ人H氏の助けも有り、トラックの積み込みも10時半頃までには完了し、航空自衛隊の『ブルーインパレス』飛来までの時間、春の高校野球大会準々決勝を見ていました。本来なら高松商がグランドで試合をしているはずでしたが、昨日明徳義塾(高知)に惨敗して、今日の試合はありません。昨日は無念が募り、素人発想を小欄に書きたくりましたが、ご容赦ください。私は野球の経験が全くない素人です。 さて11時半くらいから時間が気になって、航空自衛隊の『ブルーインパレス』6機編隊を見るために外へ出ました。残念ながら遭遇することはなく、何事もなかったように時間が過ぎていきました。空路から12㎞離れていたら、音もほとんど感じませんでした。スマートフォン(スマホ)のアプリ『フライトレーダー24』でも現認できませんでした。6番機には地元坂出市出身浅香光司(33)が搭乗すると、基地のある宮城県からも連絡がありました。 23日の四国新聞にも、大きく報じられています。私のような高齢者よりも、若い子(人)が刺激を受けて励みにしてくれたら嬉しい。今日の第14旅団(善通寺市)の基地行事や祝賀会には、いつものような招待がなかった。それだけ地元の人々に開放されたと考えたら、高齢者は控えて当然だ。幼子が次は自分だと発憤してくれたら、頑固じぃじぃは嬉しい。私も小学生の頃航空自衛隊へ憧れて少し勉強を始めたところ視力が一気に落ちて、裸眼で1.0が見えなくなって諦めた。当時は視力が命だった。私にも若い頃には、そんな夢があったんですよ。 ![]() ![]() |
2025,04,26, Saturday
令和7年4月26日(土)から標題の大会が、今年はレクザムスタジアム(高松市生島町)とレクザムBP丸亀(丸亀市)の香川県下2球場で行われ、今日のレグザム球場第一試合は明徳義塾(高知県1位)と高松商(香川県2位)戦が行われ、5-2で明徳義塾が勝ち進み、明日の第一試合の準決勝戦に駒を進めました。高松商はくじ運が良すぎて、1回戦で玉砕、昨秋の県大会決勝戦から公式戦連続5試合勝ち運に見放されています。
試合は明徳の先攻で始まり、終始明徳有利で試合が進みました。得点こそ5-2ですが、安打数は13-5と一方的な試合運びでした。投打とも明徳の優位は揺るがず、高松商の得点は4回と8回の各1点だけと、先発の左腕池崎安侍朗投手に歯が立ちません。奪三振7つと完璧に抑えられました。前回の四国大会と同じように、完膚なきまでに明徳にやられました。 池崎安侍朗投手は制球がよく、高松商初回からの9人で、初球がボールだったのは6番河田健太選手だけ。その河田選手も3球目に手を出し、二ゴロに終わっています。四死球は最終回、同じ河田選手への死球だけでした。繰り返しになりますが昨年秋の四国大会で明徳に敗れ、またここで続けて負けたことになります。勝てないなあー。 今の高松商は勝ち運から遠ざかり、打つ手がないといった状況で、私が見た収穫は9回から登板した鈴木陽斗投手で、彼が唯一の変わり種で活躍したかな。もう一つ8回高松商の攻撃で、2アウト走者3塁の場面、9番岸野乃樹選手が3-2からレフト前にヒットを放ち、2塁打(3進)の和泉翔大選手をホームに向かい入れました。 失礼ながら私は消極的に四球狙いで行くかと思いましたが、岸野乃樹選手の積極的なヒットで完封(実際は4回に捕逸で1点先に入っていますが)を免れたと思いました。2打数1安打で一矢報いてくれて、ありがとう。 私は3投手で5失点だから、まずまず及第点だと思います。しかし5安打とは、何とも貧打と言わざるを得ない。確かに相手池崎安侍朗投手は抜群の安定感がありました。攻撃は水モノだというなら、やはり勝つためには防御のレベルを上げることしかないのか。投手のレベルアップが限界なら、捕手を替えて打撃の良い和泉翔大選手を内野守備にまわす。何か大なたを振るわないと、夏の甲子園も今一歩のところでほぞをかむのではないかと心配します。パーツは揃っています、組合せを替えることも、ジグソー完成には一案かもしれません。 |