2024,08,31, Saturday
どこのじいじーも、孫は可愛い。私にも男女各1の可愛い孫がいます。諸般の事情でこの1年ぐらい、会うことが無く、折に触れて「達者かの」と思うことが度々ありました。孫に関してはかみさんと言い争うことも無く、「子はかすがい」と言いますがさらに「孫は接着剤」。アメリカナイズされ、昭和のような2世帯3世帯住宅は、田舎に行っても見かけなくなりました。孫の数も減って、2人いれば標準世帯と言われそうです。少子化が、やがて少孫化していきます。
下の子が長男で、指折り3本を出します。3歳で、年末には4歳です。抱き上げると随分重くなりました。一生懸命喋ってくれますが、全部は分かりません。相づちを合わせていても、まだ怒る年ではありません。じいじ―は、もっぱら褒め役です。「すごい出来るね」と言って手をたたきます。彼は得意になって、さらに賞賛を求めて頑張ります。 まだオシメをしていますが、一段と逞しくなりました。私から息子、そして孫へと血がつながっていきます。日常では感じること無い因縁を、こんな時にふと感じます。数は読めるようになり、姉と『かくれんぼ―』をしても30くらいは数えていました。特別の才能は求めませんが、普通に大きくなって貰いたいものです。 姉の長女は、つい最近6歳の誕生日を迎えました。『なぞなぞ集』を郵送したのですが、礼状を手渡しで持って来てくれました。本人もこれが大事だと思ってか、顔を見るなり「手紙」と言って渡してくれました。その場で開封して読んで見ると、誕生日プレゼントの礼が書かれていました。私も手紙を4枚書いて、意識してひらがなで書いたのですが、一部漢字があったようで「ママが読んでくれた」と。まずいな署名もかなでなければ、漢字アレルギーが働いてしまう。 長女はさらに重く、「だっこして」と言われてもそうたびたびは出来ない。私のトイレには、長女のみならず長男もついてくるようになった。幼稚園で覚えるのだろうか、「うんこ」がたびたび出てくる。この年頃の流行語だろう。来春ぴかぴかの1年生、ランドセルは既に買ったらしい。請求書は来た、じいじ―の役があってうれしい。食は逞しくなった。日頃の成果か、「うに・イクラ・マグロ・貝柱」等、機関銃連発のように出てくる。そうそうイカも、忘れてはいけない。 じいじ―との遊びは先のかくれんぼ―と、野外の花火。定番だが、あまり盛り上がらなかった。風呂から出たら「じいじー拭いてよ」と言わんばかりに裸で出てくる。彼の風呂上がりは、バスタオルにくるめて移動し、床に寝かせてまず天花粉を塗って急ぎおむつをさせていた。おむつは基本的に変わらないが、長じて親の方に余裕が出てきた。やはり成長している。ありがたい、感謝。 二人を見ていると喧嘩もするが、仲も良い。会話はまだ十分でないのだが、阿吽の呼吸を感じる。姉弟は良いモノだ、私にも一人妹がいるが70年近く付近で暮らしている。互いに子を育て、孫に遊んで貰っている。「人生が二度あれば」陽水が歌っているが、「父は今年64、この頃やっと余裕が出来た」。私は人生が2度あるとは思って無くて、また欲しいとも思わない。今が楽しいし、この先少しだけ役に立ちたい。さあ孫の面倒を見に行くか。 |
2024,08,30, Friday
台風10号は30日、九州から瀬戸内海付近を東に進んだ。台風の周辺や遠く離れた太平洋側を中心に大雨が続き、記録的な雨量となっている。心配されていた高知県早明浦ダムは、58%まで低下していた貯水率が30日午前8時現在で100%まで回復し、吉野川水系水利用連絡協議会は30日午前10時、香川用水などへの供給量を削減する取水制限を全面解除している。ありがたい。
早明浦ダムが満杯になったのは県民の喜びだが、それにしても台風10号はこれまでに経験したことがない軌跡を辿り、これからもしばらくは日本列島に寄り添い北上を続けることだろう。私のような素人でも、違和感を感じる。まずはなんと言っても進行速度が遅い。台風自体にエンジンがあるわけでもなく、風の流れ次第であっちへ行ったりこっちへ来たりするのだが、進路が予想から著しく外れて進んだ。コンピューターも予測できない、これまでにない『異常気象』だ。 迷走台風の感がするのだが、過去にも瀬戸内海沿いに東に進んだ台風もあったが、瀬戸内海から途中四国内を通って太平洋に抜けたケースは無かったと思う。勢力が落ち、風の影響は言われるほど強くなく、ここ香川県内も雨の被害があったのですが、風はさほど悪さをしていない印象が強い。新しい『全国台風』の誕生かと思うほど、四国にいて『新台風』は中部・関東圏に大きな影響を及ぼしている。 この1週間、九州から西日本、関東まで台風10号にもてあそばれた。観光事業や夏の催事は、大きく変更や中止を余儀なくされた。香川県まんのう町で毎年開催されている『モンバス』も、二日目は中止になったそうだ。元の同僚で毎回通う女子がいるが、今年もずぶ濡れになったことだろう。彼女らは雨だろうが汗だろうがいとわず、濡れることにむしろ快感を覚えているようにも見える。 もう一つこの台風での教訓は、交通網が寸断されたことだろう。飛行機は羽田空港と九州・四国・関西を結ぶ路線がほぼ欠航、新幹線は早くは九州新幹線からだが、東海道新幹線まで影響を受けた。それも台風の速度が遅いために、運休期間が長引いた。これまでここまでの混乱は、経験したことがない。飛行機がだめでも、新幹線があると多くの国民は頼っている。これほどまで混乱を招いたのは、台風という自然災害のためだが、10号のような台風は今後も続くと私は思います。 この対策の一つとして、今回は東海道新幹線の代役として北陸新幹線が重宝した。距離としてはあり得ない迂回ルートだが、時間にして見たら3時間が5時間程度、やはり高速鉄道網は偉大だ。こうして眺めてみると、福井から新大阪まで国策として延伸が期待される。勿論新幹線構想自体が国策だが、災害対策用としてこの間の延伸が待たれる。リニア新幹線も、現実性を帯びてくる。 地球環境が荒廃していることから自然災害が拡大していることは、まず間違いの無いことだ。かと言って、日本国だけで地球規模の何が出来るか明解は無いが、極論だが火力発電を廃止し、大量のサーバセンターが集中しはじめた関東中心で、失敗しない小型原子力発電所を分散して作る。首都圏の電気は遠くに求めず、地産地消して送配電ロスを無くし、効率よく利活用する。極論で申し訳無いのですが、自民党新総裁候補の誰かが終わった政治資金のことより、このような国づくりの本当のこと言ってくれないだろうか。私は1票入れる。 |
2024,08,29, Thursday
8月29日(木)丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスにおいて、標題の研修が行われました。私もこの手の研修は、『ハイブリッド(現場とリモートの両建)』で行われることか多くなりましたが、リモート通信だとどうしても聞く耳が散漫になり、印象に残らないと、現地で拝聴するように心がけているのですが、台風10号の影響で香川県内でも東かがわ市に『線状降水帯』警報が出る状態で、私も急遽リモート参加に切り替えました。
東京からの講師も、来ても帰れないだろうと来高を取りやめ、こちらも東京からのリモートに変わりました。こうなると、会場で聞いている人には申し訳ありませんが、当初からこうしていたら、気を病むことも無かったのです。とは言いながら、過去には二日間にわたり、高松と丸亀の2会場で開催していました。この頃に比べると、格段に手軽に開催が出来ています。 また先の2会場の開催実績の見直しから、県内の位置的中心の丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスの使用が、このところ続いています。大きい箱物に、広い駐車場がついています。恐らく使用料も、これまでの高松や丸亀のホテルに比べると安いのでしょうね。偶然に会長が、西の地区所属会員でこれまでの高松中心の考え方から幾分変化があるようです。そんな状況の中、本部研修が13時から始まりました。 研修会は3つに分かれていて、第1部は県職員の『宅建業と人権』の解説と決まっています。主に『同和問題』の啓発促進ですが、『障害のある人』や『要配慮者世帯』まで広く法律に乗っ取って人権として保護されなければならないと解説しています。一番の肝は、「この物件が同和地区内にあるかどうか」の質問には、答えなくても宅建業法第47条の『重要な事項の告知義務』に当たらないと指導しています。 第2部は『災害時における民間賃貸住宅の活用について』と、これも県職員(土木部住宅課)からの説明です。家賃が月額6万円以下が原則ですが、われわれ仲介業者への仲介手数料(私は仲介報酬と呼んでいます、手数料ならまけろと言われます)は、県から家賃の0.5ヶ月分+消費税と規定されています。この規定が出来る前は、無報酬で仲介をし契約書を作成して、避難民が生活に困らないようにアドバイスするように指導されていました。 県は災害に遭遇し、困っている人らだからダダでやれと言っていたのですが、今は先のように規定が変わりました。災害に遭遇し住宅を失った被災者に対しては、災害救助法(昭和22年法律第118号)に基づき『応急仮設住宅』が提供されます。阪神淡路大震災の後に、業界や知識人らから『民間賃貸住宅借上制度』が言われはじめ、東日本大震災復興支援や熊本地震、最近の能登半島地震でも活用されています。 第3部がいよいよ本題ですが、『不動産トラブルの解説』を(一財)不動産適正取引推進機構派遣講師からありました。『適取』は、10月20日実施の『宅建取引士』試験(全国で20万人が受験)の主管団体です。47都道府県知事から試験委託を受け、実施するモノです。講師の葉山隆氏は、メガバンクからの出向からはじまり適取に根付いたようです。 このあたりの解説はこれまで、『不動産鑑定士』がやる機会が多かったのですが、昨年に続き葉山氏に白羽の矢が当たったようであります。われわれとしても法律は全国津々浦々一緒で、田舎だからこの程度で許されるというのはありません。先端情報を顧客に伝え、理解を得ることが求められています。具体的には、上部団体の作る契約書や重要事項説明書を利用することが安全策です。 最近の改正に見られる国の考え方は、増え続ける『所有者不明土地』に対するものが多い。『相続登記の義務化』とか『相続土地国庫帰属制度』『相続人申告登記』制度の新設など、矢継ばやに手を打っていますが、現状には追いついていません。変更が早すぎて、われわれもついて行くのがやっとです。宅地又は建物の売買等に関して受け取れる報酬の額も、物件価格が800万円以下でも、売主・買主の各々から30万円(消費税別)を上限として報酬を受け取ることが出来ようになりました(令和6年7月1日施行)。従前は、400万円未満の場合に、売主からのみ18万円(消費税別)が上限でした。こうなったのも確か、二年前の改正からです。 国は、『所有者不明土地』対策に躍起になっています。その為には宅建業者を動かすことが、一番の対策だと考えています。私が隠居せずにこうして頑張るのも、報酬に釣られてごきぶりホイホイの群集心理からですかね。 |
2024,08,28, Wednesday
オイスカ四国支部高松推進協議会の幹事会が22日、会員の奈良茂子さんの『La‘なら別館絆』で開催され、標題の大きなオイスカイベントに対する高松推協の具体的取り組みが話し合われました。オイスカは1961(昭和36)年、『すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界』を目指して設立されました。以来、アジア・太平洋地域を中心に、時代の要請に応じた施策と実践で奉仕しています。
いや違います、奉仕はわれわれが考える言葉で、オイスカ職員などは『奉仕』とは考えておらず、自分たちが出来ることの最善を尽くすとしか考えていません。私たちが歴史上で学ぶ『草』です。戦国時代異国の地に潜入し、土着民として10年20年と、長い場合には次世代まで継続して使命を果たす。今の世では、考えられないのがオイスカ職員の考えと実践力です。それに対してわれわれ支援者は、涼しいところからかけ声と少しばかりの行動を起こしているにすぎません。 さて今年の『オイスカ四国のつどい』は、10月24日(木)17時からホテルパールガーデン(高松市福岡町2-2-1)で、中野悦子オイスカ理事長をお迎えして記念講演と懇親会を行います。前後で式典と表彰が、また研修生の民族舞踊も予定されています。チケット販売がはじまっていて、値上がりして6,000円を会員さんへはもちろんのこと、非会員さんへも販売しています。オイスカを知って貰う良い機会だと捉えています。 ところでその研修生ですが、2月から各国6名の海外研修生を招聘し、研修を続けていたのですが、ミヤンマーからの研修生26歳男性が、7月に四国研修センターから失踪したと聞きました。私が驚くのはその結果の反応です。研修センターとしては高松西署やら関係各方面へ届けをし、ある意味帰ってくるのをひたすら研修期間終了まで待ち続けるだけということです。 私は初めて聞くことで、非常に驚きましたが、研修生の中に動揺はないようです。派遣先の事情もそれぞれ違い、ミヤンマーは国内も内戦状態で帰国しても自分の立ち位置がないと彼は判断したのでしょう。同じ釜のメシを食っていても、真にプライベートなことは互いに喋らないのが常識のようです。研修生の渡航費用等は全額オイスカ負担ですから、失踪しても借金等が残ることはありません。 パスポートを持ち、身の回りの荷物を持てば、今の時代スマートフォン(スマホ)で情報を得て、どこか国内の安全なところで身を潜めているのだと思います。同じ国、出身地の者らと元気に暮らしていてくれればありがたい。研修が無事終わっても帰るところが無い研修生に対して、われわれはどう声がけしたら良いのだろうか。 |