2024,10,31, Thursday
テレビネタですが、米国では押し迫る大統領選でもしトランプ大統領の再選がなればEV車市場の勢いは落ち、ハイブリッド車が世界水準になるとの見方が広がっている。欧州連合はEV車一本の方針を決めているし、中国も比較的安いEV車を生産しているが、それが米国へ入れば多額の関税をかけるとドナルド・ジョン・トランプは言う。気候変動も気になるところだが、米国民はやはり安価なクルマを選ぶだろう。
ガソリンとEVの両手張りのトヨタ自動車は大丈夫だろうが、日産はEV車へ思い切り舵を切っている。将来はEVだろうが、その長さは5年か10年か、はたまた50年先か。こんな心配をしていても仕方がないのですが、昨日のテレビ東京の番組で米国の日本商社がEV車廃棄バッテリーと太陽光発電を組み合わせた実験センターを作ってデーター集積をしている模様が報じられていた。 詳細は定かではないが、EV車廃棄バッテリーの再利用という発想に驚いた。バッテリーの廃棄は難しいと聞いている。いつまで使えるかは別としたら、たちまちEV車廃棄バッテリーの再利用はナイスです。一方太陽光発電も、蓄電して夜に売電するか自家消費するか、その機能を文字通り24時間発揮できるのが理想だ。報道では、太陽光発電施設の脇に大型プレハブ倉庫のような箱モノを作り、その中の段に何層もの仕切りを置き、EV車廃棄バッテリーを並べて結線している。勿論EV車廃棄バッテリーも縦横の大きさが何種類かあるが、さほど問題とは見えなかった。 これだとどれかが完全にへたってしまっても、それだけを入れ替えれば、同じように稼働を止めることはない。これとて何年耐えられるか今はデーター収集中の段階ですが、コストが安くて取り組みやすい。最近になって広大地の土地利用に『太陽光発電施設』が再登場している。何だか電話問い合わせも、この用途が増えてきた。加えてこのように、EV車廃棄バッテリーの再利用という方法を加えると、もう一段コスパーがよくなる。 最終的にバッテリーや発電用のパネルの処理をどうするかの課題は、まだまだこれからの問題ですが、一時的でもEV車廃棄バッテリーの再利用が出来るなら、山間部の廃校を活用したデーターセンター構想等に、太陽光発電施設とEV車廃棄バッテリーの再利用という組み合わせでこれまで以上の発想が出来るかもしれない。EVバッテリーは高価なモノで、確かに車載用はへたると交換になるだろう。固定利用は、とことん使いつぶせるように素人は考えるのですが。日本人特有の創意工夫が、ビジネスチャンスを産み、社会貢献になるまいか。 |
2024,10,30, Wednesday
27日の第50回衆議院選挙の結果を受けて、香川1区の小川淳也(立憲幹事長)さんと、香川2区の玉木雄一郎(国民代表)さんの二人が、脚光を浴びている。県人の私としては、これまでの比較第2党の幹事長としての発言、また少数野党党首の挙動と比較しても、堂々としたまさに「ポストではない選挙公約の達成」に邁進するぶれない姿勢が誇らしいのであります。
ともに地元の超進学校高松高から東大へ進学したと記憶していますが、頭脳明晰であり、若々しく行動力にあふれています。10年ほど前のこと、玉木雄一郎氏が突然甲子園高松商応援アルプスに顔を出したこともありました。二人とも官僚出身です。その割には二人とも謙虚で、好感が持てると地元でも人気が高いのであります。もともと保守国の香川ですが、そうとばかり言えず、旧社会党成田知巳委員長の出身地でもあります。特に成田氏は社会党左派の立ち位置で、香川県前川知事(革新)の誕生の先頭に立っていました。 成田氏と比べても先の二人は、野党ながら保守的考えを持っています。特に玉木雄一郎氏は、小選挙区制度で自民党から立候補出来ず、その他から立候補して現在に至っております。従って2区の自民党員も多くが『玉木党』支持に回っています。つまり何党でも良いのです、玉木雄一郎を応援するそれも熱狂的に応援する経営者を私は多く見ています。 『部分連合』という新しい流行語も飛び交い、今まさに時の人であります。2区では将来玉木雄一郎総理大臣誕生も取りざたされるほどで、超人気の45歳、油がのってきています。うがった見方をしますが、香川県には3区に大平正芳元総理が君臨していました。自民党宏池会の首領で、比較的短命でしたが総理大臣もやりました。二人を比べてみて、時代が違うことから同一に論じることは勿論ありませんが、全くと言って良いほど二人は違います。 この先どうなるか全く分かりませんが、存在感はこれまでの言動からも確かなモノになっています。郷土の期待の星ですが、彼は真鍋光広元衆議院議員の奥様『真鍋克子(よしこ)』さんの回忌にも必ず顔を出す律儀者です。議員465人の中でも、心技体のバランスが一番良いのではないですか。期待大ですが、残念ながら私は第1選挙区民です。 |
2024,10,29, Tuesday
私が祖業の製麺業から現在の不動産仲介業に転身した27歳のときの、一番はじめのお客様が臼井忠義さん夫妻です。その臼井忠義さんが27日、私が高知市の日本トーター野球場で高松商の応援に駆けつけていた日の前日(26日)に89歳で他界されたと、ご子息から一報が入りました。農地の売却からアパートの建設まで、私の業界知識の成長とともにお付き合いくださったお客様でした。
創業の頃は今以上に経営資金が枯渇しており、アパート・マンションのオーナー様に株主をお願いしていました。当時は敷金も竣工時に100~300万円入り、返却はバラバラ。そんな関係から臼井忠義さんとは、自社旅行から所属宅建協会支部旅行まで、極めつけは娘婿さんが沖縄で仕事をしているというので、つり旅行まで一緒させて頂きました。当時大活躍の葉佐昭紀さんの誘いで、集団北海道スキー旅行もありました。ともに若くて、よく呑みよく食べていました。 人はいずれ遅かれ早かれ、あの世へ旅立ちます。「われや先、人や先、今日とも明日ともしれず」。奥様の弘子さんは、もう20年にもなりますか一足先に天国へ召されています。まさに夫唱婦随、阿吽の呼吸のお二人でした。再会はまだでしょうが、もうまもなく奥様の所へ駆けつけることでしょう。人は死んでから7×7日、つまり49日はこの世にさまよっていると聞きます。私がこうして日記を書いているのを、上から見ていることでしょう。悪口は書けません。 1ヶ月前の散歩中に、近くの流地蔵付近で倒れていたところを誰かの通報で救急搬送されて日赤高松へ収容され、退院して近くの病院に入院をされていたとの情報を、25日中野悦子オイスカ理事長に随行してタダノを訪問し、そこの社員である長男・臼井仁さんに多田野宏一会長のことを尋ねた際に「御尊父は達者ですか」と安否を確認したところでした。こういう偶然を「虫が知らせる」と言うのでしょうか。しばらくして、見舞いにはせ参じるところでした。 人の死んだ話しは書くなとかみさんに言われているのですが、私もやがて参ります。臼井忠義さんのことを書いてなくては、向こうで書く日記の整合性がとれなくなります。そんな冗談を長々と書きながら、あの頃を思い出しています。家族葬だと聞きましたが、告別式は参列します。ご冥福をお祈り申し上げます。 |
2024,10,28, Monday
第50回衆院選は27日に投開票が行われ、自民党公明党の与党は告示前の計288議席から大幅に議席を減らし、自民派閥裏金事件の非公認前職を含めても定数465の過半数(233)を割り込む見込みだ。石破茂首相(自民党総裁)は、政権を維持できるかどうか。すっかりなりを潜めていたあの「しかめっ面」の石破茂首相の顔が、またテレビ画面に登場し始めている。豹変石破の面目躍如。
公明党新代表の石井啓一(埼玉14区)氏が落選したのも、自民党裏金議員の相次ぐ落選とともに、今回選挙の象徴になった。安倍派の票田であった旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党との蜜月関係も、国民の記憶の中にはまだ残っている。公明党も政教分離と言うが、選挙では学会員さんを動員して集票に走る。勿論違法ではないが、国民の一部には「ずるい」と写っているのかもしれない。 傲る自民党、さらに言うと権力を誇示していた安倍派や二階派、はたまた麻生派など政権の中枢に君臨していた議員の凋落ぶりは、もはや55年体制で自民党が誕生し、2009年選挙で与党が大敗し民主党鳩山由紀夫内閣が誕生した頃と、そっくりではないが、酷似している。裏金事件の非公認前職も、合法だが「ずるい」という国民感情の生け贄になった。非公認候補者への選挙期間中に2千万円の振込は、「ルールを守る石破茂首相(自民党総裁)」としてもおかしい。 流石に野田佳彦元首相(立民代表)は、あの頃の民主党と違って落ち着いている。選挙期間中も一貫して「与党の過半数割れ」「政権交代」を訴えていたが、その主張の中に「おらが総理大臣」というぎらぎらしたモノは感じなかった。隣の小川淳也幹事長も、野田佳彦党首の方針を見事に具現化していた。まだ若いから、枝野幸男元幹事長のように「エダル」かと思って私は見ていました。それが、香川第1選挙区の結果にも表れている。自民公認平井卓也候補を、3万票の大差で破った。 いずれにしても今後の政権運営は大変だと思うのですが、落ち着くところに落ち着くだろうと思い、そんなに心配はしていません。狭い視野ですが、比例代表で平井卓也衆議院議員と衆議院議員瀬戸隆一の当選に、一息つきます。世界中の国々の政権が揺らいでいます。これからの米国大統領選挙、「もしトラ」が言われて久しいのですが、トランプ政権が復活したら一層世界中の混乱が激しくなります。しかしそれもまた、歴史が求めているのかもしれません。 駄弁の最後に、一番厳しい結果を突きつけられたのは、ほかならぬ私たち有権者です。投票に行かない人が、有権者の半数近くいる。自分一人くらいでは結果は変わらないと考えているのか、いずれにしても投票に行かない人を私は社会人として認めたくない。小欄でも偉そうに書いていますが、投票は権利ですが私は義務でもあると考えています。 この民主主義の制度は、一番はっきり選挙に出来ています。多数に選ばれた指導者が、憲法などの諸法令や国際条約に基づき政治をします。多くの国民は、今回の選挙結果のように、政権の座に長く安住している与党にストップをかけます。これが民主主義の基本です。選挙の投票は、庶民の民意を反映します。中国や北朝鮮のように、一人独裁で言い分けないじゃないですか。 |