第103回全国高校野球選手権大会香川県予選が、7月10日(日)からレグザムスタジアムなどで、38校が参加して行われる。その組み合わせ抽選会がおこなわれ、対戦相手が決まった。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、昨年は中止で2年ぶりに開催される。英明・藤井・高松商・丸亀城西がシードされているが、一校の出場枠をめぐり、熱い夏の戦いが始まる。
第一シード校『英明』が入るAゾーンは、まず英明が勝ち進むのは間違いない。これに対して第二シード校『高松商』のDゾーンは、一番の激戦区だろう。12日の藤井VS尽誠学園や14日の寒川VS大手前高松の戦いは、よく言われるように1回戦では惜しい対戦。母校高松商も、坂出に勝てば、藤井と尽誠学園の勝者と当たる。これも2回戦には勿体ない戦いになろう。
第三シード校の『丸亀城西』が入るBゾーンは、どこが勝ち進んでもあり得るゾーン。第四シード校の『丸亀城西』は、そのまま準々決勝まで駒を進めそうだ。このように見てくると、やはり母校高松商が入るDゾーンが面白そうだ。高松商も、先の県高野連の招待試合、対県立岐阜商に惜敗した後、修正調整に全力をあげてきた。浅野翔吾選手がプロ注目と言われても、打撃は水モノ、相手投手次第のところがある。
そうなると高松商は、渡辺和大投手の左腕に夢を託すのだが、先の招待試合では通じなかった。どのくらいの修正が出来ているのか、期待が膨らむ。いつもぎりぎり滑り込み調整で入って、試合ごとに選手が成長するという高商スタイルは変わっていないように思う。それだけに17日の第2回戦、藤井VS尽誠学園と次の寒川VS大手前の勝者との対戦、Dゾーンは、ゾーン内での戦いが浮沈を分ける。
7月4日(月)には校内激励会が、予定されている。新型コロナウィルス感染症の心配もあり、試合球の贈呈で終わることにしているが、一番は選手らの健康管理、コロナも心配されるが今年の夏の暑さは異常だ。常識に囚われない健康管理、水分補給や休養も必要になろう。とにかく無事に、県予選を終えてもらいたい。関係各位のご努力に、深く敬意を表します。ありがとうございます。